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チーンチーンと鳴る秋のお祭り

紫式部が咲いて金木犀が匂う頃、地域のお祭りが始まります。門先に獅子が来て、舞う時にチーン、チーンと鳴ります。ところが、2020年は音が聞こえません。平石井神社は「自粛します」と張り紙が。地域のお祭りを知りたいと思いつつ、豊島の方が詳しくなりました。

豊島、家浦八幡神社の秋祭り、2017年はケネディ駐日大使がお忍びで来島。お忍びと言いつつ、島内の放送でバッチリ宣伝。島の人たちと気さくにハグをして写真に収まりました。
この時、豊島のおとうさんは脚絆をキリッと舞いて、おかあさん特製の手差しをして祭りのお役を務めています。「もう引退したい」と言いながら、嬉しそうに支度をして、振る舞い酒を楽しんでいました。

↓2018年

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↓2019年

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2018年も2019年も、地域の習わしを破る出来事がありました。それを「破る」とみるか「時代の変遷」とみるか。豊島は担ぎ手が少なくなり、地区でを超えて島の人が互いに担ぎつつ、さらに島外から募って奉納しています。そのことも最初は喧々諤々あったかもしれません。神事には「女性」が触れてはいけない作法があります。いつかの土俵女人禁制のようです。豊島のお祭りを豊島に暮らす人たちが意見交換をして営んでいけるのが理想で、総代が決めたことは覆せません。総代は重要なお役です。

2020年は観光客を入れないお祭りかもしれません。

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