見出し画像

AVGOについて調べています

昨日 (4/11)の広瀬さんの無料セミナーの中でいくつか気になったことがあったので、引き続き調べています。そのうちの一つが AVGOについてです。この銘柄については、ずいぶん以前からカンファレンスコールは聞いていて、CEOがかなり特徴のある人だということはよく知っている会社です。僕の場合、こういう半導体分野の中身がワケワカメですので、ぜんぜん Longしていないという、ひたすら頭の悪い感が出まくるんですが・・・。しかし、最近は ChatGPT先生のアシストが極めていい感じなので、こういう時に GPTアシスタントにしっかり調査してもらって自分でも内容が分かるようになろうとしている今日この頃です。

まずは、こばさんの Earnings Call Proで AVGOの直近のカンファレンスコールの要約を引っ張り出しました。

Broadcom Inc. 2024年Q1 決算電話会議

日付: 2024年3月7日

🔥ポジティブな要素

  • ソフトウェアセグメントの成長: ソフトウェアセグメントの収益は前年比156%増の46億ドルに達し、VMwareからの収益貢献が21億ドル含まれています【13†source】。

  • AIアクセラレータの強力な需要: ネットワーキング収益は前年比46%増の33億ドルで、特にカスタムAIアクセラレータの強い需要が寄与しました【13†source】。

  • 予測の再確認: 会社はAIからの収益がセミコンダクター収益の約35%を占めると予測し、2024年の総収益が500億ドルに達するとの見通しを再確認しました【13†source】。

🥶ネガティブな要素

  • ワイヤレス収益の減少: Q1のワイヤレス収益は前年比で4%減少し、27%のセミコンダクター収益を占めました【13†source】。

  • サーバーストレージとブロードバンドの弱点: サーバーストレージの収益は前年比29%減少し、ブロードバンド収益は前年比23%減少しました【13†source】。

🤖AIアナリスト分析と将来予測

Broadcomの2024年第1四半期の結果は、VMwareの買収が顕著に収益を押し上げた一方で、特定のセグメントでは挑戦が続いています。AI技術への強い需要は、会社の収益成長において重要な役割を果たし続けるでしょう。しかし、ワイヤレスやサーバーストレージのセグメントは、市場の変動に対して脆弱性を示しています。全体として、Broadcomは技術革新と戦略的パートナーシップを通じて、成長を継続する強い位置にありますが、特定の市場セグメントでの回復と安定化が必要です。今後の四半期において、これらの課題への対応と、新興市場への適応が鍵となります。


https://qcast.page.link/wkA24EC7FfpzSBNE6

自分でもコールを聞いてみます。


あとは、GPT調査員に色々質問したので、調査で分かったことも列記しておきます。使っているのはこばさんのResearch Agentです。

AVGOとNVDAの最新AIチップ技術の比較

AIチップ技術と市場展望

  • NVDAの技術展開: NVIDIAはAIチップのリーダーとして知られており、特にデータセンターセグメントでのHGXプラットフォームが強い需要を見せています。これにより、AI推進のグラフィックプロセッシングユニット(GPU)の需要が急増しています【17†source】。

  • AVGOの市場戦略: BroadcomはAIチップ市場での立ち位置を確立しようとしており、特にAIによる需要増加を受けて半導体収入の一部としてAIの割合を増やす戦略を展開しています。しかし、主要な技術提供先としてGoogleから外れる可能性が報じられたことが投資家の見方に影響を与えています【17†source】。

技術進化と製品革新

  • NVDAのAIチップ機能: NVIDIAのAIチップは、超高速計算タスクに最適化されており、AIの進化を加速するための強力なツールとされています。これはデータセンターでの利用が拡大していることからも明らかです【17†source】。

  • AVGOの新製品: BroadcomはJericho3-AIチップを市場に投入し、クラウドコンピューティングシステムにおけるAIシステムの開発に投資を行っています。これにより、高性能なネットワーキングソリューションが提供される見込みです【17†source】。


AIチップの技術革新において、NVDAはそのパフォーマンスと広範囲な採用でリードしていますが、AVGOも特定のニッチで競争力を持っています。各社の戦略や新製品の展開が市場にどのように作用するかが今後の鍵となります。

AVGOとNVDAの市場展望と戦略分析

市場戦略と展望

  • 市場ポジショニング: NVDAはAI技術の先駆者としての地位を確立しており、特にデータセンター向けGPUの強化に力を入れています。一方、AVGOはAI分野でのシェアを拡大する戦略を採用し、高性能サーバー用のPCIe Gen 5.0ポートフォリオなどを提供しています【23†source】。

  • 投資評価と市場反応: 財務的にAVGOはより高い利益率とフリーキャッシュフローマージンを持っており、株価評価もNVDAに比べて低めです。これが投資家にとって魅力的な価格ポイントとなっています【23†source】。

製品ラインナップと技術革新

  • NVDAの製品革新: NVDAはAIと高性能計算向けの製品群を強化しており、市場での需要を牽引しています。この分野での持続的な技術革新がNVDAの強みです【23†source】。

  • AVGOの技術展開: AVGOは通信とデータセンター向けの半導体製品に注力しており、AI市場でのプレゼンスを高めるための新製品を展開しています【23†source】。


これらの分析から、NVDAとAVGOは異なる戦略と製品フォーカスで市場での地位を築いています。NVDAは技術革新の先駆けとして、AVGOはコストパフォーマンスと市場への適応力で競争しています。各社の戦略がどのように市場に影響を与えるかが今後の注目点です。

AVGOとNVDAのAI向けチップの機能面の比較

AIチップの機能と性能

  • NVDAのAIチップ: NVIDIAはAIベンチマークで高い評価を受けており、特にAIモデルのトレーニングにおける速度と効率で優れています。NVIDIAのGPUは多くの単純なタスクを同時に効率的に処理できることから、AI用途に適しています。NVIDIAのGPUはデータセンターで広く使用され、AIのトレーニングと推論の両方で高いパフォーマンスを発揮します【29†source】【30†source】。

  • AVGOのAIチップ: BroadcomはAI市場での存在感を高めるために、特にデータセンター向けの高性能AIチップを開発しています。その戦略の一環として、AVGOはPCIe Gen 5.0技術を搭載した製品を提供し、これにより高速データ転送と高い互換性を実現しています。また、BroadcomのAI関連製品は、同社の半導体事業の一部として急速に成長しています【23†source】。

テクノロジーの応用と市場適応

  • 市場での応用: NVIDIAはその技術をデータセンターから自動運転車、ロボット工学まで広範囲にわたる産業で活用しており、AIの機能を活用した新しいソリューションを提供しています。この広範な適用能力がNVIDIAのAIチップの強みの一つです【30†source】。

  • 技術の差別化: Broadcomは主にデータセンターと通信インフラ向けに特化しており、このニッチな市場で競争力を持つ高性能なAIチップを提供しています。AIに関連する技術開発への投資拡大により、Broadcomは特定の技術分野で市場シェアを拡大しています【23†source】。


この比較から、NVDAとAVGOはそれぞれ異なる強みを持ちながらAIチップ市場で競争しています。NVDAは多様な産業での高性能なAIアプリケーションに焦点を当て、AVGOは特にデータセンターと通信インフラでの利用に特化した製品を展開しています。

AVGOとNVDAのチップの性能面と消費電力面での違い

パフォーマンスと効率

  • 性能の比較: NVDAのGPUは特にAIモデルのトレーニングにおいて高い性能を発揮し、多くの単純な計算を並行して高速に処理する能力があります。これは、データセンターなどでの利用に適しており、AIベンチマークでの評価も高いです。一方、AVGOは高性能サーバー用のPCIe Gen 5.0技術を提供し、高速データ転送と高い互換性を実現していますが、NVDAほどのパフォーマンスリーダーとは見なされていません【36†source】。

消費電力と環境への影響

  • 消費電力: NVDAの一部の高性能GPUは、年間でかなりの電力を消費する可能性があります。たとえば、NVIDIAのH100 GPUは年間で約3,740キロワット時(kWh)の電力を消費すると見積もられています。これは高い計算能力を持つ反面、大量の電力を必要とすることを意味します【39†source】。

  • 環境への負担: 高い性能を提供するGPUは、その分多くのエネルギーを消費するため、環境への影響も大きいです。このため、エネルギー効率の改善が今後の課題となっています。


NVDAとAVGOのチップは、それぞれが異なる市場ニーズに応じた性能と特性を持っており、NVDAはAIモデルトレーニングの高性能化を、AVGOはデータ転送の速度と互換性の向上を重視しています。また、消費電力の面では、高性能を維持するための電力消費が大きな課題となっていることが確認されます。


Broadcomの最新のAIチップ、特にJericho3-AIについての情報が見つかりました。Jericho3-AIはAIネットワーク向けに高い性能と効率を提供することを目的としており、特に消費電力を削減する設計が施されています。このチップは、以前の世代に比べてギガビットあたりの消費電力を40%削減しています。これは、AIのトレーニングと推論のジョブ完了時間を短縮しながら、ネットワーク利用率を最大化する設計によるものです【45†source】【46†source】。

具体的なワット数についての情報は見つかりませんでしたが、消費電力の削減に特に注力されていることが明らかです。これにより、データセンターや大規模AIクラスターの運用コストを削減し、環境への影響も低減させることができるとされています。

Broadcomはこの技術を通じて、高性能で省電力なAIネットワーキングソリューションを提供し、エネルギー効率の良いAIシステムの構築を支援しています。これにより、AIネットワークのスケーラビリティと性能が向上し、同時に持続可能な運用が可能になります。


Broadcomのチップについて600Wの電力消費に関する直接的な情報は見つかりませんでした。ただし、Broadcomは最先端のチップ技術に関していくつかの重要な進歩を遂げています。例えば、Tomahawk 5は業界最高帯域幅のスイッチチップで、AI/MLワークロードの加速に貢献しています。このチップは、光接続に必要な電力を50%以上削減する共包装光学(co-packaged optics)を使用したBroadcomのシリコンフォトニクスチップレットを活用しています【23†source】。

また、BroadcomはTrident 5-X12という新しいチップも導入しており、これは帯域幅を倍増し、消費電力を25%削減すると共に、次世代のテレメトリ、セキュリティ、およびトラフィックエンジニアリングを可能にするオンチップニューラルネットワークを搭載しています【24†source】。

これらの進化は、特に消費電力の削減に関して重要な意味を持っていますが、具体的に600Wで動作するかについては明確な情報はありません。Broadcomのチップは高性能でありながら省エネルギーにも注力していることが伺えます。興味がある特定の製品やその仕様については、Broadcomの公式サイトや製品発表資料を直接確認することをお勧めします。

BroadcomのTomahawk 5チップは、7nmプロセスから5nmプロセスに進化し、前世代と比べてわずか10%の電力消費量増加で、約500Wに到達しています。これは空冷システムでも対応可能なレベルです【30†source】。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?