#31 73回獣医師国家試験を受けて
去る2月15、16日に行われた第73回獣医師国家試験を受け、無事合格した。
この底辺獣医学生の自分がどうやって合格まで持っていけたのかについて記述していこうかと思う。
まず、自分の持ちスペックについて。
私立大
中高大と運動部
受験は現役
学年最低辺を6年間キープ
コロナ禍で不登校気味になった
試験勉強は1人派勉強開始時期
これは全国の私立大生と一緒、卒論提出終了後の秋頃。ただし、4年のCBTの時にAB問題を5年分3周くらいしてたのと、6年5-6月頃に受けた国家公務員試験(農水省)の勉強で公衆衛生や薬理毒性,伝染病に関しては手をつけていた。ちょっとこれはずるい?のかもしれない。勉強方法
まずは過去問を1年ずつ一回通しで解いてみた。出来は5割程度。それの答え合わせをのんびりして、間違えた問題や勘で当てた問題をノートにまとめて周辺知識を教科書で暗記しなおした。教科書読んでたらその前後20ページくらいもついでに読んでしまっていた。
過去問自体は5周しようと当初は考えていたが、ボリューミーすぎて3周して当日を迎えていた。必須だけはどこか出かけたりする時に目で追いつつ解いて10年分は目を通し、9割得点できるようにしておいた。ABは結局6-7年分を5周ほどやって間違えては覚え直しを繰り返す作業であった。CDは苦手だったのに最後まで対策が手薄で博打要素満載で当日を迎えた。画像対策で使った資料は、教科書の挿絵、授業資料、Googleドライブの共有フォルダにあった農水の写真、病理の出版社のカラーアトラス、先輩のまとめ。意外と衛生系の画像が頻出だったりするのでそこはやるべき。
時期としては、
年越すまで→卒試対策だけ
年明け→コロナにかからないように引きこもりつつ、ひたすら過去問やって暗記と苦手つぶし勉強会について
よく1人でやったら落ちるとか言われているがそんなことはない。ほぼ都市伝説だ。勉強しなければそりゃ落ちるが、6年間(実質4年半)の試験勉強に耐えてきてるんだから、勉強してないってことはないし勉強法が完全にお門違いだってこともないはずだ。だから大丈夫。自分が集中してやれる方法が1人なら1人でやればいいしみんなでワイワイしてやるほうがいいならそうすれば良いだけ。
また、多少の自分がやりたいぉとの封印は必要だが、完全封印はしなくていいし、しすぎるとメンタルがやられるのでやるな。YouTubeも見ていいし運動もしていい。そして、だいたいの人にとって、普通の学生生活も最後なんだから楽しもうぜ。鳥巣先生のYouTube(https://youtube.com/channel/UCTXN4JUQ-1ZZhlp9J6pDtag)はおすすめ。あれで自分は脂質代謝と門脈シャントを理解した。Twitterはやっとけ。なおきち先生という強い味方がいる。@moonnightvet
当日の得点
自己採点(2つの解答速報でやって)
166点〜181点の間と予測
必須43
A 53
B 56
C 34
D 38
合格発表後に興味本位でやった点数(もちろん解答用紙はないのでズレはあると思う)
A-D合計175
必須43
A 50
B 53
C 34
D 38最後に。
ここまで読んでくれてありがとうございました。どの科目に救われるかは当日の運だし捨て科目はない。満遍なく浅く広く時事ネタも含めてやればおよそ9割は合格する。どんとかまえていったほうがいい。追い込まれすぎて頭おかしくなった人より。
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