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宮田大 アメイジングチェロリサイタル

チェロなんて、さっぱり知らない私。カザルスと、ヨーヨーマの名前は辛うじて知ってるけど、曲と言えばサンサースの白鳥しか知らない。そんな私が行きました。大丈夫かな?でもちゃんと、楽しめました。

座席は、一列おきでだいたい埋まっていて、皆さん来ていました。もともとクラシックコンサートって、満席にはならないんだから、これはなかなかの入りです。検温、アルコール消毒、分散退席。ブラボーの掛け声なしも、慣れました。

伴奏のピアノは福間洸太朗。初共演だそうですが、息のあったところを見せていただきました。

私は今回のプログラムでは、グラズノフの吟遊詩人の歌が一番良かったです。最初に演奏されて、ぐっと心を捕まれました。宮田大、気持ちを入れて、チェロにしっかり歌わせていたと思います。知らなかったけど、まだ若くても日本人には珍しいチェロの第一人者として世界で認められてるようです。ピアノは寄り添うように、時に支えるように。ロマンチック好きな私には、こういうメロディアスな曲があってます。

マフマニノフのチェロソナタも良かったけど、センチメンタルかと思いきや、意外に重厚で安定感あり。だけど私には40分の大曲は重いです。

アンコールのピアソラのリベルタンゴは、チェロもピアノも、楽しんでいました。演奏できる喜びに、音楽そのものの素晴らしさに、ミュージシャン自身がリラックスして演奏いたのが、これまた良かったです。