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ギターが弾けない日々だった(前編)

中学時代の同級生の影響をモロに受け、中学生でヴィジュアル系の虜になりXJAPAN、LUNA SEA、DIR EN GREY、L'Arc~en~Ciel、GLAY…を聴いて地元のホームセンターで親にストラトキャスターのコピーを(なぜストラトだったのかな?)買ってもらい同級生と同じ位に(当時彼はXJAPANを余裕で弾けていた記憶がある)メキメキと弾けるようになるはずが現実は甘くなく、ギターで一曲弾けるようになる事のハードルの高さをこの時思い知らされたのであった。

初心者ギタリスト一年目の少年が当然XJAPANが弾ける訳もなくバンやろの「絶対弾ける○○」を毎月購入しては挫折をする日々が延々と続き、しまいには弦を切って交換出来なくて弾くのを辞めてしまったのである。

今更ながら弾けなかった原因を考えるとやはりサウンドに剥離があり過ぎた為だろう。当時、勿論ピッキングでサウンドを作るスキルもなければ歪ませるエフェクターもなく、アンプも自宅用カラオケ機材に無理やり突っ込み!、弾いていたのだから無理もない。あの歪んだ音こそ必要で心底落胆した記憶がある。

まぁそんなこんなで周りは上達していきバンドも組み始めていたはず。そんな私は音楽をカセットとかMDプレーヤーで聴き続けてはいたものの、またゲーマーに逆戻り。ガンプラも好きだったからプロモデラーでもなろうかと考えていた時期でもあったのと親に高校受験生が楽器弾いてる場合じゃないと弾くのを止められて周りの圧力に屈してしまっていた。

しばらくして確か転機となったのは高校受験で合格したら合格祝いに欲しいギターを買ってもらえる親と約束をしたことだった。それはレスポールタイプのフロイドローズ付きのギターでその時はLUNA SEAにハマっていて受験終わったら買ってもらって「絶対弾けるようになる!」と意気込んでいたっけなー。

その一筋の細い煌めく眩い光の方向を希望にヴィジュアル系を聴きながら受験勉強を猛烈に取り組んでいったのであった。

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