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あるものを意識的に見る

つくづく思うのが、人は自分の見たいものを見て、
聞きたいことを聞くものだ
、ということである。


見たくないものは目の前にあっても見ないし、
聞きたくないことは耳に入ることすらない。

これはほんとうに不思議なものだなぁと思う。
良薬口に苦し、とはよく言ったもので、苦いという感覚がないと意識もされない。

これは脳の機能で重要なことで、確かに目の前にあるもの全てを認識してしまうと人間は自分の鼻が邪魔で前が見えない。
あらゆる音が意識化され、その情報処理に脳が疲弊してしまう。
だから脳は大切な情報を選択的に処理するように出来ていて、世の中には意識されない情報は山ほどある。

よくあるのがポジティブとネガティブな話で、ある出来事のポジティブな面をみましょう!というやつだ。
ネガティブに転じている人にとってはあらゆることはネガティブに見えるらしい。
もちろんポジティブに転じている人にとってはあらゆることはポジティブに見えてくる。

どちらがいい、悪いという話ではなくて人は自分が見たいものを見て、聞きたいことを聞く、ということだ。


四柱推命では生年月日と時刻を干支に変換し、その喜忌を判定する。
そこからラッキーかアンラッキーを個別に観ていく。

干支には一定のルールに則り、五行に変換される。
五行とは木、火、土、金、水である。
例えば甲は木、巳は火という具合だ。万事このルールに従う。
甲が火になったり、巳が水になったりはしない。

この五行の間にはさまざまなルールがあり、例えば水は火を攻撃する。
このことを剋すというのだが、逆に火が水を攻撃することはない。
反剋という反撃するパターンもあるのだが、火が自ら水を攻撃することはない。

これは人間にも当てはまる。
例えばものすごく分かり易く言えばあなたが火の人で水の日に当たると、あなたは攻撃を受けている、疲弊していく、よくない日だ、となる。
そうとは言い切れないパターンも多いのだが、単純に分かり易く説明するとそうなる。


干支、というと12支が有名だが、皆さんは言えるだろうか?
もちろん言えると思うのでサラッと行く。
12支というと子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥。
この12支にも関係がある。例えば寅と申は仲が悪い。
今年の干支である戌と卯は仲がいい、などだ。
12支すべてに仲がいい、仲が悪いがある。そしてそれぞれに意味がある。

寅と申の日は交通事故が多く、クルマの運転には注意が必要だ、とされている。
ほんとかな?と思うのだが、四柱推命を知ってから、確かにその日は交通事故が多い。私の会員さまにも寅と申の日は注意を促すのだが、皆さん総じて交通事故が多い、とおっしゃられる。
自分自身が事故を起こす、ということはないのだけれど、運転をしていると事故で渋滞していた、とか、パトカーが走り去っていった、などということはしょっちゅうらしい。

じゃあどうすればいいのだろうか?簡単なことは寅と申の日は運転をしなければいいのだ。もしくはものすごく慎重に運転をする。余計な移動はしない、など注意できることはいくらでもある。


ここで私が言いたいのは、人は見たいものを見て、聞きたいことを聞く。意識したものを見たり聞いたりするのだ。

寅の日や申の日は意識しなくてもやってくる。
意識しなくてもその日は交通事故が多いのだ。
ラッキーもアンラッキーも選り好みせずに意識することで見えてくるものがあるはずである。
ただ寅と申の日はクルマの運転に注意する、それだけのことである。四柱推命を知ることはその時に起こり得るラッキーもアンラッキーも意識化してくれ、目や耳に感じさせてくれるものである、と私は思う。

ちなみに今日5月16日は申の日。
交通事故に注意の日だ。皆さんも意識してみられてはいかがだろうか?

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