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Que la fête commence !〜宮舘を添えて

「黄金のワンスプーン」
シーズンレギュラー10回の後にクリスマス特番、全国放送の特番、さらにもういっちょ特番。
ご当地食材にフォーカスして、なおかつ地元の店舗や生産者の方からいただいた料理からインスピレーションを受けて、Snow Man宮舘涼太さんが「晩餐会」として得意な料理を振る舞うというファンには何ともたまらない番組である。ワンスプーン料理と招待状代わりの黄金のスプーンの演出も光るポイントだろう。

で、掘り下げたいのは番組の可能性について。
2月17日の鎌倉はまぐりと白菜の回は凄かった。何がって、色んな可能性が広がった回だったかも。

20240217/筆者のポスト

 おそらく裏側では生産者の方に交渉してロケ地を探して…という丁寧な番組作りを進めていらっしゃるのだろう。農協、漁協、農業法人など生産者に近いところは他の番組でも見かけるが、ワンスプーンの場合、調理を公民館や地域のセンターで行うため大体の回でクレジットに自治体名が入っている。
 で、今回は鎌倉市。新しい産業のはまぐりと、地場野菜の白菜、逆オファーということは生産者主導で「だてさま」を通じて農産品、県産品をアピールできそうだ。今はお取り寄せがあるので、ルートの確保ができれば遠方でも食材の入手が可能だ。加えて番組公式さんが必ずレシピを公開してくれるので、同じ味を再現したい、食べてみたいと思う視聴者は能動的になる。(今回も生産者の方がレシピを添えたいとのお申し出がありましたね。)
 仮定の話として、自治体からの呼びかけであれば、食材、ロケ地をパッケージとして立案が可能であろう。地域のハコモノの活用も番組の良さだから、今後「うちの街でも…」と名乗りを上げる自治体が現れたら、首都圏を飛び出してサブタイトルの通りに全国行脚のスタイルも可能かもしれない。
 
 今回新しかったのが、インスピレーションをいただいた店舗へレシピの再現を依頼、限定販売を試みたこと。ファンの聖地巡礼は時に混乱を招くことがあるが、番組公開前にさらっと行ったのが何とも奥ゆかしい。贔屓目なしの反応が得られるばかりでなく、生産者と店舗をつなぐことでよいコラボレーションになっている。
(今回はもともとお取引があって、白菜のメニューがあったようです)
 あくまでも食材を主役として、演者はふれあいを楽しみ、宮舘さんはキャラクターを添えるだけ。地域の食材や携わる人々が主役の番組であることを今回は特に感じられた。

 宮舘さんって今でこそ貴族とかロイヤルとかいう概念があるけど、私の中ではそこにふわふわとしたところや男気が入っていて、デビュー前もぽわっとしている部分と治安の悪さのバランスを楽しんでいた。
この番組に関してはロイヤル60%ぽわっと30%男気10%で親しみやすさが増している。お子さんとふれあうときの穏やかさ、上目遣いのぽわぽわと、番組スタッフへメンチカツを振る舞うあたりは見たい宮舘さんだった。

 四半期に1回、季節を感じる番組になってくれたら…タレントとしての鮮度も保ちつつ、地域活性化にも貢献できる「黄金のワンスプーン」。
次回を楽しみに待っていようと思う。

追記
セルディヴドゥラフェの翻訳が上手くいかない。
noteのタイトルは「let's party time」







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