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幼少期の頃、どんな職業に就きたかったですか?

幼少期の頃、どんな職業に就きたかったですか?

何気なくそんな風に思ったので少し思いを巡らせてみました。


恥ずかしいのですが、ぼくは正直に告白しますと、とくに何もなかったです。これになりたい!という気持ちは一切なかったですね、今思うと。

恥のついでに、強いていうなら楽して稼げないかな?くらいに思っていました。




われながら唖然としてしまい、どうしてぼくはそういう風に思っていたのかな?って深掘りしてみました。

ぼくは当時子どもですから、両親の姿をみていました。両親は一生懸命働き、ぼくと弟を育ててくれました。朝早くからでかけて、夜になってようやく帰ってくる。

父親は帰ってこない日もありました。そうかと思うと、父親が帰ってきた形跡はあるもののぼくら兄弟が目を覚ますといないこともありました。ぼくらが眠っている間に帰ってきて、ぼくらが寝ている間に出かけてしまったのでしょう。

母親はぼくが小学校へ行くために家を出るのを見送り、弟を保育所に送ってから仕事に走っていきました。

時代だったんだろうと思いますが、ほんとうに一生懸命に働いていたんだと思います。ぼくらにイヤな顔は見せなかったとは思います。でも今思うと、ぼくはもっと父や母といたかったんだと思います。でも当時はそれはできなかった。仕事をがんばってやらないと食べていけない。お金のことで実際に言い合っているところも見ましたし。

ぼくにとって仕事とお金は楽しみをうばうものでした。

いくつものことを犠牲にして働いて、稼いで。そうしないといけないって、そういった時代だったんでしょう。つらいことが生きることだと思っていたでしょうし、人生って甘くないって思っていた。

労働の対価に得るお金は尊く、それだけ大変なことをしないとお金を稼ぐことは難しいし、それだけ身を粉にして働かないと食べていけない。お金がないからウチは不幸せでお金があると幸せを運んでくる。

そんなこと教えてもらったわけではないのだけれど、たぶん、そう願って、そんな生活から脱出したくて毎日を削って生きていたのだと思います。


今はずいぶんと世の中も変わっていき、以前とお金に対する意識も変化してきました。大量生産と大量消費の時代も終わりを告げようとしていますし、個人個人の幸福の形を見つめてもいい時代になったと思います。


幼少期の頃、どんな職業に就きたかったですか?

どんな職業に就く、ではなく、なにか目標というか何がしたいのか?というものを見つめてもいい時代だと思います。

ぼくの場合、氣の合う人たちに囲まれながら、ゆっくりゆったりと笑っていたい、と思います。

本日もお読みいただき、ありがとうございます。

読んでくださってありがとうございます。とてもうれしいです。