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【VIVE XR Eliteレビュー】歴代最高傑作な次世代VRゴーグルがすごい!!

こんにちは、なでしこ大和です⚔
今回はHTCの新型VRゴーグル『VIVE XR Elite』をぼくの独断と偏見でレビューしようと思います。

とは言っても動画のほうで大体語ってしまったので、noteでは箇条書きで簡単に書き記しつつ、動画では伝えきれなかった補足的なことも書いてみます。

●デバイスの進化がすごい

HTCは2016年の初代HTC VIVEに始まり、たくさんのVRゴーグルを販売してきました。
今回のVIVE XR EliteはPCVR型、スタンドアローン型、そしてVRグラス型の特徴を備えています。
まさに集大成。

それでいて本体はかなり小型軽量化されており、動画内でも紹介しましたが、初代VIVEとのサイズ比較が感動的でした。
VRは7年でここまで進化したんやなって。

XR Elite 小さすぎだろ!




●つけ心地よかった


見ての通り後頭部にバッテリーがあるため、前後の重量バランスがよく、重さを感じにくいデザインをしています。
加えて頭頂部にヘッドバンドが(いつの間にか)追加されていたので、顔面圧迫感はさらに低減されるでしょう。
実際とても軽く感じました。

(とは言え不快感が出るほど長時間被り続けたわけではないので、何とも言えないところがありますが)
少なくともQuest 2よりは良いはず。


●画質について

画質については実はなんとも言えない部分が大きいです。
と言うのも会場がかなり混線していたようで、急な首振りに映像が追い付かなかったり、ブロックノイズのような映像劣化を感じたためです。

おそらく個人が自宅で使う分にはもっと画質は上がっているはず。
おそらくVirtual DesktopのGodlike画質に対応するので無線PCVR時でも画質は問題ないはず。(勝手な予想)

ちなみにVIVE XR EliteはWI-Fi 6の無線通信に加えてWi-Fi 6Eにも対応しています。
6と6Eで何が違うねんってところですが、説明によるとどうやら気にしなくていいっぽいです。
というのも6と6Eで通信スピードは変わらないので、個人が自宅で使う分には全く関係がないと言えます。
6Eは同時多数接続とか混線に強い的な話だったので、イベント会場とかで活躍しそうです。
(イベント会場の混線具合はシャレにならないので助かる)


●Mixed Realityに期待大

VIVE XR Eliteのカラーパススルーでは距離感がバグることもなく文字が読めました。紙の文字もスマホの文字も。

Quest 2は白黒映像
PICO 4は距離感0
Quest Proは文字も画面も読めない

だったので、VIVE XR Eliteが現状一番ハイクオリティなパススルーと言える気がします。

またVIVE XR Eliteにはバーチャルデスクという機能があるらしい。
今回体験することはできませんでしたが、どんな機能なのかは下の画像を見れば一発でイメージできるでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=GJ9jTTnUM90&t=1239s


どうやらPC画面を拡張する機能のようで、手元のキーボードやマウス、PCモニター、スマホなどを見つつバーチャル上でマルチモニターが実現。
文字が読めるVIVE XR Eliteならではの機能と言えるでしょう。

動画編集なんて無限にモニター欲しくなるので、個人的にはバーチャルデスクに大きな期待を寄せています。頼んだぞオニャンコポン。


●気になる点

①値段が高い
179,000円(税込)はやはり高い。
とはいえハイエンドVR機の中では安い部類と言えます。
こちらをどうぞ↓

VIVE XR EliteはQuest ProよりもVIVE Pro 2よりも安く、VIVE Focus 3と同じ値段だと分かります。
VALVE INDEX(VRキット)に約1万円を足せばVIVE XR Eliteが買えちゃうわけです。

VR入門の方にはやはりPICO 4やQuest 2、PSVR2そしてまだ見ぬQuest 3がオススメになるかとは思いますが、
ハイエンドVR機が欲しい人や買い替えたい人にとってはVIVE XR Eliteはかなりオススメな感じがあります。



②ベースステーション非対応

VIVE XR EliteはQuest 2らと同じくインサイドアウト・トラッキングのためベースステーションを使ったトラッキングができない点は少し残念ではあります。
トラッキング範囲と精度がすばらしいので、VIVE製品らしくLighthouse対応してほしかった感がある… その一方でおそらく値段が跳ね上がることを考えるとこのままでよかった感も…
VRって難しい。


ディスプレイポート非対応

(PCVRゴーグルの画質が良いのは、ほとんどデータ圧縮されない = 画質劣化が起きないディスプレイポートに接続するからでございまして)
VIVE XR Eliteはディスプレイポート接続できないので、純粋なPCVRゴーグル並のグラフィックは期待できないと思われます。

とはいえさっき書いたようにVirtual DesktopのGodlike画質に対応すればかなり素晴らしい画質の無線PCVRできるので、個人的にはあんまり悲観していません。
(というかVirtual Desktopってなんであんなに画質良いんですかね? 謎技術すぎて謎)


と言う感じで、VIVE XR Eliteは全体的に好印象で歴代HTCゴーグルの集大成で傑作機という感想でした。
興味がある人はぜひ実際に購入して触ってみるのじゃ。


あ、あとメガネモードは寝ながら映画見る用に最適って感じでした!


最後まで読んでいただきありがとうございました!