はじめるよ 〜なめこと素敵な出逢い
「あれ、気が付いたら今年で33歳やん。」
「私、つまらないオトナになってないか?」
大学時代は色々あったけど、
何とか大企業に滑り込み、
ハードな営業職で仕事に全うしながら、
仕事終わりのビールの旨さを知った20代前半。
あの時は無敵だった。
月曜から終電まで飲んでも、なんてことない。
レッドブルウォッカでどこまでもぶっ飛んでた。
教育研修の仕事をしたく転職し、
企画職の厳しさを味あいながらも、
新しいことに挑戦する楽しさを知った20代半ば。
職場が銀座のど真ん中で、エンゲル係数爆上がり。
グルメというオシャレな言葉での表現できない。
体育会系男子が如く、
餃子100個大食いにチャレンジ。
どすこい倶楽部という活動を社内で開始。
食べて飲んでばかりで(仕事ちょっと頑張って)、
これを読んでるあなたにこんな年頃の娘がいたら、さぞ心配だろう。
「ウチの子結婚できるかしら。」
正直母親には、
「あたしゃパラサイトしまくるで。」
と言い、実家を乗っとるつもりでいたが、
意外にも、何かあるもんや、人生は。
1社目に入社した会社で営業職であったが、
隠れ人見知りで、それを克服すべき、
社会人サークルのようなものに顔を出し、
薄っぺらい友達を増やしつつも、
経験値を積み、コミュ力爆上がり。
加えて、いつも暇であることがバレてるため、
合コンの盛り上げ要員として、
数多オファーを受け、幾夜も盛り上げてきた。
そんなこんなで1回目の25歳の結婚ブームで、
同じ感覚で、余興や二次会を盛り上げ、気がついた。
「果たして自分は結婚するのだろうか。」
「てか、どんな人が合うんだ?」
複数のマッチングアプリを使いこなし、
企画職で身に付けた、事務処理能力で、
一度に40名の男性と連絡を取り、
やり取りをしていく中で、あることに気付く。
「結婚するなら普通の人が1番やな。」
気狂いな婚活をしておきながら、
単純にして、極めて真っ当な真理の辿り着く。
そこで原点と言うべきか、
社会人サークルで今の旦那と出逢い、
あっという間に結婚した20代後半。
旦那の影響で、「龍が如く」のゲーム実況を見て、
人生と世の中の知らないことを学ぶ。
アブノーマルな生き方をしてきたので、
様々な価値観を受容する能力が向上してることに気付く。
身体がだるい日はドデカミンに頼りがちになる。
酒は基本翌日が休みの日の夜だけ。
年齢を感じるようになった30代前半。
そして天使を授かる。
胎名を適当に「ベビースター」と付け、
旦那から若干反感を得る。
胎名の如く「赤ちゃん界のスター」爆誕。
結局「ベビースター」の残党が残った名前を付ける。
子は泣く、なかなか体重落ちない、
身体思い通り動かない(帝王切開のせい)、
旦那思い通り通り動かない(ゲームのせい)。
ありのまま生きようや。
Let it be.
(諦めの境地)
生後10ヶ月で仕事復帰し、
ワーママに対する壁と闘いながら、
ゆるく子育て。
元気に生きてりゃ感謝。
これにて漬物石が如く落ち着く。
そこで昨日の話。
リビングのソファでくつろいでると、
旦那の叫び声。
「見てはいけないものを見た!」
と指差す方向に黒いちっちゃいあの子。
そうGですよ。
旦那は逃げ出し戦力外。
すかさずアルコールスプレーで激射。
しかし簡単には死なないぜ。
気持ちの悪い動きをしながら、
最期までのたうち回り、
私は追い討ちのアルコール噴射。
そしてGを追跡してる中、
アルコールまみれの床にて、
漫画の如くすってんころりん。
ド派手に転んだところで、
やっと旦那が参戦。
旦那が怯えながらあれこれやってる内に起き上がり、
力を振り絞って、ティッシュで握りつぶし、
無事に完。
転んで尻もちついたし、
足の上Gが歩いたり、
旦那は役に立たなかったけど、
気付いたことがあった。
私の人生、こんな感じにネタに溢れる人生だったのに、
いつしか漬物石になってて、
つまらないオトナになりかけてはないのか?
日々の忙しさから忘れてたよ。
私はもっと面白いやつだったはずだ。
そんなこんなで、日々のコトを書き綴ることで、
かつての面白い自分を取り戻す大冒険が始まるのであった(圧倒的ジャンプの主人公感)。
まぁシンプルにnoteを始めるきっかけという訳だ。
これにて「なめこと素敵な出逢い」の幕が明けるのである。
つまり昨日のGとも「素敵な出逢い」だったのか?
(タイトル伏線回収)
いや、あれは違うわ。