見出し画像

『ヤキモチの答え』感想

 こんにちは、陽帆です。
 前回の『告白予行練習』に反応いただき、ありがとうございます。


 先日読み終えていた『ヤキモチの答え』の感想を書かせていただきます(以下ネタバレありますので、ご注意ください)。

 今回の主人公は「もちた」こと望月蒼太(以下、もちたと書かせていただきます)と彼の同級生である早坂あかりの2人です。
 もちたはあかりに高校1年生の頃から片想いをしています。
 前作の『告白予行練習』では、夏樹と優の幼なじみ同士の両片想いがテーマでしたが、今回はもちたのあかりへの片想いがテーマになっています。しかしあかりは恋に憧れてはいるのですが、校内の男子から告白をされるにも関わらず、「恋」を知らないのです。
 ある日、もちたの所属する映画研究部があかりの所属する美術部に映画研究部の卒業制作作品で必要な絵を描いて欲しいとお願いをしに行きます。話し合いの末、絵を描くことになったのはあかりとなり、後でもちたはあかりと連絡を取り合うようになります。
 そんなある日の放課後、もちたはあかりに告白をするのですが、あかりは恋を知らないので上手く伝わりませんでした。ですが、2人はケーキを食べに行ったり、会話が増えたりするようになりました。
 そして別の日。予想もできなかったできごとが起こります。もちたとあかりは、映画研究部の春輝が夏樹に告白をしているところを目撃してしまうのです。
その後、優ともちたと春輝、夏樹とあかりと美桜はぎくしゃくしてしまいますが、結局のところ、前回の『告白予行練習』でも書きましたように、春輝と夏樹の告白予行練習だったということが明らかになりました。
 場面が変わって、夏樹が優に告白した翌日。付き合ったら2人の距離感は変わると思っていたあかり、美桜、もちた、春輝の4人は優と夏樹があまりにもいつもと変わらないので、疑問視していました。でもあかりの一言ともちたのフォローがあって、優と夏樹は一緒に昼休みを過ごすことになりました。2人の関係が今後どう変わって行くのか、それが1番気になるところです(この話はもちたとあかりの話なのですが、どうしても気になるんです)。
 物語のラストシーンでは、もちたはあかりと優と夏樹の4人でラーメン屋に行きます。あかりに行こうと誘われてうれしそうなもちた。果たして彼らの恋はどうなるのでしょうか?

 もちたとあかり、2人のお話には実はまだ続きます。『僕が名前を呼ぶ日』ではクリスマスに2人で出かける話があります(小説はまだ読んでないのですが、MVでは2人のデートを見ることができます)!もちたとあかりの恋を最後まで見守っていきたいです。

 次回書く感想文は春輝と美桜がメインの『初恋の絵本』です!
 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?