ババアの夢-花散里-

今日は雨。

バタバタと音を立てて降る雨は、
私の心の隙間を埋めてくれるような気がする。

雨が降ると、こんな私でも気持ちが落ち着くというか、
深くに潜っていくというか、なんというか。

小さい頃から雨が降る度に感じているけど、
表現するには言葉が足りない、この感覚。

繊細な私は雨に感化されまくりなわけ。

そしてその結果、今日は人との縁について考えてた。

縁は不思議。

切りたくても切れない縁があったり、
逆に、どうしても切りたくないのに切れる縁があったり。

でも、最近になって、なんとなくだけど、
切れない縁ってこういうものなのかなって
わかるようになった気がする。

ような気がする(笑)

色んな人に出会ってきたこれまでを振り返ると、
自分の人との付き合い方が変わってきているのがよくわかる。

なんなら、大学生になってから、ある日突然
自分が人見知りだと思い当たったくらいだし。
(えっ、これって人見知りじゃん!と思った。)

飲み会とかでガンガン喋って
周りが笑うと大満足するタイプのくせに、
狭くて深い友人関係じゃないと疲れるし。
(これも数年前に気付いた。)

しかも、歳を取るにつれて、自分のことを何でもすべて
誰かに打ち明けることは難しくなってきて、
「誰かにわかって欲しい」ことが増えていく。

私はそう。

友達は狭く深くタイプなくせに、
さらに狭めちゃうんですね?って感じ。

でも、決して人を信用できないんじゃなくて、
色んな都合で人に話すのが怖かったり、面倒になったり、
なんと、プライドが許さなかったりもする。

ほ〜んと面倒な女だなぁ。と自分で自分に呆れつつ、
でもそれが私だから、そういうもんだ。とも思う。

こんな自分を受け入れてもらえない、
そういう人との縁は切りたいし、
何もしなくてもたぶんきっと切れていく。

反対に、私が何を言い出しても、
この人なら受け入れてくれるだろうなっていう人とは
たぶん、疎遠になることがあっても、
縁は切れないで続いていく気がする。
(相手が私をどう思っているかは考慮してません笑)

ただの勘だけど。。

当たってるといいけど。。

でもいつか、どこかのタイミングで、
ババアになっても切れなかった縁を頼って、
おいしいお酒でも飲みながら、
細々と、だけど前向きに、自分の話を聞いてもらいたい。

あの時、実はこんなことがあってさあ。
みたいな話を。

お互いにね。

もちろんババアになる前でもいいけど、
ババアって何歳からかな。

そんなことを、思ったりしている。

#雨の日 #日記 #縁について

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