見出し画像

新型肺炎と花粉症

 新型肺炎のニュースが連日連夜更新され、感染者が増えた、新たな感染者がみつかったというお話ばかり。いまのご時世、マスクをせずに咳やくしゃみをすると、どうなるでしょうか?いやな顔されるくらいならいざ知らず、もしかすると石でも投げられかねない状態になっています。

 整体で咳を考えますと、胸椎の3番という骨。この骨が下に落ちてしまい、下にある胸椎4番にくっついた状態。それを引き放そうとする行為が咳であると考えます。

 この胸椎の3番という骨は肺を現します。

 この3番が疲れて、下に落ちているのを元の位置に戻そうとするのが咳なのです。

 とはいえ、強力な感染症の場合、3番の骨が持ち上がるまで咳をしていなさい、というわけにもいかないでしょうから、胸椎3番を持ち上げるお手伝いができたらと思います。

 胸椎3番に触れて、下から上にエイっと持ち上げるだけです。


 ただ、肺炎とか咳がたくさん出ている人の場合などには、こういったことはやらないことのほうが多いんです。

 ただでさえ肺はがんばっているにもかかわらず、もっと肺にがんばれがんばれ!ってすることは肺を、むしろこわしてしまう方向に行かせてしまうことがあるからです。


 この場合、次に負担がかかるのが胸椎4番のほうです。4番の手当ても一緒にやったほうがいいです。

 胸椎4番は何の骨かと言いますと、心臓の骨です。


 胸椎3番が下に落ちて、4番に負担がかかってくると心臓の負担になるのです。

 咳が一度出てしまうと、なかなか収まらずに連続して咳込んでしまう。その咳はどちらかというと金切り声のようにキンキン、ケンケン言っている。そういった咳の場合は心臓に負担がかかっている状態です。


 肺炎の苦しさは肺自体の異常もさることながら炎症しているということで熱の異常も起こることです。その身体内の熱というのは火の臓器、心臓の負担になります。

 咳をすることで心臓の熱を体外へ逃がそうとしているとも言えます。

 心臓の急処は左手のひらの真ん中と言われています。

 そこをじっと押さえて、少し息をするのが楽になるようですと、心臓の負担が相当あったということになります。

 新型肺炎ばかりじゃなく、風邪やインフルエンザも流行してきていると聞きます。

 他の人に感染を拡大させないための咳エチケットというのも叫ばれていますが、不用意に咳自体を止めることも問題です。

身体内にこもった熱が外に行かないとますます心臓に対しての負担は増すからです。

 咳をすること自体はそれほど悪いことではないけれど、感染予防という視点からは、どこでもしてもいいというものではないのかもしてれませんね。

 どこか隠れてやりましょう。童話王さまの耳はロバの耳みたいですね。隠れてこそっとやりましょう。


 さて、花粉症も流行しつつあるようです。

 花粉症と言いますと咳とは違ってくしゃみです。

 くしゃみのほかにも目がかゆくなったりもするそうですが、今回は咳の話の流れからのくしゃみを。


 咳は胸椎3番のはたらきでした。胸椎3番と胸椎4番の関係で咳をするというお話でした。

 くしゃみはというと胸椎8番の影響下にあります。

 咳と同じように胸椎8番が下に落ちているのを元に戻そうとする行為がくしゃみなのです。

 胸椎8番はどういった骨かというと、胃袋の骨です。

 胸椎8番は胃のはたらきを司っていると考えられています。

 食べすぎてしまうと胃に負担がかかります。

 ということは、花粉症と胃が関係あるかもしれません。花粉症の原因となるのが年末の食べすぎなのか?お正月の食べすぎなのか?はわかりませんが、わからない人というのはたいていいつも食べすぎている人です。


 咳やくしゃみと言った生理反応のような現象さえ、整体では背骨との関係で考えていきます。

 くしゃみをすると意外ともう少し食べることができたりもしますので、食べ放題などでもう少し食べたい人には効果的かもしれません。


 後でくしゃみがたくさん出て苦しんでも知りませんけどね。



 本日もお読みいただき、ありがとうございます。




読んでくださってありがとうございます。とてもうれしいです。