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最近の息子のこと
ちょっと過去を振り返るのはお休みして、現在の10歳、小学5年生の息子のことを書きたいと思います。
「とんでもなく尊く神々しいものを預かってしまった!」というのが子どもが生まれた瞬間に思ったこと。
新しい命のピカピカさは眩しく、神様からの預かり物として、おっかなびっくり大事に育てているうちに、愛着が湧き、愛おしくてたまらないものになっていきました。
癇が強く、なかなか手強かった娘と違い、息子は本当に穏やかで、安定していて、親バカながら、天使かな?と思うほどでした。幼少期に「神様の声はどうしておうちの中にいても聞こえるの?」と聞かれた時には、「やはり!神の子!」と確信したイタイ母。
でも、保育園や学校でも「やさしいと言えば、息子」「息子と言えば、やさしい」と評される温厚さでした。私も、生まれてきてこんなに優しくされたことがあるだろうか…と思うほど。父親より夫より、これまで出会ったどの男性より大切にしてもらい、うっとりしておりました。
が、そんな息子にもとうとう思春期がやって参りました…。やはり「人の子」でした。神々しさはすっかり消えまして、
「うるせーな」「ごちゃごちゃ言われたくないんだよ」とツンツン。学校では「親とはバチバチなんで」とまだまだマザコンなくせにイキがってきたり。なんだか男くさくもなってきました。
これも順調なこと。私も子離れの時期が一段階進んだのを感じて、病気のことを振り返り始めました。
最近は、10歳にして14歳の姉の身長を超えました。循環内科、整形外科、眼科、矯正歯科などにコンスタントに通っています。毎日心臓のための薬は飲んでいますが、最近気になるのは骨形成の異常。
胸郭が歪んできています。右だけがボコっと出てきてしまい…見た目にもわかるので、本人も少し気にしています。でも今は治療のしようがないのです。今後心臓の手術をした時に、直すことができるくらい。
今のところ背骨の側弯は落ち着いていますが、成長と共に、歪み方や部位も変化してきているのを感じます。
今年度はコロナの影響で、運動会や林間学校など、行事が軒並み中止になりましたが、我が家としては少し安堵。5、6年生になると騎馬戦があり、痩せているけれど長身の息子はどこのポジションにハマるのだろう…とずっと心配でした。水泳の授業も中止となり、人前で骨の歪みなども晒すこともないので、お友達に指摘されることもなさそうで、親としては安心でもありました。
春はまだ公園で近所の子ども同士で遊んでいましたが、外で遊んでいると通報されるようになり…その後は家にこもってオンラインゲーム三昧の日々です。もう少し運動しないと心配ではあります。
今年は2週間の短い夏休みですが、久々に友達に誘われて、市営プールに繰り出しました。小学生男子にはほとんどの話が通じていないのですが、やはりラッシュガードは着ないで遊んできたようで、日焼けがヒリヒリすると言っています。骨の歪みも気にせず遊べたことは良きかな良きかな。
言って聞く年齢ではなくなってしまったので、服薬や通院など厳しくなってきますし、本人からも今後疾患受け入れで、当たられることも覚悟しています。親は壁のようなもの。守り、当たられ、乗り越えられていく…。壁打ちの相手になってやるのも仕事のうちですが、やっぱり辛い…。
心配はつきませんし、思春期のお相手は大変ですが、親という壁を越えて自分で歩いていけるよう、信じて応援するのみです。