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定期預金代わりの高配当日本株投資 Vol.002

2019年の金融庁による報告で話題となった"老後2,000万円問題"。報告書によれば2017年の高齢夫婦無職世帯の平均収入から平均支出を引くと毎月5.5万円(=30年間で2,000万円)不足するというのが、その時点でのデータに基づく根拠でした。このニュースを見たときに私の脳裏に浮かんだのは、様々なイレギュラーな費用(例えば自宅の修繕等)を考慮すると老後2,000万円で足りるとは到底思えないことと、そもそも2,000万円が手元にあるなら、それを原資に年間3~4%の配当収入(年間60~80万円)を生み出して毎月5.5万円の不足を補えばいいじゃないかという単純な計算でした。

20年近く株式投資を行ってきましたが、凡人の私には長期間にわたり安定的にキャピタルゲインを生み出し続けることは難しいです。しかしながら、余裕資金で安定的に株式配当を得る状況を作り出すことはできるのではないかと思い、最近は業績安定型の高配当銘柄に分散投資を行い、少しずつ株式配当による収入を増やしているところです。

現在は約340万円を上記の方針で運用し、年間の配当収入は税引後13万円です(配当利回り3.82%)。余裕資金を一気に株式投資に向けると、何らかの外部要因で株価全体が下がった場合に評価損を抱えてしまい、穏やかな気持ちを保てません。この投資スタイルで大切なことは、株価の安い時期に少しずつ高配当銘柄に投資し、多少でもいいから評価益を維持することで投資意欲の減退を防ぐことだと考えています。

最終的には10~15年ぐらいかけて配当利率3~4%で2,000万円を運用という形を作ることが目標です。これが現時点での私の投資スタイルであり、記事タイトルにもある「定期預金代わり」という言葉に込めた意味となります。

同じような考えを持つ人々とゆるやかに情報交換を図っていきたく、のんびりと情報発信を続けてまいります。それでは今後とも宜しくお願いいたします。

おすすめ高配当日本株(2022年7月19日)

日本特殊陶業【5334】
(自動車用プラグ、排気系センサー世界一。電子部品や医療機器、燃料電池なども。森村グループ)

【最高益】自動車用プラグは新車向け復調、補修用堅調。自動車センサーも回復。半導体関連は好伸。数量増と高付加価値プラグ増加、値上げもあり原材料や物流費の高騰を打ち返す。円安メリット大きく連続で最高純益更新。配当性向40%目安、増配。【脱炭素】社内でカーボンプライシングや炭素税導入。小型高性能・高付加価値の貴金属プラグの新車採用比率が着実に上昇。

売あ上に占める海外比率が80%以上であり、円安メリットによる株価上昇も期待できます。現時点の予想配当利率は5.43%(税引後4.28%)と高水準なうえに、PER7.43倍、PBR1.0倍と株価も安く、下落リスクも低い銘柄と考え、100株だけ保有することにしました。


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