見出し画像

つらい過去も、未来への力に変えられる。

今日は、私が経験した病気の話を少し詳しめに。

7歳で脳梗塞になり障がい者となってから、学校も就職も健常者の世界で
生きる道を選んで今までの人生を歩んできた。

そのせいか、人と比べて落ち込む性格となってしまった。
周りが当たり前のように出来ることでも自分だけができない、
という環境で子どもの時から過ごしてきたから。

入院中はそばにいるのが家族や病院の人ばかりだったから、「すごいね」や
「えらいね」とよく褒められていた。
だから大きな病気になった意識もなかった。

本当につらかったのは、小学校に復帰してから。
(小学校3年生から元通りの学校に通えることになったのは、
 「養護学校に行け」という校長先生に、母親が土下座したから。)

(片手が使えないから)定規も使えない、折り紙も折れない、靴紐も
自分で結べない。
(頭打つと危ないから)運動会も棄権。
(足が不自由だから)朝の通学で班の人と同じペースで歩けず心無い
ことを言われる。

など。

自分は特別なんだ、障がい者なんだと自覚させられる経験ばかりで、
どんどん自分のことが嫌いになっていった。

中学ではそのコンプレックスがピークになり、自殺を考え遺書も書いた。
卒業するつもりがなかったので適当に過ごしていたし、友人たちに感謝を
伝えるなどの身辺整理もした。

こういう話をたまにすると、「つらかったねぇ…。」とか
「頑張ったね。」と言ってくれる人が多い。

でも、いい。過去は過去で!
大切なのは、未来だから!

つらい経験も未来への力に変えて、人を幸せにしたい。
こんな貴重な経験をしたのだから、同じ状況になった人がもしいたら、
伝えられること、きっとあるはず。


やっと分かった。
私は、人を幸せにするために、幸せな世の中を作るために
病気になったんだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?