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18.仕事復帰

11月末に心臓の手術をした夫。退院後から年末年始にかけての生活は、小2、年中の子どもたちと共に、バタバタと過ぎて行きました。2ヶ月弱に渡る療養のための休暇は年を跨いだおかげで2年分の有給休暇で賄うことができました。そして仕事には有休のなくなるギリギリで復帰しました。通勤は約2時間弱。送迎できる距離でもないので、通勤ラッシュを避けて半日出社からスタートしました。

私も仕事を休んでいたのですが、自営業なので休もうと思えばいつまででも休めるし、仕事自体をだいぶ手放して減らしてしまったので、正直どうしたらよいかわかりませんでした。ただしそもそもわずかな収入ではありましたが、この間、私が無収入であったことは、じわじわと家計を圧迫していました。この頃が一番夫婦円満だったかもしれません。その後は、経済面でだいぶもめ、私も相当陰で泣きました。

その頃の生活の日記を振り返りました。

家族4人での生活

とにかく家族が常に家にいるもので、1人で落ち着く時間が全くなく、三食ごはんを作って、洗濯をして、こどもの相手をして、誰かしらの送迎をして、毎日がどんどん過ぎていました。


単調な日々の中で、夫も回復していったようで、気になるのは胸の傷だけ、怪我みたいなもの…という感じになってきました。


地味ですが、これだけ長く家族で過ごすのは貴重で平和な時間でした。


昨日からやっと娘の給食が始まりました。
そして夫が午前中だけ会社に行き始めました。
というわけで何ヶ月かぶりに訪れた家での1人の時間!


この冬、狭い家に無理矢理投入したこたつ。
外にあまり連れ出せないので、トランプをしたり、こどもの宿題を見たり、ごはんを食べたり、だらだらテレビを見たり、常に家族が集まっていましたが、急に私一人ぽつーん。
そろそろ私も日常にも戻ららねば…とは思いつつ…。


私は、まだ全然仕事モードに入れません。
わずかだけど、患者さんもお待たせしているし、秋に受けたインタビュー記事、公開先送りにしてもらっていたものが、UPされてしまったので、なんとなく後ろめたいけど、もう少し休みます。
私が休んでいるうちになんと近隣に鍼灸院、鍼灸整骨院が3つもできました。(そんなにニーズあるのかな⁈)
もうみなさんに任せた、私は引退します!という気分です。


お待たせしている方のだにも、あと1年保育園に息子を通わせるためにも、家計的にも働かないと…とは頭ではわかってますが、専業主婦生活が意外に心地よかったのか、まだ気持ちがついていきません。


まだ夫もすぐ帰ってくるのと、やることは地味にたまっている、少し気持ちの切り替えが必要ということで、大義名分を探しつつ、仕事復帰を先送りにしております。

夫の仕事復帰と夫婦関係

連休明けから4日連続出勤した夫。
私も、お見舞いしてくださった親族などなどに御礼のお手紙を書いたり、パタパタと元の生活に戻る準備をしていました。


さすがに土日はバテていました。
土曜日は、ちょうどスイミングの帰りにお友達ファミリーにたこ焼きパーティーに誘ってもらったので、夫はやかましい私達母子のいない静かな午後が過ごせたようです。


先週は夫婦ともに何となくチャンネルを切り換える感じで、ちょっと不安定な感じでした。療養期間中は、ずっと一緒にいると、定年退職後の熟年夫婦のように、絶対お互いイライラケンカしてしまいそうだと思ったのですが、まさかのこれまでにない円満な関係。


私も病気の人には優しくできるのか、家事育児を分担してほしいという期待値がないからか、やることを減らし、絞り込んでいたからか、すごく穏やかな気持ちで過ごせました。


私自身、夫という立場について考えるよい機会になったというか…。
入院中毎日都内まで通ってみたら、通勤って大変だなあ…と。
奥さんが出産で立ち会ったり、育休とるにしても、明確な予定が立たないと対外的な調整は大変だなあ…と。
実母に家を守ってもらい都内まで通って、帰ってきた時に、こどもたちが家にいてあたたかくて、家族がたのしそうに待っててくれるっていいなあ…と。
夫が仕事に戻れるのか不安があった時は、大黒柱ってプレッシャーあるなあ…と。
いつもと違う立場で、家を見た時に、毎日自分がしている普通のこと、してもらっている当たり前のことから、思い知ることがとても多かったのです。


こどもたちも、よく面倒を見たので、すごく安定していて、色んなことができるようになった気がします。
何より息子の体重がやっと4月から1kg増えて!
しかも最近ごはんが美味しいんだそうです。
(今までは美味しくなかったんかい…)


この状態を維持したいと願うのですが、夫婦共に意識が外に向いた途端に、お互い責任とかプレッシャー、不安がのしかかってきてしまいました。
徐々に新しいフェイズに慣れて、せっかく気づき、築いた温和な暮らしに戻りたいと思います。