見出し画像

2回目のシンエヴァ感想 ネタバレ有

シンエヴァンゲリオン劇場版をみて

上映特典で冊子が貰えると聞きつけ+になった当日、再び私は映画館にいた。
今回で私はシンエヴァを見るのは2回目だ。
上映前のおさらい新劇場版ダイジェストが流れる。初日上映の時もそうだったが私はこのダイジェストに弱いらしくまたもや泣いてしまった。

映画が始まる、
シンエヴァを初めて見た時、次に何が起こるか今から何が起きるか誰が何を喋って何を見るのか表情はどうかと忙しく目や耳で追っていたので結末を知っている分劇伴に集中して聴くことができバトルシーン自体にものめり込んで見ることができた。

2回目の感想

仮称綾波レイは声がどの綾波シリーズよりも声などが可愛くて無垢、何ナゼを繰り返し学習する姿は幼く映る。
初回では穿った見方をしすぎてこのシーンは私にはヒトの動きや心の動きを観察しコピーしているような不気味さを感じていた。
2回目の今回は仮称綾波レイが田植えのシーンで転倒するシーンで生を感じ涙した、綾波レイが生きている。

ここでふと漫画版の渚カヲルを思い出す。

カヲルはヒトを知ろうとして体当たりで対象にぶつかるような行動をするシンのレイはヒトと衣食住を共にして自然と人と交流しヒトを自然と身につけたような印象。

人の形をしていてヒトの心は理解できないけど人と同じ思考をする姿。

ケンスケについて
まるで理想の父親のような印象。

シンジを自分の家へ連れて帰った時シンジは全裸のアスカと遭遇するが、もし仮に恋人であるとしたらあそこまで普通に自然に対応できるだろうか。
恋人だった時もあるのかもしれないがシン旧含めアスカは自分を見てくれる存在、場所を求めていた。
私はアスカとケンスケは加持とアスカ、加持以上の存在になったんじゃないかと思う。

劇中でシンジを心配するあまりケンスケに冷たすぎないかと声をかけるトウジ、これは一般的な人の意見なんだろうとわかるけど今のシンジにそれはまだ早いと私は感じた。実際その匙加減をケンスケは間違わなかった、何年もアスカをケアし続けていい関係を築いてるからこその行動だったのでは。

アスカとシンジは違うようでいて求めているものは同じものだから。ガキに必要なのは母親であるならば子供であるアスカには父親が必要だったんじゃないか。



あとはメモみたいなもの↓

やっぱり綾波は綾波だよとアスカはアスカだの関連性
クリニックでのトウジとケンスケの会話、トウジが早くシンジも村に馴染んでほしいと言った後の無言の間、あれはシンジはヴィレに戻るんだろうという考えなのか長くは持たない(ここに残れない又はアスカのようになる)というような意見なのか…なんにせよそうだね、でもなく間なのがとてもいい。
シンジの真の理解者の様な描写

シンエヴァは人の感情の表現がとても楽しい。

例えばインターネットではネタにされるようなことがあるが私にとって鈴原サクラ、北上ミドリの感情を爆発させるシーンがシンエヴァの1番の見どころだ。
命の恩人で親の仇という言葉通り相反する二つの感情が1人の人の心の中に入っていてまさに人間!というようなぐちゃぐちゃな、トンデモ理論でシンジに銃口を向けるサクラ。

今回の新しく上映された方のエヴァ、差し替えがどのシーンだとか何が増えたかとかは分からなかったけどアスカと13号機のシーンでオリジナルアスカの後ろにカヲルがいたことに初めて気づいた。ここも何かしら修正があったポイントだったんだろうか……

私は人生で同じ映画を映画館で見るといったことをしたことがなくて今回が初めてだった。入場特典に釣られて挑んだ2回目だったが、シナリオを知っているおかげで物語に集中してみることができてとても良かった。思えば初回は永遠に絶望しててほとんど脳が滑っていたんじゃないか?

初回勘違いしたことと言えば仮称綾波レイとの別れの後シンジが帰宅しアスカに話しかけられるシーンでシンジは返事をん、うん、みたいに口元だけで答えうっすら微笑んでいる。
私はこれを見てシンジは何か幻覚や妄想に取り憑かれたんじゃないかと思っていた、実際はそんなことなくて本当に立ち直っていたのだがヴンダーでシンジが存在しないはずの渚カヲルと会話したシーンでやっぱり幻覚見てたんだ…となってしまったことをここに謝罪する。

EEEの内容が良すぎたので2回目はいいやと思ってる人がもしいるなら是非2回目をみることをお勧めする。EEEめちゃくちゃ心に沁みた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?