Oculusデバイス利用自はFacebookアカウントが必要に【VR】
Oculusの公式Twitterから、2020年10月よりOculusのデバイスにログインする際はFacebookアカウントが必要になると発表され、国内・海外問わず物議を醸している状態です。
Today, we’re announcing some important updates to how people log into Oculus devices, while still keeping their VR profile. Starting in October 2020, everyone using an Oculus device for the first time will need to log in with a Facebook account. // https://t.co/SMeDOXgehN
— Oculus (@oculus) August 18, 2020
というわけでこんにちは、なでしこ大和です⚔
本日(2020年8月19日)の日本時間02:07に、Oculusの公式Twitterより、
"2020年10月以降、Oculusデバイスを初めて使用する場合はFacebookアカウントでログインする必要があります"
と発表されました。
Facebookと言えば実名制のSNSですよね。
なので、これによって
「実名とVRアカウントを結び付けられるのは嫌だ」
とか、
「これを機にVIVE製品に乗り替えよかな」
とか、
様々な声がネット上で見られました。
特に日本だと、ネット活動は匿名orハンドルネームの文化が強く浸透していると思うので、Oculus日本ユーザーからしたら大きな衝撃だったかもしれません。
しかし、驚いたことに海外ユーザーからも快く思わない声がたくさん見受けられました。
なので、今回はこのことについていろいろ調べてみました👼
1. つまりどういうこと？
今回のOculusの変更点については、Oculus公式サイトに詳しく載っていました。
要点をまとめると、
2020年10月以降
・Oculusデバイスを初めて使用する場合、Facebookアカウントでログインしなければならない
↓
・すでにOculusのアカウントを持っている既存のユーザーは、FacebookでログインしてOculusとFacebookのアカウントを統合できる
↓
・既存ユーザーがアカウントを統合しない場合、2年間Oculusアカウントを使用できる
2023年1月以降
・Oculusアカウントのサポートが終了する
その時にアカウントを統合しないことを選択した場合でも、デバイスは引き続き利用できるが、すべての機能を使用するにはFacebookアカウントが必要
・すでにOculusアカウントを持っていても今後の新デバイスではFacebookアカウントが必要
ということが書かれていました。
まとめると
2020年10月以降
・新規ユーザーはFacebookアカウント必須
・既存のユーザーはOculusとFacebookのアカウントを統合できるようになる
・猶予は2年間
2023年1月以降
・Oculusアカウントのサポートが終了
・すべての機能を使用するにはFacebookアカウントが必要
・今後の新デバイスではFacebookアカウントが必要
つまり2023年1月までに新型VRゴーグルが出たら即Facebookアカウント必要ということになります。
2. 実名制になるのか
一番気になるのが実名制になるのかどうかだと思います。
このあたりもOculus公式サイトに書かれていたので抜粋します。
VRエクスペリエンス用に、Facebookのプロフィールとは別のプロフィールを持つことはできますか。
はい。Oculusアカウントにユニークユーザーネームをすでにお持ちの場合は、VRでそのユーザーネームを引き続き使用できます。VRユーザーネームをお持ちでない場合は、VRのプロフィールを設定する際に作成できます。
Facebookの友達とは別にVRで友達を作ることはできますか。
はい。Facebookの友達とは別にVRでも友達を作ることができます。
これを見る限りでは、実名とVRアカウントは別々に扱うことができそうです。
3. なぜ変更したのか
Oculusが変更した理由も公式サイトに載っていたので抜粋します。
ユーザー側のメリットとしては、
Facebookアカウントを使用すると、Oculusデバイスへのログイン方法が1つになり、VRでより簡単に友達を見つけてつながり、プレイできるようになります。
Facebookタイムラインへのゲームプレイのライブストリーミング、パーティーでの通話、イベントへの参加、Facebook Horizonのような新しいエクスペリエンスの検索など、Facebookのソーシャルエクスペリエンスが利用可能になります。
Facebookにプライバシーと安全のための新しいツールが追加されると、VRにも追加できるようになります。
これらの３つのメリットが。
Facebook側には
・Facebook製品全体でのエクスペリエンスの提供と改善。
・サービスの安全と一貫性の促進。
・Facebook製品全体での広告などのパーソナライズされたコンテンツの表示。この広告には、好みに合いそうなおすすめのOculusイベント、Facebookのアプリやテクノロジーに関する広告、開発者によるVRアプリの広告が含まれる可能性があります。
などの目的があるとのことです。
3. Facebookの利用状況(国内・海外)
最後に、Facebookの国内&海外の利用状況を調べてみました。
・国内アクティブユーザー
2020年6月時点の国内SNSの月間アクティブユーザー数は
・1位 LINE 8400万人
・2位 Twitter 4500万人
・3位 note 4400万人
・4位 Instagram 3300万人
・5位 Facebook 2600万人
引用：【2020年6月更新】人気ソーシャルメディアの国内＆世界のユーザー数まとめ
とのことでした。
一方で、年代別で見ると10代が一番少なく、30代・40代以上が半分以上とのことでした。
(2018年7月時)
引用：2018年「公表データ」で見る主要SNSの利用者数と、年代別推移まとめより
前年度から比べて10代・20代の利用率は低下しており、30代の利用率も低下するだろうと言われていました。
・海外ユーザー
日本ではあまりパッとしない印象でしたが、海外だとFacebookはトップレベルの人気を誇っていました。
利用者も右肩上がりで上昇中のようです。
引用：2018年「公表データ」で見る主要SNSの利用者数と、年代別推移まとめより
日本と海外でFacebookの利用状況は大きく異なるようでした。
しかしながら、OculusデバイスでFacebookアカウントが必要になることに対して否定的な意見が国内・海外問わず多く見受けられたのは意外でした。
(あくまでぼくのイメージですが👼)
～Oculus関連記事～
最後まで読んでいただきありがとうございました！