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旅の醍醐味 〜トラブルと出会い〜

車が壊れました。だけどご縁がありすぎた創一くん(そうちゃん)に助けられて、泊めてもいただいて、楽しい1週間を過ごせた話。

7/24高知県の中土佐町の大野サーフビーチでサーフィンした後、愛媛県西予市野村の竹あかりというお祭りに行くために

移動を開始した矢先、冷却水漏れのランプが付いてしまいました。


ボンネットの中

しょうがないのでバンパーを開けて見てみると確かにエンジン室の中に2脚水が飛び散っており車の下から水が漏れていました。
やってしまったと思い、何度目かのトラブルに落ち込みながらも手慣れた手つきで冷却水を入れ、JAFに連絡しました。

まずは車の様子を見てもらうため七戸峠と言う場所にまで移動しました。

JAFの方が来て、車の様子を見てもらうと、どうやら冷却水のリザーバータンクからラジエーターまでのホースが擦れて破れていましたダクトテープか何かで止めつつ擦れている部分をロックタイト引き離せば応急処置ができるかもしれないと言われたのでやってみることにしました。


するとそこに高知県で地域おこし協力隊をしているそうちゃんとそのボスである松下さんが通りかかりました。

「どうしたんですか〜」

「車が壊れちゃって」

その場は挨拶で終わり、ホームセンターへ行き、テープやらを買ってそこで修理しました。


「直った!」僕は意気揚々と関わってくれた人に連絡。「いざ愛媛へ!」


と、また七子峠の方に戻ってる最中、、、10分くらいしか持たなかった。。また水漏れのランプがついてしまいました。

バンパーを開けると、リザーバータンクからシューっと白い煙が立っているではありませんか。

「終わった、、」

色々な事に考えを巡らせても中々今日愛媛に辿り着けません。

なぜそんなその祭りに行きたかったかというと、7月の初めまで愛媛にいて、自分で作った竹あかりを見たかったし、そこの人達と飲む約束をしてたからです。

諦めかけながら、「どうしても行きたい」と思った私はある図々しいアイディアを思いつきました。

それはそうちゃんに頼んで須崎市まで送ってもらい、そこでレンタカーをして愛媛に行くということ。

ただそうちゃんとはつい昨日か一昨日に会ったばっかり。

それなのに歳上のおれがなんとまあ図々しい。

と思いつつも、電話をしてみました。

「ごめんなさい、今車がまた壊れちゃって」今七子峠にいることを伝えると

「え、今ちょうどすぐ近くですよ。」

なんと彼は私の応援要請に、松下さんと共にウルトラマンより早く光の速さでやってきたのであります。

応急処置ができなかった旨を伝え、須崎でレンタカーしたいと伝えると、これまたなんと「ちょうど今から須崎に行くから乗ってけば」と言うのです。

ヒーローそのものでした。そして恐るべしタイミング。電話をかける時間が数分遅れたら会えなかった。

人間甘えてもみるものだと思いながら、またこうして旅のなかで素晴らしい優しさに触れることができました。

しかしまた問題が発生。

須崎へ移動しながらいくつかのレンタカー屋に連絡したところ、どれもやってない、空いていないと言う状況。

またやらかしたと思いつつ、愛媛の竹あかりのこと、協力隊の友達がやっていて、面白そうなことを話していると、松下さんがそうちゃんに「一緒に愛媛行ってくれば」というふうに提案しました。

そして、次の日そうちゃんは仕事であったにもかかわらず、他の地域の調査だといって松下さんはそうちゃんの次の日の仕事を無くして下さいました。

そして僕はそうちゃんと2人で愛媛に向かう事になりました。

ふたりの神様でした。なんと。まさか本当に愛媛に行けるとは。

そうちゃんの家まで送ってくれた松下さんに感謝を告げ、そうちゃんの車で西予市へ向かいました。


西予市の竹あかり

西予市の協力隊の高校の友達れいなも紹介できたし、竹あかりも楽しんだし、地元の人とも仲良くなれたし、次の日はその場にいた、ゆうこさんという方の案内で明浜という場所へ行き、”国の重要文化的景観”である美しい段々のみかん畑も見れたし、

その後は高知のいの町で知り合ったようへいさんに会いに、梼原の山奥のに行き、紙漉きの話をたくさん聞けたし、

とにかくそうちゃんにとってもいい経験になってれば幸いです。

この後もそうちゃんにはお世話になりますが、

一旦ここまで。


トラブルに見舞われつつも、これは何かあると必死に乗り越えようとすると、不思議と高確率で面白い事が起きる。

こんな経験を味わっていたら旅はやめられなくなります。

そしてそれはまさに周りにいる人々のお陰だと思い知らされ、感謝せざるを得なくなります。

コロナ、不況、

確かに大変なる事態かもしれませんが、そればかりじゃない。
世の中は愛情と感謝に満ちている。

僕はそんな風に旅を通してずっと学ばせてもらっているし、それをうまく伝えられるようになりたいし、そんな世界にしていきたいです。

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