Q.書く仕事はコンビニバイトと同等か

こんばんは。夏目紗綾です。

いつか書こうと思っていたタイトルです。昨日でライター名乗りだして一ヶ月。つまり、夏目紗綾の一ヶ月記念日だったわけです。だから、最初からずっと頭の隅に残っていたこのことを書こうと、今日は決めて書いています。

これを言った人は誰だったのだろう。ライターって仕事どうなんかなーと思ってネットサーフしていた時に出てきた言葉だった。「ライターなんてコンビニバイトと大差ない」あれは、褒めている言葉では決してなかっただろう。ライターやるくらいならコンビニに行け。もしくはコンビニ行くのと大して変わらん。そういう意味だったと思う。

私はそれをみて、「ライターもやるもんじゃない」みたいに言われるんやな、とひどく驚いた。私からしてみたら憧れの世界。文章書いて金もらえるとこなんてそうそうない。私はコンビニバイトをしていたから思う。在宅であるだけでライターってコンビニより素晴らしい。

勿論私の主観だ。私は極度のインドア派で肉体労働は苦手。それでも品出しもドリンク補充もタバコの吸い殻交換もトイレ掃除もレジ打ちだって、嫌だと思わなかった。あれはあれで楽しい。元々なんでも楽しめてしまう性質だから余計とだとは思う。コンビニっていろんなことができて結構楽しい。

それでも、インドアの私から観たらやっぱりライターは憧れだ。家で自分の好きな曲とか流して気持ちいい環境で文章を書く。

二時間くらいで書き上がる。

単価の話をすれば時給を割っている。

割っているどころじゃない。私はクラウドソーシングサービスで出会った千円にも満たない金額の案件をやっている。教えてくれる方はやさしい。仕事は楽しい。この仕事で稼げるのかどうかはわからない。

でも、書いてる人がいる。書き方を丁寧に教えてくれるひとがいる。

私はずっと小説を書いてきた。だからブログ記事の書き方なんて全然わからなくて、タスクの仕事もいつも怖気づいている間に募集が終わっていた。優しい今のクライアントさんがいなければ私はまた寝て起きて寝る生活を始めたと思う。でも今、私は仕事をしている。私を見つけてくれたクライアントさんに、読んでくれるあなたに、本当に私は感謝している。

私は仕事でなくても文章を書かないと落ち着かなくなるくらい指がうるさいタイプだ。そのうちのひとつにお金がつく。知らない話について書いたら知識もつく。いろいろな場所を見ることができる。それがたとえ浅くとも、私が開かなかった扉だ。そこにつながるドアは、仕事だから開けることができる。

書かないと生きていけないんだ。これ以上望むことがあるのならば、小説が売れてくれれば嬉しいけれど、それだけだ。

毎日書く。テーマも決まっている。実はこれがゲームのように楽しく、私は仕事をしていると楽しい。時々案件から外されてしまうと悲しいけれど、人には向き不向きがあるものだから仕方ない。

私は書くのが楽しくて仕方ない。今日の仕事も楽しかった。昨日の仕事も楽しかった。世界の楽しいことが、私に文章化されるためにやってくる。

誰かのところに届いている文章があるのなら、私はもうそれだけでとっても嬉しくなってしまう。もっともっと届けたいと思ってしまう。

毎日色を変えるように題材ががらりと変わっていく。私がやることは調べることと書くことだ。たったそれだけだ。

それが楽しい。

書くのが大好きだ。きっと今までで一番楽しく私はお金を稼いでいる。

それをコンビニと比べるのならば、やはり、私にはライターが合っていたようだ、と言うしかない。


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