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ステロイドで本当にやばい事

今日はステロイドで本当にやばい事というお話をしたいと思います。

ステロイドの効果

結構な勘違いでステロイドの効果は筋肉がデカくなることだと思ってる人が殆どだと思うのですが、それはほんの一部の効果にすぎません
一番の効果は恐らく回復の早さではないでしょうか。
どんなにトレーニングをしても普通では考えられないスピードで回復できるのです。
他にも色々ありますが例えばスポーツ選手が使ったとしたら、明らかにパフォーマンスが上がります
それはテストステロン値が上昇するためで、わかりやすく言えばゾーンに入った状態になるということです。
本能むき出しでキレッキレになる感じですね。
勿論、単純に筋力もアップするので、例えばよく使われるのが格闘技ですが、使った選手と対戦した選手はまるで化け物のように強かったと言います。ただそれ自体、大きな問題ではあっても我々のようなボディメイク系の人間には直接関係ありません。

じゃぁ何がヤバいの?

じゃあボディメイク系の人がナチュラルでステロイドユーザーと競って本当にやばい事ってなんだと思いますか?
筋肥大については、どんなに頑張っても限界があり、ナチュラルがステロイドユーザーと競って、勝てないということはあってもなかなか死ぬなんて事は起きません。
本当にやばいのは減量なんです。
絞りです。
ナチュラルがステロイドユーザーと絶対に競ってはいけないのが減量なんです。テストステロン値が高いと、脂肪が落ちやすく筋肉は守られます。
そして、普通、減量を進めていくとナチュラルの場合、コルチゾールが増えてテストステロンは減っていくので、末期は本当に辛くやり方を間違うと、どんどん筋肉まで落ちていってしまい中々絞り切れません。
ナチュラルの場合は体脂肪率6%くらいで実際の限界点が見えてきますが、ステロイドユーザーはそこを超える事が普通にできてしまいます
ナチュラルが5%を切ってしまうと、健康とは言えない状態になります。
私が以前コンテストに出場したときに、本気で限界まで絞りました。
バルクに限界はあっても絞りに限界はない。だから絞りで勝負するという思いで本当に、生きるか死ぬかという気持ちで絞りました。私が絞りの目安にしていた人はあとから分かった事なのですが、ユーザーでした。
大体、私のオフの時の体重が70kgを超えていてるんですが55kgまで絞りました。体脂肪率は5%を実質的にきるところまでやりました
本気で死ぬかと思うほどでした
その時のトレーニング画像がありますのでご覧ください。

ヤバい画像

30kgのストレートバーカールをしてるんですけど、ちょっとヤバいでしょ?
トレーニングやってもただただキツいだけです。
でもストロイドユーザーなら、筋量をちゃんと残した状態で普通にこれくらいは絞れてしまうんですよ。

その結果

けしてフィジークのトップレベルや、ボディビルなど化け物クラスの筋量が求められるカテゴリーじゃ無くても、アスリートモデルのようなそこまでバルクが求められないカテゴリーであったとしても、絞りで勝負が決まってしまうようなカテゴリーでのステロイドの使用は間違いなく圧倒的に有利な状況を作ります。
例えばベストボディやサマスタなどの出場選手がステロイドを使った場合、ナチュラルは全くと言っていいほど歯が立たないくらい仕上がりに差がでてしまうと思います。
海外の軽量級の総合格闘技の選手でステロイドの使用が発覚し、出場停止や罰金の処分を受けた選手がいますが、その選手の身体をビフォーアフターを見ればどういう事か一目瞭然です。
筋量は全然少ないのに、見た目の印象がここまで違うのかと笑えてくるほど見た目に違いがあります。
筋肉のはりというか質感が明らかに違うのです。まるでロバ(ビフォー)と競走馬(アフター)のような体つきに変わります。
コンテストのステージで比較されたとすれば、だれの目にも勝敗は明らかです。

私の場合

このコンテストの後、それまで無かった食物アレルギーがいくつも発症してしまい、大好物の魚介類の一部や、生卵などが食べられなくなってしまいました。
健康診断では腎臓と肝臓の数値が常に安定しておらず、これも後遺症と言っていいと思います。

アンチドーピングのはずなのに同じ土俵に立つなんて・・・

ですので、いかなるボディコンテストのいかなるカテゴリーであったとしても、ステロイドやその他のPEDユーザーは、絶対に出場するべきではないのです。
どんなコンテストであったとして、表向きはアンチドーピングをうたっていて、そこに出場する殆どの人は真面目な競技者だからです。

今日の話、そして経験が私がアンチステロイド、アンチドーピングである一番の理由と言っていいかもしれません。
本当に、バルクでユーザーと競っても死ぬことはありませんが、絞りでユーザーと競うと命に関わると言う事を忘れないでください
これは女性も全く同じです。

まとめ

という事で、ステロイドで本当にやばい事
は、ステロイドユーザーと減量で競う事です。
「絞りは根性でなんとかなる」というのは相手がステロイドユーザーの場合はとても危険な考え方です。これは命にもかかわってくる事です。
根性で超えてはいけない一線が存在するのです。
Youtubeをはじめ、インスタやTwitterなどのSNSはユーザーの素晴らしい肉体の写真であふれかえっています。明らかなユーザーであっても、ナチュラルだと言ってはばからない人間もいくらだっています
この原稿を書いてる間もそういうユーザーに対する怒りがこみあげてきておさえきれなくなりそうです。

ただ、そんな人たちに色んな意味で負けたく無いですね。
ステロイドおよびPEDに対する考え方は人それぞれ様々ですが、これから新しいフィットネス文化が日本で作られていく中にステロイドなどの薬物は必要ないというのが私の変わらない考え方です。

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