(3)おひとりさまにも優しい時代?

ソロ活女子


私が好きなドラマのひとつに、江口のりこさん主演の「ソロ活女子のススメ」という一人でアフターファイブや休日を楽しむOLのドラマがあります。

聖地巡りではないですが、都内の銭湯に真似して行ってみたり、次はどんなことをしようかな~と思ったときに、私にとっては参考図書ならぬ参考ドラマになっています。

このドラマのいいところは、特に一人でいることを強要もしないし、大勢でいることも否定しない点。
一人の時間を作ってその場を味わうことも大事、というコンセプトのほうが強いように感じています。

シーズン2では、「おひとりさまにも優しい時代になったが、、、」というようなフレーズが多かったような気もしますが。

とにもかくにも、このドラマに出会ったおかげで、私の「ソロ活」もより充実度が増しました。


一人旅は珍しいらしい

私は学生時代からひとりでいるのは苦痛ではなく、色々考えたり、気を使わずに動き回れる自由さが好きでした。
一人での食事やショッピングはもちろん、旅行も時間とお金があれば行きたいところに一人旅に行けるタイプです。

転職活動のなかで、面接ではあるものの採用はほぼ決まり、という企業の方と雑談した際、旅行の話に。

学生時代はオーストラリアやその他海外、社会人になってからも国内旅行など一人でもよく行きます、と話したところ若干驚かれたのが印象的でした。

女一人で行動することに、まだまだ違和感を覚える人がいる、というのが現実なようです。


他人の目を気にしすぎない

とはいえ、一人でいるとカップルやファミリーばかりの場所では、恥ずかしいような気持ちになることも少なからずあります。

ドラマで一人でくよくよしている主人公をはげます言葉やよくある自己固定感を上げる系の本では、「他人はそれほどあなたのことを見ていない」なんてよく言いますが、半分正解で半分はずれです。

私自身、昨日コンビニですれ違った人の顔を鮮明に覚えているか?と言われたらNOですし、映画館で落ち着きがないなと思った隣の人を覚えているか?と言われたらこちらもNOです。

良い印象を持った人も悪い印象を持った人も、かなり強いインパクトがない限り、細かいところは覚えていません。
なので、きっと私が少し恥ずかしいなと感じたことも、相手にとったら一晩寝たら忘れられるくらい些細なことなんだと思います。

だけど、長期間の記憶には残らないけれど、その瞬間はじろっと目線を向けられたり話の種にされたり、「あ、今なにか内心思われてる」と勘づくことが0になるわけではない、とも思うんです。

解決策ではないですが、
「私が"自分"で選んでやっている!大した問題ではない!」
と割り切るに限ります。

選んでやったことでなくても、服にこぼしたら拭けばいい、わからなければ聞けばいい、恥ずかしいと思うのことは大抵一人では解決できないことなのだから、周囲にいる優しそうな人やその施設の担当者に頼るが吉です。


先日私もトレーニングルームのマシンを見よう見まねで使い始めたものの、思い通りに動かずあたふた。
隣のおじさんとほぼ同じ設定にしているのに、、、おろおろ、、、としていたところ、トレーナーの方に大丈夫です?と声をかけていただきました。

それまでの「おろおろタイム」も見られていたかと思うとちょっと赤面したくなるような気持ちになりましたが、どうやら使ったマシンは一部故障していたため、私が思い描いた動作ができなかったとか。
なーんだ、最初から聞いてからやれば、恥ずかしくなんてなかったのに、とあとから呆れたものです。
(そんなこと大したことないじゃないか、という意見は差し控えください。笑)


似たもの同士な私と父

タイトルからは少しずれますが、私のお一人行動気質は、父に似たように思います。
(当の本人は、ただいま夜行バスで日帰り尾瀬登山だそうです。)

父もいつのまにかいなくなったかと思えば、散歩に行っていたり図書館に行っていたり、と思えば瞬間移動したかと思うようなタイミングで畑で農作業をしていたり。
最近は定年を迎え時間に余裕ができたことで、夜行バスなどで好きな山や湿地散策に行っているようです。


母に言わせれば、私が一人で散歩でも旅行でもやってるのは父そっくり、らしい。
両親との共通点があることに気づくと、あと3年で30歳になるアラサー女子でもまだ嬉しいような恥ずかしいような気持ちになります。

今年は親孝行に、両親を誘って温泉旅行に行くつもりです。
一人の時間を過ごしたあとは、家族と一緒に過ごす時間の大事さ、尊さもひとしおです。


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