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いまよりも好きになる

 四柱推命を勉強していくときに有名人はよく題材として適しています。それななぜかというと、表向きなプロフィールだけかもしれませんが、調べやすく、ぼくたち一般人よりも浮き沈みが大きいことです。有名人というわけですから芸能人とかハリウッドスター、会社の創業者やいわゆるセレブな人たちを題材にします。「どうしてこの人物は有名人になったのだろう?」「どうしてこの人物はセレブになったのだろう?」というのは興味がありますし、万が一その命式に自分の命式との相似点があればチャンスがあるかもしれません。というように、四柱推命で鑑定する対象、その人のことがわかると自分にとっても利点があります。

 題材を選ぶときには自分が興味がある人を選ぶのがいいです。その方が真剣みも増しますし、理解が早い。同じ四柱推命を勉強しているのですが、対象者に対する興味というのは理解や習熟度に影響を与えます。先ほどは有名人ということでしたが、講座の中で最も受講生の気をひくのが家族やパートナーを観るときです。やはりその人に興味があるから知りたくなる。その人への思いが学びの姿勢として現れます。

 仮に自分で自分のことを鑑定するとしたらいかがでしょうか?もちろん自分のことですから「自分のことは自分は一番よくわかっている」はずですよね。でも改めてそこに書いてある人物を観てみると、妙に納得する部分がある。この「妙に」というのが味わい深い。ぼくも事あるごとに自分の命式を観ます。いまあることがそこに書いてあります。「自分で自分のことはよくわかっている」はずが「妙に」納得してしまう。

 もしかすると対象者もそうなのかもしれません。自分自身を見誤っている可能性があります。四柱推命を学んだり、四柱推命鑑定を受けて、対象者のことを詳しく観て行くことは、もしかしたら対象者本人よりも対象者のことを詳しくなる、理解できるのかもしれません。対象者本人が自分自身のことを理解できていなくても、対象者を理解してあげることができるのかもしれません。理解が深まると不思議なことにその人への興味が尽きることなく溢れてきます。その人のことをいまよりも好きになる。それも四柱推命の利点のひとつだと、ぼくは思います。


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