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介護がしんどい時にできること

大切な家族に介護が必要になった時、助けになりたいと思いますよね。でも、自分が思っている以上に長く続く場合は、自分自身のケアも必要になってきます。もし自分に効果がありそうだと思うものがありましたら、参考になさってください。

誰かに話す

家族や友達にストレスに感じることを話しましょう。話すことでストレスを軽くすることができます。自分の気持ちを整理する助けになります。介護の経験がある人であれば、役立つアドバイスをくれることもあるでしょう。

話す相手に注意しましょう。自分の気持ちを汲み取ってくれる、信頼できる人に話しましょう。話す相手を間違えてしまうと、かえってストレスを増やしてしまうかもしれません。

体を休める

誰でも体力の限界があります。休まずに働き続けられる人はいません。意識して体を休めるようにしましょう。体の疲れが溜まる前にスケジュールに余裕を持ちましょう。ちょっとした時間でも休めないよりは良いかもしれません。

協力してくれる人がいるなら、定期的に助けてもらいましょう。自分の体が元気であって初めて、良いケアができるのです。

自分のこだわりを見つめ直す

例えば、「全部自分でしたい」「他の誰よりもやってないと気が済まない」などのこだわりがありますか。こだわるポイントにもよりますが、こだわりがあると自分を追い込んでしまう可能性があります。こだわりを捨てて介護することで、ストレスを減らすことができるかもしれません。

自分からの「サイン」を無視しない

介護している中で、「最近、疲れが溜まっている」「体調が悪い」「イライラする」など体と心の不調を感じることがありますか。こうしたサインは体が限界を超えているサインかもしれません。

ちょっとしたサインを見逃さず、自分をケアすることで心身の健康を維持することができます。サインが出ているのに介護を続けると、介護される人も心配になってしまうかもしれません。サインに気づいたらすぐにケアするようにしましょう。

プライドを捨てる

家族で介護の話し合いをしているときに、話がまとまらず「自分がする」と言ってしまう場合があります。自分で言い出してしまったので、つらくても助けを求められないと感じるでしょう。

「自分がする」と言ってしまった背景には、みんなが責任を他の人に押し付けるのを目にしたからかもしれません。言ってしまった手前、やっぱり助けて欲しいと言うのは勇気がいることでしょう。

助けてくれる家族がいるなら、プライドを捨てて助けを求めましょう。自分が潰れてしまうよりは、プライドを捨てる方が賢い選択ではないでしょうか。体調を大きく崩して介護ができなくなり、その後の人生も体調の悪さに対処しなければいけなくなるかもしれません。そうなる前に、助けを求められるといいですね。

介護保険を使用する

介護保険サービスを使う

もし介護している人が介護保険に加入しているなら、介護サービスを使うことで負担を軽くすることができます。

ケアマネに相談する

ケアマネは介護されている人やあなたの要望を聞いて、どんなサービスが必要かどんなサービスが使用できるかをマネージメントしてくれる人です。ケアマネに自分の要望をしっかりと伝えましょう。

必要に応じて調整する

介護されている人の状態も変化します。介護している人の要望も変化します。必要に応じてケアプランを変更してもらいましょう。ケアマネは月に1回は自宅を訪問してケアプランが今まで通りで良いか確認してくれます。変更が必要なときはそのタイミングで伝えることもできるでしょう。

介護保険のサービス

介護保険には介護の負担を軽減するサービスが用意されています。そのいくつかをご紹介します。

訪問介護

ヘルパーが自宅に来て介護をサポートしてくれます。介護される人が他の家族と住んでいる場合、身体介護しか使えません。身体介護とは排泄、入浴、着替えなど主に体に直接触れるサービスのことです。

同居する家族がいない場合は、洗濯、掃除、調理などの生活の支援もしてもらえます。サービス時間は30分から1時間程度になります。

デイサービス

高齢者を預かってくれるサービスです。施設への送迎もしてくれます。お風呂に入ったり、他の人とレクレーションを楽しむことができます。長いと7〜8時間ほど預かってくれるので、体を休めたり用事を済ませたりすることができます。

ショートステイ

短期的に預かってくれるサービスです。1泊から数日、数週間など必要に応じて預かってくれます。ショートステイを使うと長く介護される人と離れることができるので、体を休めたり体調を整えたりすることができます。

まとめ

介護は終わりが見えないことがストレスとなることもあります。先が見えない分、日頃から介護負担を減らすために意識してできることを行っていくことが大切です。自分に余裕があって初めて、介護される人にとってベストな介護ができます。自分が余裕を持てるようにセルフマネージメントを意識して介護していきましょう。


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