20年らしい

と、私がつぶやいたのはいつだったか。

なぜこんなツイートをしてしまったかと言えば、わたしの友人にほんのちょっと尊敬してやまない「石田さん」についてnoteにて触れられたからである。

問題のこのnoteではそのことについては一行程でしか触れられていないわけですが、それにこじつけて「石田さん」について語れたらなあなんて思っていたんですけど気づけば本当に記事に手を付けてしまっています。末恐ろしいですね。



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「石田さん」は、相方さんと名前を間違われることがしばしばあり、実際ネットニュースをさかのぼるとまあまあ出てくる。そんなに影が薄いのかその人はと思われるかもしれないが実は人気はある。しかも若い世代、特に女子中高生~二十代女性に大いにある。彼らのライブの大半のお客さんは若い女性だし、ファンアカウントは私より若い女の子ばっかりである。

じゃあ「石田さん」はちょっとマイナーなアイドルなのかと言えばそういうわけではない。そもそもアイドルではないし、今年で40になる。いや40になるアイドルももちろんいるし、アイドル扱いされているタレントもいるが、彼はそういう部類ではない。



「石田さん」はお笑い芸人である。


私が尊敬してやまない「石田さん」とは、NONSTYLE 石田明さんのことなのである。


個人のことについて見ず知らずの他人からつらつら書かれるのなんぞそもそも石田さん本人からしてみればありがた迷惑な話(というかただの迷惑)で、しかしながら石田さんのすごさについてもう語りたくなってしまっている。ごめんなさい石田さん。書かせてください。私はもう「石田教」の信者です(おい)。


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私が本格的に石田さんのファンになったのは高3の受験期の夏ごろ。当時勉強中に聞けるいい音楽をYouTubeで探していた時、突如としておすすめに現れたのがNONSTYLE の漫才であった。魔が差した私はうかつにもその動画を開いてしまったのである。漫才再生が止まらない。

見ているうちに「・・・あれ、このボケの石田さんて、おもしろい上になんかかっこよくない?」などと勉強なんてそっちのけで、気づけば「沼」とやら的にはにどっぷりつかっていたのである。

そのうち、石田さん公式の「ノンスタ石田の白くないチャンネル」なんてのを見つけてしまい、「謝罪会見」から「フリップネタ」から「漫談」、「落語」にいたるまで見つくしてしまった私はNONSTYLE のネタだけでなくその人物像に至るまで興味を持ち、遂には「2000年組箱推し」(アイドルかよ)状態に至る。


「2000年組箱推し」というのは、そのまま2000年にデビューした芸人さんのことを言う。NONSTYLEはじめ様々なお騒がせ芸人改めマルチ芸人が数多く存在する。 具体的に言うと、キングコングにピース、ウーマンラッシュアワー、ナイツにオードリー、ダイアン、平成ノブシコブシといったところか。とろサーモンの久保田さんも同期芸人である。はちゃめちゃで、それでいて挑戦的な人が多い、ある意味尖っている彼らはとても魅力的だ。

2008年、NONSTYLE が優勝したM-1グランプリの決勝戦にはキングコングやダイアンといった2000年組が多く出場していた。熱い。しかも最終決戦はノンスタ、オードリー、ナイツの同期かつ別事務所の三組であった。熱い。熱すぎる。

実はコロナ自粛でおうち時間が増えた私は、今しかないと2008年M-1決勝戦のDVDをツタヤで借りて、一人爆笑し、そして一人感動したのだった。カジサックチャンネルやら過去のM-1解説系ラジオで舞台裏やちょっとしたロジックを頭に入れてしまったのでなおさら面白い。もはや一種のドキュメンタリーである。

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NONSTYLE の漫才は度々伝説を生んでいる。

なかなか大げさに聞こえるが、少なくとも私の中では事実であるからしょうがない。

2010年に終了したM-1に代わって漫才頂上決戦の場となったTHE MANZAIの第三回大会(2013)を覚えている人はいるだろうか。NONSTYLEはM-1との二冠を獲得するべく、決勝、最終決戦まで勝ち進んだのだが、このネタがまあ面白い。放送当時私は、腹がよじれるほど、涙がちょちょぎれるほどに妹と二人で大笑いしたのであった。この時の私は、今の笑い上戸が聞いてあきれるほどに、どんなネタを見ても、バラエティ番組を見てもそうは笑わない気難しい娘であったからそれはもうなかなかの奇跡である。

この時のTHE MANZAIには「国民ワラテン」なるシステムがあり、漫才中に視聴者が笑った分だけサイト上のボタンを押して投票することができた。私は携帯を持っていなくて、投票こそできなかったものの、きっとすごいことになるぞと画面を食い入るように見ていたのを覚えている。

そして本当にすごかった。

NONSTYLEの「ワラテン」を示す折れ線グラフは上昇し続け、決勝戦に至ってはグラフが画面上を超えてしまうほどに得点したのだった。かれらは決勝1回戦、最終決戦共に「国民ワラテン」最高得点の99点をたたき出していた。

しかしながら、「国民ワラテン」はどれだけ高得点をたたき出しても1点分に相違なく、審査員の票数はあまり得られなかったために彼らは優勝することが出来なかった。子供ながらに審査員に文句を垂れていたことを今でも覚えている。けれどもこの年優勝したウーマンラッシュアワーの年一回のTHE MANZAIでのネタを毎年楽しみにしてしまっているから、そのウーマンラッシュアワーに出会わせてくれたこの年の大会に今となってはちょっぴり感謝していたりもする。



2015年、M-1グランプリ復活の年。一つのCMが注目された。

M-1をリアルタイムで見ている人はわかるが、M-1中に挟まるCMではよく、歴代のチャンピオンによるCM漫才があくまでも商品広告であり、CMであるこれらの漫才は通常「チャンピオンによるちょっと貫禄のあるゆる面白い漫才」で「安心して観れる」のが特徴である(個人的見解)。

この年のCMは(もしかしたらいくつかあったかもしれないが)NONSTYLE×ユニクロ。「NONSTYLE ユニクロ」で検索してもらえればわかることだが、この漫才が「M-1優勝じゃね」とちょっとした盛り上がりを見せたのである。M-1出場者にとっては大変失礼な話であるが、確かに私もこのネタで一番大笑いした覚えがある。商品広告でさえ面白いのだ。もう何でも面白いではないか。


あまり知られていないかもしれないが、NONSTYLEはS-1バトルという大会でも優勝しており(しかもコントで)、優勝賞金1億円(!!!!!)を使って無料ライブを開いていたりする。

優勝ネタ。石田さんの演技力がにじみ出ている。。。笑


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NONSTYLE に目覚めたころ、そういえば昔からNONSTYLE の漫才が好きだったなと思いだした。
割と幼いころから年末年始のお笑い特番ではNONSTYLE はかかさずチェックしていた。
昔からその気はあったんだな、私…


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前置きで石田さん石田さんと言いつつ、結局NONSTYLE二人のことをつらつらと書き連ねているのには訳がある。


今日はNONSTYLE結成20周年の記念すべき日なのである。(!!!!!)

実は、何とか今日中にこの記事を書き終われないかと少し焦ってまでいる。


彼らは、現在の私と同じ二十歳でNONSTYLEを結成し、そのNONSTYLEが今年で20歳なのである。なんかちょっと、ね。縁を感じますよね(勝手に感じとけ)


めちゃくちゃうまくまとまっているので引用。

NONSTYLEのお二人おめでとうございます。


今年の20周年特別ライブ「あっというま」が開催されることを祈って。

今は公式チャンネルに上がっている動画で我慢します。。。(おすすめは「時代劇」「男心」「ごめんライダー」「ドラえもん」)


次こそ石田さんについて語ってやる・・・(懲りない)

せっかくなので(?)ブログのリンクも貼ってみます。


最後に

前書きくっそ長くてごめんなさい。


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