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ひたすらに旅に行きたい

旅に行きたい。

3年前までは年に1度以上ひとり旅に出ていた。

行く場所は殆どが南の島。

飛行機に乗って出掛けるのが好き。


4年前の今日は屋久島に居た。

梅雨入りした翌日に出発したのは、屋久島はどうせ雨が降るのだから、梅雨なら諦めがつくし、ウミガメの産卵を見たかったから。

息子が小さい頃に、とにかく亀が好きで一緒に本を読んだり見に行ったりするうちに、私も亀が好きになった。

例によって、信じられない程歩き回り、無事にウミガメの産卵を見ることが出来、現地の人と知り合いになって、色々なことを教えて貰った。

そこでも“私が遊びに行くときは雨が降らない伝説”を発揮し、滞在中一度も雨には合わなかった。

合わなかっただけで、来たバスは雨でびっしょりだったり、温泉に入っている時に土砂降りだったりしたのだが。

とにかく万全の準備と覚悟は、帽子程度のパラパラで済んだ。


路線バス頼りのひとり旅は、思わぬ出会いも多く、予測も出来なかった体験をしたり。

どの旅もよかったなぁで終わっている。

まだ帰りたくない!って。

絶対にまた来るぞと誓って帰りの飛行機が離陸し、実際にまた訪れ“ただいま”って着陸した島も。


3年前の春は八丈島へ、秋には奄美大島へ行く計画を立てていた。

でも八丈島はキャンセルしなければならなくなり(予約をしたのが1月だった)奄美大島は諦めた。

それ以降旅の予定は立たない。

本当にさみしい。


休職する羽目になったときに、普通に南の島へ出掛けてゆっくりと過ごせたならばあっさり回復したんじゃないか。

まぁそもそも、そんなことが出来るようなら休職しなければならなくなる体調にはならなかったに決まってる。


割引で旅に行けるようになったけど、私が行きたい旅にマスクは存在しない。

だからまだなんだな。

マスクなんかしてる世の中で何が楽しいのだ。

うんざりするだけ。


あぁ気軽に旅に行ける世の中に早く戻って欲しいなぁ。

思わぬ出会いに新しい発見があり、今までの思い込みの間違いに気付かされ、自然の雄大さに圧倒され、ちっぽけな自分の浅はかさに痛感し。

勇気を出して飛び込むことで、思わぬ自分の力を知り、もしくは力のなさに愕然とする。

今まで、旅に出て様々な自分自身を発見したように思う。

何年生きてきても、知らなかった自分はいくらでも見せつけられる。


やっぱりひとり旅は好きだ。

旅の復活はいつになるか。

ひたすら待ち遠しい。




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