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春真っ盛りの里山の花達

久々に里山へ散策に出掛けた。

前回は梅が終わりかけの頃だったので、どれだけ緑が増えたか楽しみ。

まずは神社にお参り。

それから自由に歩き回るのを常にしている。

神様にご挨拶は一番先にすべきと勝手に決めているだけだ。

この里山はムサシノキスゲが自生する事で、知る人ぞ知る里山。

毎年GWにキスゲフェスティバルを行うのだが、今年は早く咲いているかと訪れてみたのだ。

もう、何度となく来て歩き回っているので、どの辺りにどの花が咲くか見当は付いている。

神社から降りてきて、まずムサシノキスゲを見つけた。

全体的に見頃には少し早めだろうか、蕾がとてもたくさん上がっている。

次にキンラン。

これはまさに見頃。

こんなに多かっただろうかと思うくらいに、黄色い花があちこちにかたまって、もしくは1つだけ咲いている。

右へ行くルートを歩くことが多いが、今回は左へ行って、ナルコユリを見ていこう。

ナルコユリは思ったよりひっそり。

家の庭で盛大に咲いているので、この方が野の花らしくていいじゃんと思う程。

小さくて目立たないけど、確かこの辺にあるんだよなと歩いて、思った通りの場所で見つけたギンラン。

個人的には、キンランよりも花の形が繊細で好き。

あぁそれから、大好きなつる性の植物の花、この花々が咲いているから咲いているかも。

降りて曲がって。

卵形の蕾、一輪花開いていた。

名前、なんだったかな。

ここの里山は多くの植物に、丁寧に名札がつけられているのだが。

あちこち見てみるが、忘れてしまったこの花の名札がついてないじゃないか。

帰宅して、大学時代の友人に写真を送り、何て名前だったっけとやりとりする。

“ツリガネってつきそうだよね”

“うんうん”

“ツリガネなんとかっぽい”

友人は植物図鑑を引っ張り出してきた。

“あれかな?”

“いやそんな名前じゃなかったと思う”

2人でしばらく、ああでもないこうでもないとやり取りをして

“これかな?”

図鑑の写真が送られてきた。

“これだ~”

“あ~すっきりした!”

互いを悩ませた花の名は“ハンショウヅル”

釣鐘ではなく半鐘だったか~

割りといい線行ってた訳だ。

でも確かに釣鐘よりもずっと小さいね。

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