2回目の入院〜手術まで〜

4月24日〜26日

痛みはあるが動けはする。先生からお話を聞く。以前ERCPでステントを入れた事により、胆管が縮小し、管の先端が当たっているのではないかとのこと。ピッグテールと呼ばれる先端が丸くなっている管に入れ替える事が決まる。これで痛みは収まるはず。

4月27日

内視鏡検査とERCPを同時に行う。合併症などがなければ今週中に退院可。うれしい。以前入れていたステントよりも細いものを入れる。膵胆管合流異常症の人にステントを入れるのはかなり難しいため、できれば手術の前倒しをした方が良いとのこと。(本来の予定ではステントの寿命が約3ヶ月のため、6月にステント入れ替え→夏に手術だった)

4月28日

おかしい。痛い。入院が長引く予感がする。夜に発熱。胆管の流れが悪い可能性があるので鼻から管を出す(ENPD)を提案される。痛いのが続くのが嫌なので承諾。すぐに処置室へ向かう。

4月29日

管の違和感がすごい。鼻よりも喉が辛い。薬を飲むのもご飯を食べるのも苦。夜に横になれないほどお腹が痛くなる。先生にシリンジで胆汁をひいてもらうと横になれるくらいには良くなった。間欠吸引の機械をつけてもらう事が決まる。

4月30日・5月1日

機械がつく前より格段に体調が良い。胆汁に膿のようなものが多く混じっていた。これは詰まるわ。

5月2日

外科医の先生と手術の日程を相談する。10日か26日に行えるように日程を調整してくださるそうだ。元々夏を希望していたのにかなり前倒しになった。先生には感謝してもしきれない。

5月3日〜5日

胆汁が溜まってきたのが感覚でわかるようになる。もはやプロだ。鼻の管にもかなり慣れてきた。顔が洗えないのが何気に辛い。体調が少し悪かったが生理が始まると同時に解消された。

5月6日

生理痛で寝込む。朝の採血の炎症反応が高かったらしい。生理痛が原因なのでは…?と思い聞いてみたがどうやら違うらしい。管の位置の調整を行う。

5月7日

外科病棟に移動する。が、午前中から高熱。歩くのもつらい。採血の炎症反応も前日に引き続き高い。10日に手術を行えそうな雰囲気が一気に崩れる。先生からもこのままだと難しいかもねと言われる。泣く。

5月8日

炎症反応が少し下がった。手術ができるかもしれない。麻酔科の先生と外科医の先生から手術の説明を受ける。

5月9日

炎症反応がまた少し下がった。この値なら明日手術を行えるそうだ。手術のオリエンテーションを受け、必要物品を買い揃える。緊張は欠片もしていなかった。むしろはやく手術をして鼻の管を抜き退院したかった。

5月10日

朝の採血の結果、今日行える事が正式に決定した。朝の9時から手術。看護師さんと一緒に手術室へ向かう。産まれて初めての手術室。ドラマの世界だった。少し緊張はしていたが表には出さなかった。すこしワクワクもしていた。横になり、背中に硬膜外麻酔を入れる。最初に打つ注射の麻酔がとても染みる。麻酔の管は予想の数倍細かった。仰向けになり血圧計、酸素測定の機械を取り付けられる。全身麻酔を入れられる。何秒起きていられるかチャレンジを自主開催した。2秒ほどで耳がほぼ聞こえなくなったが目は15秒ほど開けられた。呑気なものだ。

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