ハウルの動く城

なぜかハウルの動く城がずっとすきで
好きなジブリ作品を聞かれたらハウルかなあとなんとなく答えているので自分ハウルすきなんだなあとやっと自覚する程度なんだけど

現実主義を自覚してる故、ファンタジー系作品を心底楽しめない自覚もあり、わたしが萌えるのは学園もの一択だな。と幼少の頃からよく思っていた
そんな自分がなぜ、ジブリの中でもキラキラファンタジー(魔法的な意味で)極まりないハウルがすきなのか…

木村拓哉は声の演技もすげえな。になるので…というシンプルな理由を一番最初に置くとして
いや、もう少し理由があるはずと真剣に考えた結果、ハウルの動く城は、

・一見N物語だけど生活感(S)があるのでとっつきやすい(ジブリは大体そうだろ)
・城と同様に心身の治安もごちゃごちゃにとっちらかった城メンバーらをソフィーがガンガンに整えて大きなひとつのかたまり=家族になる

これが最高なのである
とこの間の金ローを見て気付く

個々でバラバラだったもの達が、ソフィーを通じてひとつの場所に収まっていき、あたたかい居場所がうまれ、「健やかな人生」を送り始めるのが最高にたまらんのだった


あとジブリでよくある食事のシーンもやっぱハウルが群を抜いて好きだなと思う

ここで食事シーンの見どころをご紹介する

・ハウル(CV.木村拓哉)「あんた、誰?」
(「あ、あんた呼びの破壊力すご…」と絶対になる)
・ソフィーにアッツアツのフライパンを差し出してベーコン2枚要求するハウル
・ハウル片手卵割り→殻をもぐもぐうまうましながら処理するカルシファー
(雑食でかわいい)
・なんか厳かな雰囲気でパンを切り分けるハウル
(だるいの?眠いの?)
・ハウル(CV.キムタク)「テーブルが台無しだね。」
(脅しに対して無感情=最高)
・結局食事に一切手を付けず生ゴミの扱いでカルシファーにあげちゃうハウル

食事になんの意味も見出してないんだろうなこいつってのがありありと出てるこのシーンがなぜか超好きで

でもハウルの「素」は飄々としているわけでなく、実はものすごく弱虫で、それをひたむきに隠し続けていた…という流れなんだけど
そう思うと飄々の姿は普通に不健全なんやろうなあ
かわいいなあ。(不健全さに萌えを感じる人類)

ハウルみたいに最初が不健全だと後に健全、豊かになるまでのグラデーションがわかりやすいので良いよね


ハウルを見て、人生に必要なのって「守るべきもの」なんだろうなあと感じた

人間っていうかこの世の生物全般って守るべきものを探してるんだろうなあ。っていうか
まあそこがゴールじゃないって人もいると思うけど、確実に豊かにはなると思うんだよね
「生物」としての本能が満たされるんだろうなって

「一個人を、守りたいと思うまで愛すること」が本当に崇高だから、それを叶えるのはかなり難しい
簡単に思える人もいると思うけど、私からしたらかなりハードルが高い

「愛」ってすごいんだよ 本当に

ハウルの動く城、後半で城を壊したりハウルの心臓が冷え切って本当に死にかけたりするけれど、全て1からやり直すことで万事解決したわけだし、やっぱ一旦全部ぶち壊して作り直すのが一番手っ取り早いのかもしれない
〜今まで考えすらぶち壊した感想END〜

おわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?