セラから届いた「ヨルヴォ」のお話
僻境の地からこんにちは！ Sasakinaです。
なんとカードショップセラの創業20周年記念キャンペーンに当選してEDHのデッキを１つ頂きました。ありがたや(*‘ω‘ *)
カードショップセラ創業20周年記念キャンペーン❕
— 加藤英宝 (@serra_katoeiho) October 20, 2023
大好評『特製 5,000円EDHデッキ』を5名様にプレゼント！
今回はアンサー社( @Answer_cp )の
『レギュラーカード用トレカプロテクトHG』(60枚入×2)付き！
当アカウントをフォロー＆このツイートをRTで応募完了！
✅締切：10/31#EDH #MTG #統率者 pic.twitter.com/Bl9U8uYFHA
カードショップセラといえば、それこそ創業20周年となる老舗であり、私自身も通販を利用させてもらっている有名店です。店主である英宝さんのクセが強めなおもしろいコラムを読んだことのある人も多いでしょう。
（英宝さんと親しげに呼んでいますがお会いしたことはありません。いつか会いたいです。）
実は以前真贋チェックで少しお世話になったことがあるなど、シングルやPSA鑑定品の購入以外にもお世話になっている店舗です。
さて、今回私の元に届いたデッキ、そのジェネラル（統率者）は《ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ》！
ギャレンブリグの領主、ヨルヴォは、+1/+1カウンターが４個置かれた状態で戦場に出る。
他の緑のクリーチャーが１体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、ギャレンブリグの領主、ヨルヴォの上に+1/+1カウンターを１個置く。その後、そのクリーチャーのパワーがギャレンブリグの領主、ヨルヴォよりも大きいなら、ギャレンブリグの領主、ヨルヴォの上に+1/+1カウンターをもう１個置く。
――やっぱりです。そんな予感はしてたんです。というのもここ数年の英宝さんの《ヨルヴォ》への愛着がすさまじいのです。友人に「キャンペーン当たったんだ」と報告したら「ヨルヴォですか？」と聞かれました。さもありなんという感じです。
この緑信心が濃すぎるEDHデッキを先日友人にプレゼントしました。
— 加藤英宝 (@serra_katoeiho) September 23, 2021
他にもヨルヴォ脳筋教に入りたい方いますか？
合言葉は「コンボ？知らねえな。」です。#EDH pic.twitter.com/HP8Ttf3CVO
ヨルヴォの良さ。
— 加藤英宝 (@serra_katoeiho) March 28, 2023
・３マナ４/４で勝手に成長してくれる。
・やられても２回くらいなら出し直し出来る。
・思ったよりパンチ力があってジェネラルダメージ狙える。
・ハンマーが可愛い。
・緑色のひげが可愛い。
・ヨルヴォ大戦が出来る。
・店主めちゃ推し。
さあ！持っていない人はぜひ！#EDH pic.twitter.com/7H3msdPqqk
X（旧Twitter）でテンション高めな投稿がいろいろ発見できます。
ただひたすらにパワーを上げて殴りにいくという愚直で不器用な姿には、たしかに愛らしさを覚えます。
大槌を持った温厚で優しい巨人というイメージからは北欧神話のトールも連想されます。（そういえばカルドハイムにトールをモチーフにした《トラルフ》がいました。しかしあちらは荒々しい。）
送られてきたデッキのリストは以下のとおりです。5,000円構築ということでカードパワーは低めですが、作り手の構築思想がうかがえる内容になっています。
《エルフの神秘家》…ﾏﾅ加速
《エルフの開拓者》…ﾏﾅ加速
《ラノワールのエルフ》…ﾏﾅ加速
《スカイシュラウドのレインジャー》…ﾏﾅ加速
《腐れ花》…ﾃﾞｨｯﾁｬ・増殖
《薄暮殻の這うもの》…+1/+1
《エルフの幻想家》…ﾄﾞﾛｰ
《培養ドルイド》…ﾏﾅ加速
《大蛇の統合守り》…ﾏﾅ加速
《ディープウッドの住人》…ﾄﾞﾛｰ
《管区の案内人》…ﾏﾅ加速
《激情の共感者》…サーチ
《緑織りのドルイド》…ﾏﾅ加速
《囁かれる希望の神》…ﾏﾅ加速・鱗
《うろつく蛇豹》…打ち消し対策
《再利用の賢者》…ﾃﾞｨｯﾁｬ
《ピーマの改革派、リシュカー》…+1/+1・ﾏﾅ加速
《ヤヴィマヤの古老》…ﾏﾅ加速
《猿人の似姿》…+1/+1
《鎧作りの審判者》…ﾄﾞﾛｰ
《節くれだった教授》…逆ﾙｰﾃｨﾝｸﾞ
《キヅタ小径の住人》…+1/+1
《狩りに喚ばれしレナータ》…+1/+1
《永久の証人》…ﾘｸﾞﾛｰｽ
《狼茨の精霊》…ﾄｰｸﾝ
《永遠神ロナス》…ﾊﾟﾝﾌﾟ
《寓話の守り手》…ﾄﾞﾛｰ
《忠実な守護者》…+1/+1
《攻撃的なマンモス》…ﾄﾗﾝﾌﾟﾙ付与
《巨大猿、コグラ》…格闘・ﾃﾞｨｯﾁｬ
《始原の賢者》…ﾄﾞﾛｰ
《雷足のベイロス》…ﾊﾟﾝﾌﾟ・ﾄﾗﾝﾌﾟﾙ付与
《茨のマンモス》…格闘
《終末の祟りの先陣》…ﾊﾟﾝﾌﾟ・警戒付与・ﾄﾗﾝﾌﾟﾙ付与
《自然の要求》…ﾃﾞｨｯﾁｬ
《ガイアの贈り物》…ﾊﾟﾝﾌﾟ
《強行突破》…一方格闘
《自然への回帰》…ﾃﾞｨｯﾁｬ
《新緑の命令》…ﾄｰｸﾝ
《内にいる獣》…除去
《野生語りの帰還》…ﾄﾞﾛｰ・ﾊﾟﾝﾌﾟ
《生命の遺産》…ﾄﾞﾛｰ
《自然の知識》…ﾏﾅ加速
《不屈の自然》…ﾏﾅ加速
《耕作》…ﾏﾅ加速
《木霊の手の内》…ﾏﾅ加速
《調和》…ﾄﾞﾛｰ
《古霊招来》…ﾄｰｸﾝ
《圧倒する暴走》…ﾊﾟﾝﾌﾟ
《巫師の天啓》…ﾄﾞﾛｰ
《リシュカーの巧技》…ﾄﾞﾛｰ
《無鉄砲》…ﾄﾗﾝﾌﾟﾙ付与・ﾄﾞﾛｰ
《怨恨》…ﾄﾗﾝﾌﾟﾙ付与
《繁茂》…ﾏﾅ加速
《肥沃な大地》…ﾏﾅ加速
《鉄の樹の拳》…ﾄﾗﾝﾌﾟﾙ付与・ﾄｰｸﾝ
《ケンリスの変身》…除去・ﾄﾞﾛｰ
《セテッサ式訓練》…ﾄﾗﾝﾌﾟﾙ付与・ﾄﾞﾛｰ
《森の頌歌》…ﾊﾟﾝﾌﾟ・占術
《巨大な威厳》…ﾄﾞﾛｰ
《ガラクの蜂起》…ﾄﾞﾛｰ・ﾄﾗﾝﾌﾟﾙ付与
《壮麗な日の出》…ﾊﾟﾝﾌﾟ・ﾄﾗﾝﾌﾟﾙ付与・ﾄﾞﾛｰ
《街の鍵》…ｱﾝﾌﾞﾛ・ﾄﾞﾛｰ
《カロニアの指輪》…ﾄﾗﾝﾌﾟﾙ付与・+1/+1
《ティタニアの杖》…ﾊﾟﾝﾌﾟ・ﾄｰｸﾝ
《速足のブーツ》…速攻付与・呪禁付与
《ロクソドンの戦槌》…ﾄﾗﾝﾌﾟﾙ付与・絆魂付与
・ｸｿﾊﾝﾏｰ《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》…ﾄｰｸﾝ・+1/+1・ﾄﾞﾛｰ
《生命の力、ニッサ》…(ﾏﾅ加速・)ﾘｸﾞﾛｰｽ・ﾄﾞﾛｰ
《カーンの拠点》…増殖
《カルニの庭》…ﾄｰｸﾝ
《ラノワールの再生地》…+1/+1
《巨森、オラン＝リーフ》…+1/+1
～99.《森》
デッキコンセプトは単純です。出して 育てて 殴る💪
クリーチャーを出して《ヨルヴォ》を育てるだけでなく、+1/+1カウンターを乗せてさらに打点を上げるとともに、トランプルを付与することによって余剰分のダメージも有効に活用しようとしています。+1/+1カウンターとシナジーを持つクリーチャーたちも採用されています。
また、たくさんのクリーチャーを並べるためのマナ加速、後続を切らさないためのドロースペルが多めに採用されているのが特徴です。
（ですが、少し３マナが弱め？）
マナカーブも綺麗です。
言語はすべて日本語で統一されているため、貸出もしやすいです。デッキの動きも分かりやすいので初心者にもってこいと言えるでしょう。こういう気遣いは素敵だと思います。
回していておもしろいと思ったカードを５枚紹介します。
🔸《囁かれる希望の神/Kami of Whispered Hopes》
パワー分のマナを生み出すマナクリ。さらに+1/+1カウンターが追加で乗るという《鱗》の能力も待っています。そのため《ヨルヴォ》と相性が良く、また《薄暮殻の這うもの》のようなカードたちともシナジーを形成します。
🔸《忠実な守護者/Loyal Guardian》
毎ターン全体が強化されていくのは単純に強力です。トークンもたくさん並べるため、面で攻めることができるようになります。+1/+1カウンターとシナジーを持つカードとの相性が良いです。
🔸《生命の遺産/Life's Legacy》
育った《ヨルヴォ》をドローに変換しても良いですが、そうでなくても２マナでだいたい４枚以上は引けるカード。他のドロースペルと比べて軽いため次の動きにつなげやすいです。《重大な落下》とは異なりソーサリー。
実はあまり再録されていない。
🔸《圧倒する暴走/Overwhelming Stampede》
むきむきになった《ヨルヴォ》のサイズ修正を全体に与えるエンドカード。トランプルが付くのも良いです。
🔸《鉄の樹の拳/Fists of Ironwood》
《ヨルヴォ》のためのようなカード。打点を上げつつブロッカーを生成し、トランプルも付与します。
さらに今回のプレゼントはデッキだけでなく、スリーブも付いてきました。
寡聞にして知らなかったのですが、「アンサー」というゲームやTCGの周辺グッズを扱う会社のもののようです。
光沢のあるスリーブで、66mm×91mmのサイズ。インナースリーブを入れてももちろん入ります。耐久性はまだ分かりませんが、シャッフルのしやすさも可もなく不可もなくというフツーさ。このまま使わせていただこうかと思います。
スリーブは一度これが良いと思ったらなかなか他のものに手を出しづらいのでこういう機会はありがたいです。
以上、ざっくりではありますがデッキを頂いた“お話”としたいと思います。
コンボや踏み倒しが横行する環境の中、「ヨルヴォ」のような牧歌的なデッキが活躍できる機会は多くありませんが、卓を囲むプレイヤーとのコミュニケーションを大事にするという初心にかえってEDHを楽しむのも良いなと思います。
このデッキは記念としてこのまま使用し、MTGに興味を持ってくれた初心者プレイヤーがいればその方に譲ろうと思っています。それが巡り巡って私にも何かしらの形で返ってくるのではないかと思っています。（いつか《狂暴化》は打ちたいです。）
今回、プレゼントを企画してくださったカードショップセラさん、アンサーさんありがとうございました。
貴社の今後のますますの発展を祈るとともに、応援の記事とさせていただきたいと思います。
【外部リンク】
🔹カードショップセラ
公式サイト・Ｘ（旧Twitter）アカウント
🔹アンサー
公式サイト・Ｘ（旧Twitter）アカウント
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「ヨルヴォ」組むか。
— Sasakina@MTG (@sskn_mtg) November 25, 2023
「ヨルヴォ」のことを考えていたら「ヨルヴォ」を組みたくなるのは、もはや世の必定かもしれません。
とりあえずこんなカードを入れたいという候補のカードたちを書き散らそうと思います。「こんなカードがあるよ！」というのがありましたらぜひ教えてください。ヨルヴォ教に入信しそうです。
まず採用したいのは
《鱗》のように追加でカウンターを置いたり、増やしたりするカード
🔸《硬化した鱗/Hardened Scales》
🔸《打ち砕かれた尖塔、オゾリス/Ozolith, the Shattered Spire》
🔸《料理長/Master Chef》
🔸《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider》
🔸《ハイドラの成長/Hydra's Growth》
🔸《フラクタルの装具/Fractal Harness》
🔸《ギャレンブリグの宮廷/Court of Garenbrig》
🔸《威圧の光景/Visions of Dominance》
🔸《英雄たちの結束/Solidarity of Heroes》
《ギャレンブリグの宮廷》は最近のカードで、名前のとおり領主である《ヨルヴォ》と相性が良いです。
さらには、
+1/+1カウンターを全体にばらまいたり、増殖したりするカード
🔸《活力を穢すもの/Defiler of Vigor》
🔸《進化の賢者/Evolution Sage》
🔸《花粉光のドルイド/Pollenbright Druid》
《活力を穢すもの》は、素のスタッツも優秀で、さらには後続のコストの軽減もしてくれます。リミテではものすごいボムレアでした。
大量のクリーチャーを横並びにするカード
🔸《若葉のドライアド/Tendershoot Dryad》
🔸《クズリの騎兵/Wolverine Riders》
🔸《新緑の魔力/Verdant Force》
🔸《野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt》
🔸《マイコロス/Mycoloth》
🔸《ターヴィゴン/Tervigon》
🔸《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar》
🔸《硬鎧の大群/Scute Swarm》
🔸《マローの魔術師、グリーンスリーヴス/Greensleeves, Maro-Sorcerer》
🔸《胞子塚/Sporemound》
🔸《猛り狂うベイロス/Rampaging Baloths》
🔸《エズーリの捕食/Ezuri's Predation》
🔸《創造の標/Beacon of Creation》
アップキープごとにトークンを生成するものに加え、「上陸/Landfall」でトークンを生むものも候補になります。重いものは《自然の秩序》でサーチ？
育った《ヨルヴォ》のダメージを効率よく与えるためのトランプルを付与するカード
🔸《西の樹の木霊/Kodama of the West Tree》
🔸《誇り猫/Pridemalkin》
🔸《スーラクと殺し爪/Surrak and Goreclaw》
🔸《水晶壊し/Gemrazer》
🔸《影槍/Shadowspear》
🔸《狂暴化/Berserk》
中でも《西木霊》は非常に優秀で、デッキとの相性は抜群です。（「にしのきのこだま」で変換すると「西のキノコ玉」って出てきます🍄）
また、《ヨルヴォ》は「人間/Human」ではないため「変容/Mutate」することができます。基本のパワー/タフネスが上書きされるため、結果的に打点も上がります。
より効率の良いドロースペル
🔸《獣に囁く者/Beast Whisperer》
🔸《精霊の絆/Elemental Bond》
🔸《世界樹への貢納/Tribute to the World Tree》
🔸《秘密を知るもの、トスキ/Toski, Bearer of Secrets》
🔸《オーランの凍り牙/Ohran Frostfang》
🔸《原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter》
🔸《鼓舞する呼び声/Inspiring Call》
強さの順で言うと、唱えたとき＞戦場に出たとき＞戦闘ダメージを与えたとき＞生贄に捧げたとき。そのため《獣に囁く者》は強いです。《鼓舞する呼び声》は守り向けですが、全体除去を躱しながらドローができます。
パワーの高さを利用して踏み倒すカード！
🔸《八百長試合/Fight Rigging》
🔸《苔汁の橋/Mosswort Bridge》
🔸《グレートヘンジ/The Great Henge》
🔸《髑髏胞子の結節点/The Skullspore Nexus》
🔸《原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger》
《髑髏胞子の結節点》はオーバーキル気味ですが、置ければその後のクリーチャー除去を打ちづらくさせることができます。楽しそう。
ワンショット向けのカード
🔸《大軍の功績/Triumph of the Hordes》
🔸《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》
🔸《ラムホルトの勇者/Champion of Lambholt》
🔸《ならず者の道/Rogue's Passage》
特に《大軍の功績》は、30点抜けることを目指せばいいので一気に勝ちが近づきます。
守ったり後続につなげたりするためのカード
🔸《統率者の板金鎧/Commander's Plate》
🔸《蛇皮のヴェール/Snakeskin Veil》
🔸《オゾリス/The Ozolith》
《英雄的介入》なども気にはなりますが、守るよりもどんどん攻めたいですね。
以上。長々とお付き合いいただきありがとうございました。
実は、今回のリストに入っている《スカイシュラウドのレインジャー》や《鉄の樹の拳》は私にとって未知のカードでした。広いカードプール、その中でジェネラルと相性の良いカードを探すのはとても楽しいことです。これからもいろいろなジェネラルやカードたちに出会っていきたいです。
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