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2023.6.22 昔好きだった音楽



昨日今日と2日間有給をとった。仕事しないって最高。

昨日は推しの卒コンに行ってきた。エネルギー消費が凄まじく、今日は何もできなかった。

卒コンについては考えがまとまったら別日にnoteに投稿することとして、

今日は、昔好きだった音楽について書こうかな。


好きだけどしばらく聴いてなかった曲を思い出して聴き返すことが好き。蔵に眠っているお宝を発見したようなワクワク感がある。

子供の頃から音楽が大好きだった。特に中学から音楽好きが加速し、バンドとハロプロを好んでよく聴いていた。
当時はサブスクなんてなかったから、なけなしのお小遣いでCDを買ったり、音楽雑誌を見て気になったバンドのCDをレンタルショップで借りていた。今回はどんなアルバムになっているんだろう、初めて聴くバンドだけどどんな声なんだろうと心躍らせていたあの頃。

あまりピンとこない曲でも、せっかく買ったんだからということで惰性で何度も聴いたし、聴き込むうちに好きになっていった曲も沢山ある。バラードなんて特にそう。ガチャガチャしたサウンドを求めていたから、バンドのバラードや暗い曲が好きではなかった。アルバムの2曲目、3曲目は好きだけど8曲目のバラードはそんなに好きじゃないな〜でもせっかく買ったし聴くか、みたいなのしょっちゅうあった。

今の時代にはないよね。今の気分に合ってなかったら矢印押して飛ばしちゃうもん。せっかく買ったから聴くかという機会が、そもそもないもん。

聴ける曲が溢れすぎて、アルバムで聴く機会も少なくなった。気になるアーティストができたら「初めての〇〇」的なプレイリストから手っ取り早く聴いちゃうようになった。


それはそれで、自分の好きな音楽を効率よく探せるいい面だと思う。少し気になったら、検索して聴いて。あの頃より好きなアーティストや曲に出会える機会が格段に増えた。

でも中学時代のあの頃よりも、一曲一曲を大切に噛み締められていない気がする。好きな音楽を自分の中に取り込むという行為が簡素化されすぎて、取り込みやすくなった分出ていくのも早くなっている気がする。中学時代という人格形成に影響を及ぼす時期にハマって聴いていた曲だから、簡単に抜けきれないということもあるんだけど。


中学時代にハマっていた音楽は今でも大好きでよく聴き直すし、聴いていた当時の感情や風景までセットで鮮明に思い出すことができる。もう十何年も前のことなのに。音楽の力を感じる。


私は「死にたいほど辛い時期を音楽に救われた」という経験をしていないから、音楽の力とやらを肌で感じたことはないんだけど、


ゴイステのグレープフルーツムーンを聴くと部活帰りにセブンに寄って唐揚げ棒を買って外で食べた夜のことを思い出すし、チャットモンチーの片道切符を聴くと夕方に電車に乗った夏の日を思い出すから、音楽の力ってこういうことか?と思ったりする。思い出の起爆剤的な。音楽とセットで風景を思い出すと、些細な出来事もかなり美化される。

社会人になってから聴いた曲よりも、あの頃聴いていた曲の方が、記憶とセットで思い出せる曲が多い気がする。


今何気なく聴いている曲も数年後に聴き返した時にどんなシーンを思い出すんだろう。それは数年後にしか分からないから、未来のプレゼントのようで素敵。


写真は好きなパン屋のブルーベリーパイ

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