激安なDEED製32型4KHDR対応モニターを購入した話※追記(設定はややこしいけどコスパ神モニターだった件)
今回は、激安と噂のDEED製32型4KHDR対応モニターを購入してみました。
※9/16追記あり(評価が上がりました)
※私の環境では4K出力できるデバイスがなかったため、モニタの表示色やHDR機能のレビューが主となります。
※専門的なことはよくわからないのですべて主観でのレビューです。ご了承ください。
■あまりにも安すぎる
¥2万円台(2021年9月)現在と非常に安い製品です。アグレクションと書いていますがこれは発売元の会社名のようで、商品自体のメーカーはDEEDとなっています。
ちなみに一般的なメーカーの同スペックの製品の値段は以下のようになっています。
一般的な製品と比較すると異常に安すぎます。
■他の人のレビュー
しかもこの製品、Googleで検索してみたのですがほぼ情報は無く、唯一見つかったのはこちらのわーく様のブログでした。購入の決め手になったので、気になる方はこちらも一読したほうが良いかもしれません。なお、型番が少し異なるようですが、ほぼ同じ製品のようです。
■買っちゃった
情報がかなり少ないためほぼほぼギャンブルでしたが、清水の舞台から飛び降りるような気分で買ってみました。届いたモノがこちら ↓
前述したブログ記事に載っていた画像とはパッケージと型番が異なりますが、このような箱で届きました。動作確認を急いでしまったので包装などの画像は無いのですが、しっかりと発泡スチロールにサンドイッチされていました。
スタンドが組み立て式になっているため、プラスドライバーは用意したほうが良いです。
■インプレッション
※今回の感想は以前モニターとして使っていた東芝のテレビ"24B5"と比較した個人の感想です。
◯画質
最初は4KテレビにFHDの映像を流したため画質もガビガビで残念な印象でしたが、シャープネスを100にしたり、超解像技術とかいう謎の項目をいじったりしているうちにまともな画面になりました。悪くはない感じです。
◯色合い
これがだいぶ曲者でした。
初期設定では色温度が暖色系の色合いになっているため、設定で寒色に変更したのですがどうも暗くなってしまい、仕方なく色温度設定からUSERを選択して手動でRGBを自分の好みに合わせる。という作業をまず行わなくてはなりませんでした。
その後、いろいろいじってみましたが、最終的には下の画像のように一部が白飛びしてしまうという結果に.....(わかりずらいですが)
こうなってしまったのには理由があるのですが、それは後述します。
◯応答速度など
このモニタの応答速度は4msです。また、リフレッシュレートは60Hzです。
私はそこまで目が肥えていないのであまり気になりませんでしたが、パソコンでFPSなど高フレームレートを必要とするゲームをする方にはおすすめできません。残像も少しあります。
また、バックライトの性能が良くないようで、白い画面になると画面の左右が暗くなっているように見えます。しかし、プレイ中では(少なくとも私は)気にならないレベルでした。
◯リモコン
反応悪いので本体についているボタンを使ったほうが良いです。
◯スピーカー
おまけ程度なので別に購入したほうが良いと思います。
結局どうなの?
評価としては★★★★☆です。設定さえできれば綺麗に映ります
■HDRについて
このモニタの一番の良い部分。それはHDR機能でしょう。PS4のHDR機能を使ったゲームでは非常に良い効果を発揮します。
以下の画像はPS4用ソフト「グランツーリスモSport」で撮影したものです。
こちらはゲーム内スクリーンショットそのままです。
こちらは上と同じ画像でHDR機能を使った画面直撮りの画像です。
どうでしょうか?画面直撮りということでなかなか伝わりづらいのですが、上のスクリーンショットでは黒く潰れてしまっている部分がある程度くっきりと浮かび上がっているのがわかります。
■設定項目の罠
⇓以前の私は安物だからこんなモニターだと思っていました⇓
HDRが適用されていないUI(選択ボタンなど)部分は比較的白っぽい色の映像になってしまいます。HDR対応ゲーム内だとしてもです。
したがって、HDR機能を使ったゲームとそうでないゲームを同じモニタ設定で、かつ最適な色味でプレイすることは不可能に近いでしょう。
しかし、これはただ単に設定がきちんとされていないだけでした。
HDRをOnにすると、下の画像のように明るさ・コントラストの設定が選択できなくなりますが、実はこの明るさ・コントラストの設定値は選択できなくなってもきちんと反映されており、HDR表示以外の通常表示(HDR非対応ソフトやUI部分などはその設定値に従って表示されるのです。
従って、私はこの値を適当(どちらもMAXの100)にしていたため、当然HDR非対応ソフトでは白飛びが発生していた。ということになります。
■この製品の良いところ
◯32インチ(31.5インチ)VA液晶の大画面で迫力満点の映像を楽しめる!
◯4Kもいける!(らしいけど対応デバイスなくて動作はわからず。わーく氏のブログでは4K60Hzの動作について書かれていたので4Kについてはそちらをチェック!)
◯HDRがすごい!
■悪いところ
・映像色味調整必須(罠もあるよ!)
・コンセント抜いたら設定消失する(これ意外と注意)
■まとめ
DEED製激安32インチ4KHDRモニターは、色味合わせなどの設定さえきちんと行えれば、綺麗な発色でHDR対応の4K映像を手軽に楽しむことができるというとんでもないコスパのモニターです。入門用としてはこれ以外選ぶ必要が無いと言ってもよいでしょう。
しかし、60Hzが上限であることや、応答速度が4msであること、設定内容が消失しやすいことなど、その使い勝手は値段相応であることは確かです。
耐久性などはわかり次第追記します。
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