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無番和は難しいんです!

こんにちっはー!

最近プライベートが絶望過ぎておかしくなってる蜷です。

赤血の戦が始まっていますね。

今回はその赤血の戦の採用役のうち唯一、国際公式ルールから名前が出張している「無番和」についてです。

1翻役の「無番和」です。

赤血の戦やっている人なら腐るほど和了する「無番和」です。

本来の四川ルールには無番和はありません。無番和の和了形を0翻として、「平和(ピンフ)」と呼びます。赤血の戦のサジェストに運ゲーとよく出ますが、0翻を採用できなかったことが影響してるのかも?

無番和とは?

赤血の戦だとポンポン出るでしょうが、中国麻将では8点役で脱初心者の登竜門ともされる、そこそこ難しい役です。

条件は役が何もないこと

日本麻雀を打つ人からすれば、役無しなんて簡単にできるように見えますよね。

しかし、「単騎待ち」や「辺張待ち」にまで役がつく中国麻将の世界では役無しの定義が異なり、意図してそれを作るのは至難の業です。意識しないと1点役や2点役がついて、チョンボになります。

実践牌姿としてはこんな感じです。

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これは6sの出あがり限定で和了できます。

チョンボになりそうなパターンだと
・6sをツモったところで和了すると「自摸」の1点がつくためチョンボ。
・6sツモで和了せず、8mか5sを切ると「坎張」の1点がつくためチョンボ。
・3sで和了したとすると「喜相逢」の1点がついてチョンボ。
・6mと9mをスライドさせると「連六」の1点がついてチョンボ。
・6sが4枚見えになると「和絶張」の4点がついてチョンボ。

日本麻雀を打つ人からすると中をスルーしている姿が滑稽に見えるでしょうが、この手は中が暗刻だったり、ポンをしていたりすると「箭刻」2点がついてしまうので残念ながらチョンボです。

他の牌姿も見てみましょう。

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これも2mの出あがり限定で和了できます。

この手の場合は
・ツモ和了は「自摸」の1点がついてチョンボ。
・東で和了すると「圏風刻」の2点がついてチョンボ。
・56pを4pでチーしていると「連六」の1点がついてチョンボ。
・3m持ってきてリャンメンにすると「喜相逢」の1点、もしくは「三色三歩高」の6点がついてチョンボ。

このように役を把握しきった上でないと和了できないのが「無番和」です。

また性質上、「ツモ和了ができない」「打点を花牌以外で積むことが出来ない」など点数的な不都合もあり、無理に狙う役でもありません。
そのため、忘れがちになりますが、スマートに和了できるとかっこいいですよね…


余談ですが私の場合、KR軍団のWilmaさんが同卓している時によく和了れるみたいです。直近10和了のうち、7局で彼がいました。

※自摸:面前でないツモ和了につく役。1点
※喜相逢:いわゆる二色同順。1点
※坎張:カンチャン待ちで和了するとつく役。1点
※連六:2組の順子が連続した数字になっている。1点
※和絶張:場に3枚見えの状態からラス牌で和了するとつく。4点
※箭刻:三元牌の役牌。2点
※圏風刻:いわゆる場風。2点

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