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苺のクリームブリュレでパフェる


クリームブリュレは、2年前くらいにはじめてお店で食べてから「なにこの美味いの……」と思いを馳せていたおやつだ。

というか実は自分で頼んだんじゃなくて、よく食べる人が頼んだのものを一口もらって、なにこの美味いのってなった。写真はその時に撮ったやつ。金柑の甘露煮も美味しかった(どんだけもらってんだ)。

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表面のカチカチのキャラメルを崩してお目見えするとろとろのクリームとの出会い。甘々の組み合わせなのに、キャラメルのほろ苦さがまたいい仕事をして。とにかく機会を見計らって作りたいと思ってたおやつなのだ。そして今、時は満ちた。



クリームブリュレでパフェる

ことの発端はTwitterで見かけた、みんな知ってるこのお店だ。

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顔面に一目惚れ。

スイーツに関して面食いなわたし。このビジュアルに一発ノックアウトである。しかしながらロイヤルホストって近所にないから人生で一回も入ったことないんだよね。最寄り駅から徒歩2時間(最寄ってない)の田舎に住んでるので、近くにガ◯トしかないんだわ。つーかガストも車で15分かかる。私が毎週飽きずに小麦粉をせっせと焼いている理由がお察しいただけたと思う。

ということで、このパフェを家で作ろう。


パフェブームに乗る

皆さんの素晴らしいパフェを一通り見てお腹いっぱいになってた今日このごろなのですが、やはり作りたくなるのがnoteの楽しいところ。

完全に乗り遅れたnoteのパフェブーム。理由は簡単、ええ感じのパフェグラスが家に存在しなかったからだ。一応あるんだけどこのサイズ。

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ヨーグルトとかフルーツ入れるガラスのグラス、かわいくて気に入ってるんだけど少し小さいな。

なんて背景もあり、皆さんの作る素敵なパフェを見る専で行こうと決め込んでいたのだけど、優しいチョコチップクッキーさん(勝手に略してチョコちゃんとお呼びしてる)が、遅くないと声をかけてくれたので、波はほぼほぼ引いてるけど全力ダイブで飛び込むことにした。

チョコちゃんはもはやイカとサンドイッチとパフェの人になってる。ちなみに探したけどチョコチップクッキーの記事はなかった。私が作るから待っててくれ。


予習に取り掛かる

高校生のころ英語の予習は当日の放課にやるような不真面目っぷりだったが、好きなこととなると念入りに予習をする。noteのみなさんのパフェをひとつひとつ見返していく。こうやって見ると色んなタイプがあって面白いなあ。タグで探したけど取り残しがありそうだ……。

後半のおふたりは、何かの料理のついでにパフェるという高度なテクニックをかましてるせいで最早トップ画にパフェがいない現象が起こっていた。初心者なので大人しくパフェに一点集中しよう。

アイスやゼリーを手作りしてたり、マカロンやフロランタン、ココアクッキーなどの焼き菓子をトッピングでアクセントにしたり。個性が出るな。私もなんか好きなもん色々詰め込みたくなってきた。なんだかパフェってワクワクしてくるね。


パフェグラスを入手

ここから始まるパフェ作り。IKEAの近くに用事があってたまたま入ったらちょうど探してたグラスを発見!

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グラスショートケーキに使いたいと思ってたフォルム。パフェに使えそうだと思い購入。


材料調達

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GW前夜、スーパーでパフェの材料を調達する。ひきわり納豆は入れるなよ!入れるなよ!絶対だぞ!押すなよ!押すなよ!!(何のフラグだよ)


前夜、仕込みに取り掛かる

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まずはコンフィチュールの仕込みをする。初めて作るレシピなんだけど、下煮して一晩寝かせるという作業があるので、意図せずパフェ作りは前夜から始まった。

材料は八百屋であらかじてゲットしておいた新城の紅ほっぺとネーブルオレンジ。

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カットしたいちごと実を剥いたオレンジにてんさい糖を惜しみなく注ぐ。ジャムとか作るとき、砂糖を「加える」よりも「注ぐ」って表現のがしっくりくるな。袋からサラーーっと注ぐ感じ。

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さっと煮たらアクを取って容器に詰める。粗熱が取れたら冷蔵庫で一晩おやすみ。

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おはようコンフィチュール

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一晩あけて蓋を取るとたまらなくいい香り。昨晩より果肉にシロップが染み染みしてるようだ。ちょっとシロップをつまみ食いしたけどすでに美味しい。いちごとオレンジってこんなに仲良しになるんだねえ。てかこれ紅茶に入れたらめちゃくちゃ美味しいのでは……?いかん、とりあえずパフェに集中!!

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ここから追い砂糖してさっと一煮立ち。あくをとり、瓶に詰める。

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余ったシロップにいちごをひとつぶん足してさっと煮詰めたら、アガーを入れてこちらはパフェグラスにインしてそのまま冷蔵庫へ。

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なんかワクワクしてきた。今わたし、パフェってるんだね!!



おはようカスタード

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クリームブリュレのクリームを炊く。いつも通りのカスタードを炊いて、生クリームと合わせてディプロマットに。カスタードに生クリーム。贅沢ってたのし〜ね。

これでとりあえずパフェの材料は出揃った。



パフェ組立本番 

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なんか無駄に一大イベントになっとるな。コンフィチュールのせいで前夜祭までやっちゃったからな。みなさんの言う通りグラスは冷え冷えにしておいた。そして作業は手早く!先人たちの知恵にがっつり甘えて行くぜ!

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コーンフレークを詰めたらいちごヨーグルト。パフェのコーンフレーク問題が巷では時々話題となっているが、私はパフェを食べる際にいつもわざわざ最初に掘り下げるほどコーンフレークが好きなので、たっぷり入れる。異論は認めん。

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いちごの断面をぺたぺた。 ancoちゃんのパフェの真似してみた。

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カスタードたっぷり!いえ〜い!

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きび砂糖をたっぷりかける。ここからが勝負。


初の対峙である

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実は私、バーナーを初めて使う。メレンゲタルトを作ろうと意気込んで作らなかった時があり、それ以来引き出しの中に眠っていた子である。

説明書を読み込みまくり、なんとか炙ることに成功。写真なんて撮る余裕はなかったので出来上がりをどうぞ。

じゃじゃん。

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ちょこっと焦げたかな?これコツを掴むとええ感じになりそうなのでもっと練習したいな。

少し冷やしてから、飾りつけはトップにいちご、ベランダから新入りのタイムを添えて。


完成

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お店みたいにお皿にパフェグラスごとのせてみた。

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皆さん写真撮るの難しいって言ってたので、カメラマンの先輩がよく物撮りで白い布使うって言ってたから、とりあえず白い布敷いてみた。白い布って便利。

お店のはたぶんいちごアイスとかものってるんだけど、お家で用意できるもんばっかで作ったので簡易版みたいになっちゃったな。今度はアイスも用意しようっと。

ではでは「ぱりっ」の儀式を。

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クリームブリュレ、美味しい!バーナーがあるとこれがいつでも作れるのか……!!やはり調理器具は思い立ったら買うのが吉だな。モノ増えるけど。

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なんかちょっとお目汚しなんですが、コーンフレーク追加しました。コンフィチュールが思ったより甘々だったので……。

スーパー行った時に知ったんだけど、今はコーンフレークよりフルグラ?が主流になってるみたいだった。私の記憶の中のコーンフレーク置き場になかったゆえになかなか見つからなくて、店員さんに聞いてもどこにあるか分からなくて……ということがあった。結果お菓子売り場の隅っこに3種類だけ置いてあったんだけど。コーンフレークって人気ないのかな。


詰めたあの子

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紅ほっぺとネーブルオレンジのコンフィチュール。フルーツティーにしたりスコーンのお供にしたりできそうなので楽しみだ。いちごの旬が終わる前に瓶詰めできてよかった。コンフィチュールのレシピ本は最近手に入れた憧れの焼き菓子店のものなので、今度またじっくり紹介したい。



パフェ作りで始まるGW

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世はGWみたいですね。仕事とお休みがまちまちとありますが、美味しいもん食べてゴールデンなウィークにしていくぞ〜!




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