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風水で理想の住まいを探す:土地選びのコツと四神相応の効果

土地を選ぶという風水のご依頼を受けることになりそうです。

新築の家を建てるという方。建物だけかと思ったら、いくつか候補にあがっている土地選びから関わらせていただけるということに。はじめはちょっとしたご相談だったのですが、お話している内にやっぱり風水も加味して選んだほうがいいだろうという話になりました。

どういった場所に住んだらいいのか?それは風水の原点ともいえることです。そもそも風水といえばお墓だったので、原点の原点はどこにお墓を作って埋葬するか、なんですけど。陽宅、つまり建物ですね。家とか会社などの風水を陽宅風水というのですが、その原点はどこに住むか、です。

建物の中をどうのこうの細工することはいろんな技術があるのですが、どの場所に住むかというのは細工しようがありません。

たとえば単純に考えますと切り立った崖のそばに家を建てることと平地や盆地など平坦な場所に家を建てた場合、どちらが危険が多いでしょうか?単純に考えて切り立った崖っぷちに家を建てたほうが危ないに決まっています。

切り立った崖っぷちの家をどうにか風水対策をしようと思ったら、家の中の風水エネルギーを整えましょうという方向性になります。しかし、それよりも立地条件から風水に適っているほうがよりベストな選択です。

こういったことは単純に思えますが、実際になると「この家の風水を・・・・」となることが多いので、そういった環境に出くわすこともしばしばです。

周辺環境を改善しようとなると、たとえば切り立った崖を崩して平地にしようとか、裏にある大きな山を崩してしまおう、近くの河を埋め立てよう、というような話になるので非現実的です。ですので、周辺環境というのは手が付けられないだけに重要なのです。

土地の判定は実際に現地で観ないとわからない部分もありますが、写真なんかで一見してわかる部分もあります。一見してわかるのは「悪い、よくない、やめたほうがいい」になりますけど。

風水の理想の形のひとつとされています四神相応。これは幻獣といわれている青龍、白虎、朱雀、玄武がそろっていることをいいます。こういった建物や場所がいわゆるパワースポットと言われる場所です。

四神相応となり、四神がそろうと風水的にとてもいい。

しかし、仮に青龍が欠けている、としましょう。そうするとその建物では男性の体調が悪くなる、男性の仕事運も減退します。とくに中年以降になると男性の性の能力が低下します。そして、この家はかかあ天下になりやすく男性が軽んじられます。お父さんがいない家、ともいいます。目上の人の引き立てもなく出世も望めない家となります。

四神はそろってこそよい影響が生まれます。逆説的に言うと四神がそろっていない建物はそもそもよくない。青龍が欠けた例のようなことが起こる危険性をはらんでいるということになります。

新婚さんなんかが青龍がない建物に住むというと将来のパワーバランスが想像できてしまいます。尻に敷かれるくらいならまだしも、体調不良や仕事運の低下、目上の人のサポートがないのは困ったことです。出世も見込めないのですから、そういった家からは早々に引っ越したほうがいい、ということになります。


風水というと家の中になにか特殊なアイテムを置いて、っていう少々胡散臭いと思う部分が印象的だと思います。しかし、単純にどこに住んだら安全に、安心して生活できるのか、ということを考えた学問です。

仮にこの世がまだ大型肉食獣もたくさんいて、人間も文明もない石器時代のような世界だと考えてみてください。定住を持たない人間はよりよい場所を求めて移動します。

どこに居を構えたら、大型肉食獣から安全に身を守って、水や食料を確保しやすく、今日も安心して眠ることができるでしょうか?

陽宅風水はそういった原点ともいうべき思想から成り立っています。そのときに居を構える洞穴の角度とか入り口の問題とかあるのかもしれませんが、まずはその洞穴が安全安心な環境かどうかが問題です。


今回は土地選びからご依頼をいただけそうなので、こういった記事を書きました。でも土地選びからはじめるとめちゃくちゃ時間と手間がかかるんですけどよね。


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