最後なんか来なきゃいいのに

先輩と呼べる人よりも、先輩って呼んでくれる後輩の方が多くなった。それだけ月日が流れたのだろう。テスト期間の夜中の1時。早く寝なよって感じだけど、なんか言葉を連ねたくなった。最近、色んな人から相談される。先輩からも、後輩からも。同級生は?って思ったよね。同級生は、なんかね心配してくれる毎日よ。ほんとにありがたい。どんな相談を受けるのか。いろいろかな、テスト教えてください!とか、好きな人の相談だったりとか、友達の嫌な部分が見えちゃって…みたいな相談もある。こんなにわたしに相談してくれるのは何でなんだろうって思うけど、頼られることはすごく嬉しい。自分のアドバイスが正しいって言いきれないけど、少しでもその人の役に立てたならそれで十分。そんな事考えながら、3年目の夏が顔を出し始めてる。とある友達が、「私ってわがままかな」って聞いてきた。あなたがわがままならこの世の全ての人がわがままだって言い切れるくらい素直な人なのに。なんで?って聞いたら、好きな人を花火大会に誘いたいって答えが返ってきた。どこがわがままなん?!って思う前にもう口で言ってた笑。「誘わない方が後悔するんやない?」っていう14文字の言葉が効いたのか、すぐに誘ってた。ほんとに素直で真っ直ぐな友達です。同時に素直な人ほど自分の欲を押しつぶそうとしちゃうのかもって思った。友達がこんなに素直なおかげで、私も誘ってみようかな、なんて調子に乗るところだった。あと1年もあるって考えるか、あと1年しかないって考えるかは人それぞれだと思うけど、私は圧倒的後者。3年目の夏は、今年の1回きり。来年も夏はあるけど、それはまた違った色に染まる夏。

誰にも言えないわがままを文字にして、明日のテストに備えるとします。

「あなたと一緒に浴衣を着て花火大会に行きたい」
「あなたと一緒にドライブに行きたい」
「あなたの笑顔がみたい」

「最後なんか来なきゃいいのに」
「終わりなんか見えなきゃいいのに」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?