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風水で幸せになる秘訣:年紫白と月紫白の対処と建物の風水の関係と実践例

外にあるものと内にあるもの


 ぼくたちは普段から外側にあるものしか見ていません。それは目が前についていますし、視力を主力にして外界から情報を得ているからです。人間は視力が中心ですが、そのほかの動物も嗅覚や聴覚を駆使して外界を認識します。

 そもそも外界と自分とを区別し、分け隔てることで、個体を確立し、外敵から身を守ったり、危険を察したりするものですから、この五感を通してぼくたちは外界を認識し、「自分とそのほか」の線引きを強くしていきます。

 その線引きの内側にあるものが「自分」であり、外側にあるものが「そのほか」です。

 この認識をどれだけ拡げて行けるのか?という部分に「自分」というものの大きさや介しては器量の大きさや寛容さにもつながってくるのではないかと思います。

 映像も音楽もすべてを「自分」側に引き寄せたいがために端末やイヤホンなども発展してきました。


 それでもそのすべてがまだまだ外側のものであり、「そのほか」であるには変わりないのですが、「そのほか」の声がどんどん大きくなり、ほんとうの意味での「自分」はより失われていくようにも思います。


 風水も四柱推命もほんとうの「自分」なのか、それとも単なる「そのほか」なのかと言われたら「そのほか」に過ぎないでしょう。しかし、「そのほか」にあるものと、少しでも「自分」に近しいものとを、狭義の意味での「そのほか」と「自分」とを考える機会がありました。


年紫白と月紫白


 一般的に風水は占いの一種と思われていて、実際に「運をよくしたい」とか「経済的な効果がほしい」とか「良縁に恵まれたい」とか、そういった願いで興味を持ってくださる方が多いです。

 西に黄色いものを置いてみたり、玄関にトラの置物が置いてあったり、部屋の隅々に「なんですか?これ」っていう形のシールが貼ってあったりします。「これ、風水なんです」って言われたりしますが、いままで見たことも聞いたこともないような代物だったりします。

 風水には巒頭という形のものと、理気という方位や空間を現すものがあります。みなさまにもよく知られているのは理気がほとんどです。「西に黄色」というのは方位に対する対処を現していますから、理気になります。一方、巒頭は後方に山があるとか家の前に長方形の建物が建っているとか、消防署が近くにあるとか、そういったもののことをいいます。形とか色とか目に見えるものですね。

 巒頭にしても理気にしても外界にあるものを使って利を得ようという発想には変わりありませんが、時間というものと空間というものは誰にでもやってくる。生まれていないとかお亡くなりになったという人以外、誰にも2020年は過ぎ去ったし、2021年はやってきました。

 2021年というものは実際には目に見えないものですから理気の分類に入ります。2021年という時間を対策するときに使用するのが年紫白といい、たとえば今月3月という時間を対策するために使用するのが月紫白といいます。これは日紫白、時紫白もあり、一番短い範囲の時紫白ですと2時間ごとに理気のエネルギーは変化しています。


2021年3月の風水


 とはいえ、毎日毎日会社に出かける前に家の中の風水を変化させることは不可能ですし、時紫白に対しても同様です。2時間ごとに風水を変化させることは不可能でしょう。

 ですので、年紫白と月紫白を対処していくことをおすすめしています。

 実際に風水鑑定をお受けになられた会員さまではない会員さまの中でも風水に興味がある方にもいろいろと風水対策をお伝えさせていただいていますが、それは年紫白と月紫白から判断したものをお話させていただいております。

 ぼく自身も自宅や自分に関わる建物については年紫白と月紫白を整えることをしています。

 やはり風水を整えることで実際に室内に流れる空気感といいますか氣の状態がよくなるように感じるものです。

 年紫白と月紫白を整える方法でも悪いエネルギー、凶の作用を減産する方法をとっているのですが、凶を少なくするだけでもこれだけ氣の流れが変わるものかと驚きます。

 

 月紫白のエネルギーは節氣を境に変化します。3月ですと啓蟄から変わりましたので3月5日から4月3日まで。4月4日の清明からまた、月紫白は変化することになります。ぼくも4月4日になったらまた家の風水を変化させようと思っています。スケジュールに都合がつかなくても、4月4日を過ぎた段階で少しでも早く変えようと思います。


家自体の風水


 年紫白と月紫白は文字通り年と月という時間で巡ってくるエネルギーです。これを整えることはめちゃくちゃ大事です。「そんなの変わらないよ」という人はその人自身の運がいいか、その人の積んできた徳を使ってその影響を抑え込んでいます。

 でもこれまで積んできた徳貯金が底をついたら、時空の悪いエネルギーを押さえつけることができなくなります。自分の持っているいい運や徳貯金を使うことなく、風水で悪いエネルギーに対処し、いい運や徳をよりよい方向性に使う方がぼくはいいと思うのです。


 ぼくは年紫白と月紫白に対処するだけでは不十分だなと思う出来事がありました。とある会員さま。この方には了承を得ましたので掲載させていただきますが、これまで風水の対策を年紫白と月紫白でやっておられました。いろいろと聞きに来られて、相談しに来られて、対策もまじめにしておられました。それはそれでよかった。

 しかし、いろいろと風水の知識が深まってくるとご自分の建物、自営をされている方ですので、店舗の風水も「どうなんだろう?」って興味がわいてきた。そしてご依頼くださったわけですね。


 実際に鑑定して、風水の対策をお願いする。もちろんこれまでも年紫白や月紫白の対策をして来られた方ですから、すぐに対策してくださる。あれやこれやして、鑑定は終わりました。

 そうするとぼくが帰ったその日の夕方から、新規が一件決まり、疎遠となっていた古い顧客さんからも連絡が入り、新しい仕事の依頼が来たそうです。


なにごともベースが大事という話


 建物自体の風水を整えるということはいわばRPGゲームの装備を整えることに近いのかなと思います。一方で年紫白や月紫白は敵の攻略法を知ることに近いのかなと思います。どれだけダンジョンの近道や敵の弱点を知っていても、装備自体が脆弱だったらゲームは先に進みません。地道に経験値を積んで、レベルアップして、装備を整えてから、先に進みます。そうしないと以下にガードを固めても、すぐに敵にやられてしまいます。

 やはり何事もベースが大事です。ベースがしっかりしないと、その上に何を積み上げても頼りないものになります。建物自体の風水を整えて、装備が整った場所で何か事を為すということはとても重要だなと改めて思いました。


 本日もお読みいただき、ありがとうございます。

読んでくださってありがとうございます。とてもうれしいです。