【ポケカ】シティリーグ優勝 「三神殺しテンタクル」
【 更新情報 】
2021/12/01 公開
2021/12/08 見出し「■うらこうさくのパターン化」を追加しました。
2022/01/20 見出し「■Cレギュ落ち後の話その2」「■うらこうさく型とやりくり型どちらが強い?」を追加しました。
■はじめに
はじめまして、六武道と申します。
先日行われたシティリーグシーズン4にて優勝することができましたので、記念に初めてポケモンカードの記事を書かせていただきました。
今回使用したのは、対三神戦を意識した連撃テンタクルです。
私はDレギュレーションが登場した頃からポケカを始めました。
シティリーグには毎回参加できていますが、
チャンピオンズリーグのような大型大会で目立った成績は特にありません。
初参加 シティリーグ2020シーズン3 ベスト8
2回目 シティリーグ2021シーズン1 ベスト4
3回目 シティリーグ2021シーズン2 ベスト8
4回目 シティリーグ2021シーズン3 9位(予選落ち)
5回目 シティリーグ2021シーズン4 優勝
初参加ということもあり記念受験のつもりでシティリーグ2020シーズン3に参加したために、2021シーズンのスタートダッシュポイントをもらえませんでした。
さらに、そのポイント差で今年のPJCSの優先参加枠から外れてしまいました。その件で2021シーズン3は著しくモチベーションが低下しており、
ろくに練習していなかったため予選落ちは必然だったといえます。
しかし他は少しずつ爪痕を残せているので、
今は気持ちを入れ替え来年のPJCS優先参加枠を目標にして日々精進しております。
■デッキ選択理由
私が連撃テンタクルを使用した理由は3つあります。それはそのまま、私がポケカのデッキを選択する基準でもあります。
1つめは「後攻に意味をもつデッキを選択すべき」です。
Bレギュレーションがスタン落ちするまでは、私はピカチュウ&ゼクロムGXを好んで使用していました。
後攻1ターン目にフルドライブを使うことに重きを置いた構築で、相手よりも先にワザのダメージを発生させ先攻と後攻をひっくり返します。
ポケモンカードを始めたばかりでしたが、上記のピカゼクで参加した2度のシティリーグにおいて、ベスト4とベスト8に食い込めたため悪くない作戦だったと思っています。
現在、ほとんどのデッキがジャンケンに勝った場合は先攻を選択すると思います。先攻のほうが先にポケモンを展開できるためです。
「後攻であることに意味をもつ動き」がなければ、後攻は先攻の後を追うだけになってしまい、ジャンケンに負けただけで不利になってしまいます。
今回の「後攻であることに意味をもつ動き」とはメッソンの「どんどんよぶ」です。
ピカゼクのフルドライブのようにダメージを発生させるわけではありませんが、連撃テンタクルは自分の場にポケモンが並ぶほど安定して高いダメージを出せるため、これほど心強いスタートはありません。
それどころか相手がサポートを使う前に展開できるので、先攻2ターン目にどんどんよぶを使うよりも後攻1ターン目にどんどんよぶを使うほうが強力です。
また、相手に先にサイドをとられてしまいますが、ルールをもたないポケモンを主軸としているため相手にサイドを1枚ずつしかとられません。
例えばVMAXデッキ同士が戦った場合は先に進化できる先攻が有利であり、後攻側はその不利をどこかでひっくり返す必要があります。
自分で「ジャンケンに負けただけで不利な状況から始まるデッキ」を選択しておきながら、
私は「後攻だったので負けました」という言い訳をしたくありません。
その点「連撃テンタクル」は非ルールポケモンであり、同じ非ルールポケモンのデッキと戦う場合以外は、自分と相手が一度にとれるサイド枚数の差で巻き返すことができます。
とりわけ連撃テンタクルは300オーバーのダメージを叩き出せるため、2枚くらい先に取られても相手のVMAXを一撃で倒すことで簡単にひっくり返せます。
もちろん全てが上記のような状況に当てはまるわけではありませんし、全員がジャンケンに負けた時にどうするかを考えていると思いますので、
ひとつの考え方として聞き流してください。
2つめは「様々なデッキに広く勝てること」です。
ピカゼクもセキタンザンVMAX以外のほぼ全てのデッキに勝てました。
連撃テンタクルは単純な殴り合いならピカイチの性能を持っています。
VMAXからダメージを受けないザマゼンタVを採用したデッキや、最近話題になったハピナスVとチルタリスを組み合わせたデッキ、ジュラルドンVMAXやモミで回復し続けるインテレオンVMAXなど、
挙げたらキリがありませんが、シェアが高い環境デッキを想定して作られた特殊なデッキに対しても苦戦を強いられません。
連撃テンタクルは非ルールポケモンでありながら300以上のダメージを出せるため、
ベンチ狙撃やオルタージェネシスGXを除けば全てのデッキに引けを取らないといえます。
3つめは「時間がない」からです。
これが一番大きいかもしれません。
私には今年生まれたばかりの息子がおり、妻のありがたい協力のもと、家事・育児の合間になんとかポケカをする時間を捻出しています。
限られた時間の中で最大の結果を得るためには、環境の変化を受けにくく将来性のあるデッキを決め打ちし、とことん突き詰めることが最も効率が良いと考えています。
多種多様なデッキ全てを深く掘り下げる時間はとてもありません。
そこで選ばれたのが連撃テンタクルでした。
非ルールポケモンのためHPが低く、弱点に関係なくほぼ一撃で相手に倒されます。
そのため、弱点という要素の影響を受けにくいです。弱点という要素の影響を受けにくいということは、環境が変化してどんなタイプのデッキが登場しても戦えます。
将来性という意味では「非ルールポケモンでありながら300以上のダメージを出してVMAXを倒せる」、
つまり「相手にサイドを1枚しか取られないのに自分は1度に3枚取れる」という、そうそう他のデッキに破られることのない独自の性能を持っています。
そのため、半年前から連撃テンタクルを決め打ちし、構築やプレイングを煮詰めていました。
ただ、「煮詰める」のと「固執する」のは違うとも考えています。時には見切りをつけて次の選択肢を探すのも重要です。
幸い、こくばバドレックスVMAXやミュウVMAXの登場によって苦手とする連撃ウーラオスの数が少なくなり、この半年間は良い位置にいられたのではないかと思います。
さて、記事のタイトルにもありますが、世間の評価では連撃テンタクルが苦手とするデッキがもうひとつあると思います。
それは三神ことアルセウス&ディアルガ&パルキアGXです。
私は三神か連撃ウーラオスのどちらかは克服しないと連撃テンタクルを使い続ける価値は無いと思っていました。
そしてどちらかといえばシェアの多い三神を克服することが理想でした。
もちろん、三神に有利な連撃テンタクルなど作れるわけがありません。
相手はこちらの持ち味である「サイドを1枚しか取られない」というルールを書き換えてくるためです。
一般的な連撃テンタクルの構築が三神に対しての勝率を2割だとすると、4割くらいは勝てそうになったといったところです。
その点はご承知いただいたうえでご購読をお願いいたします。
また、私はポケカの有料記事を購読したことがないため、どこまで書いたら有料にしていいかの基準が他の方々とズレているかもしれません。
その点もあわせてご容赦願います。
そして今回のシティリーグでは三神にマッチングしていないため、いまいち説得力に欠けるのが残念です。
予選1回戦…ジュラルドンVMAX 勝
予選2回戦…こくばバドレックス 勝
予選3回戦…ミュウVMAX 勝
予選4回戦…サンダースVMAX 負
トナメ1回戦…ミュウVMAX 勝
トナメ2回戦…連撃ウーラオス 勝
トナメ3回戦…サンダースVMAX 勝
しかしながら三神を意識した構築が幸いしサンダースVMAXに勝つことができたため、その点についても言及したいと思います。
今まで私と似た構築のデッキレシピを見たことが無く、私が半年間連撃テンタクルを使い続けた集大成を詰め込みましたので、今回は有料とさせていただきました。
売上はいつも負担をかけている妻を労うために使いたいと思います。
また、Cレギュレーションのカードが約2か月後に使えなくなることもあり、それ以降の連撃テンタクルについても少し書かせていただきました。
シティリーグアディショナルシーズンに参加する方、これまで連撃テンタクルを触ってみたけどうまくいかなかった方、これからも連撃テンタクルを使おうと考えている方にオススメしたい内容となっております。
この機会にぜひご一読ください。
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