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【ランクバトル ダブルS6】あくびデブとグッドスタッフ【最終40位】

こんにちは。だびでです。今回は、INC May、ランクバトルのダブルS6で使用した構築について紹介します。

使用構築

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構築経緯

S5終盤にyukiyaさん(@PmYukiya)とランクバトルで対戦し、そのとき使用されていたあくびカビゴンに興味を持ちました。yukiyaさんの構築記事はこちらへリンクを貼っています。
そのとき、ツクぼう(@8boeyDKKy7cpSBC)さんが以下の構築でS6瞬間1位を達成されたと知り(そのときのツイートはこちら)、その構築をレンタルして回したところ、2000位程度から高勝率で2桁順位まで達成することができました。

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私は、調整のみをこのレンタルパーティーのものから少しいじった構築でINC Mayで用いました。その結果がこちら。

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レート1774で69位という残念な結果に。敗因は色々ありましたが、その中で特に改善を必要としたのは、

・型破りドリュウズが重い(対面で勝てるのはカビゴンだけ)
・ドリュウズ以外バンギラスに大きく削りを入れられず、ドリュウズを失うとバンギラスの突破が難しくなる
ということでした。

まず型破りドリュウズが重い点について、水ロトムと電気技が使える点で被っていて選出機会が少ないパッチラゴンをチョッキギャラドスに変更。突撃チョッキは、INC Mayの上位構築で多かったコータスフシギバナに強く出るために採用しました。

次に、バンギラスが重い点について、アゼリアさん(@azl_poke)がINC Mayで使用されたこちらの構築で採用されていたカビゴンの技構成が、アームハンマー、ヘビーボンバー持ちとなっており、バンギラスに強く出られるものとなっていたため、この技構成を拝借することで改善しました。

コンセプト

カビゴンのあくびで対面操作や、相手のダイマックスの切り返しを行い、サイクルを回しつつこちらのダイマックスを通していく。

個体紹介

カビゴン

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【特性】:あついしぼう
【持ち物】:たべのこし
【性格】:のんき
【調整】:H256(164)-A142(92)-B128(252)-C*-D130-S31(最遅)
【技構成】:アームハンマー・ヘビーボンバー・あくび・まもる

調整意図:Hは16n(たべのこし回復最大効率)

全試合選出した構築の軸。あくび自体はシーズン終盤となると読まれることも多くなったが、それでも対面操作やダイマックスを枯らすのに使えて強力だった。
かくとう・はがねの技範囲が現環境によく刺さり、ダイマックスとの相性も良いためこの2つのウェポンの採用は正解だった。
アームハンマーは外すのではげる。ボディプレスもありかもしれない。

ドリュウズ

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【特性】:かたやぶり
【持ち物】:きあいのタスキ
【性格】:ようき
【調整】:H4(186)-A187(252)-B80-C*-D85-S154(252)
【技構成】:まもる・じしん・10まんばりき・アイアンヘッド

対電気・対フェアリー枠として活躍した。耐性が優秀で、耐久の数値が低くてもサイクルを回すことができるのが強い。この構築の中で最もSが高いので、中速のポケモンを上から殴るのにも重宝した。

トゲキッス

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【特性】:きょううん
【持ち物】:するどいツメ
【性格】:ひかえめ
【調整】:H165(36)-A*-B115-C189(252)-D135-S128(220)
【技構成】:マジカルシャイン・エアスラッシュ・ねっぷう・まもる

調整意図:Sは準速パッチラゴン抜き

耐久も耐性も優秀で、相手に見えないこのゆび・サイチェン択を押し付けられるのも強い。(カビゴンと組むとはらだいこを警戒させられる)
持ち物はラムのみも良いと思ったが、急所でダメージを与えられるするどいツメとした。
ねっぷうははげるのでかえんほうしゃにするべき。

ウォッシュロトム

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【特性】:ふゆう
【持ち物】:いのちのたま
【性格】:ひかえめ
【調整】:H135(76)-A*-B127-C172(252)-D127-S129(180)
【技構成】:ハイドロポンプ・10まんボルト・あくのはどう・まもる

調整意図:Sはトゲキッス+1

ダイマックス時に火力が凄まじく、バンドリなどに対してこのポケモンを通す展開が多かった。Sがキッス+1となっているのは、ダイアークビートの動きでサマヨールを突破しやすくするため。
ダイマックスしないとドロポン外すのではげる。

ガオガエン

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【特性】:いかく
【持ち物】:オボンのみ
【性格】:いじっぱり
【調整】:H201(244)-A165(116)-B116(44)-C*-D114(36)-S89(68)
【技構成】:フレアドライブ・じごくづき・すてゼリフ・ねこだまし

調整意図:Aは11n、Sは同族意識、余り耐久

威嚇によるデバフと、耐久・耐性の優秀さ、すてゼリフを持つことからクッション性能が高いことを評価。ダイマックスできると戦術の選択肢が広がるため、火力に振ることにした。

ギャラドス

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【特性】:いかく(最終日のみじしんかじょう)
【持ち物】:とつげきチョッキ
【性格】:ようき
【調整】:H171(4)-A177(252)-B99-C*-D120-S146(252)
【技構成】:たきのぼり・とびはねる・パワーウィップ・じしん

構築経緯に書いたように、重いドリュウズを見るために採用したのでサイクルを回しやすいよう始めはいかくを採用していた。しかし、立ち回り的に場を整えてからギャラドスにダイマックスを通す動きが多く、いかくよりじしんかじょうのほうが良いと気づき、最終日はじしんかじょうにした。チョッキを持つと珠ラプラスのフィールド下雷ダイサンダーも良い乱数で耐えるくらいの固さがあり、信頼できた。
じしんについてはあまり打ちたい時がなく、リザードンをワンパンできるストーンエッジに変えたほうが良い。

余談ですが、おのさん(@onoDyna)がチョッキギャラドスを使用された構築について記事を書かれています。こちらから飛べます。チョッキギャラドスへの考察が詳細に述べられていて、一読の価値があります。また、おのさんは後発ダイマックスギャラドスの構築の先駆者であり、その構築記事はこちらにリンクを貼っています。必読レベルの優良な記事です。ちなみに、私はおのさんのこの構築をパクってINC Aprilで勝てたので記事を書きました。興味があればこちらからどうぞ。

選出・立ち回り

基本選出
先発カビゴン@3
3枠は当然ですが相手を見て決めます。相手のポケモンが全員見えてから最も刺さるポケモンのダイマックスが通る盤面を目指します。

対リザードン入り晴れパ
先発:カビゴン+ギャラドス
後発:@2
ギャラドスでダイマックスを合わせに行き、リザードンの突破を目指します。

対エルフーンジュラルドン
先発:カビゴン+ドリュウズ
後発:@2
ジュラルドンをドリュウズやカビゴンで削り、ジュラルドンのダイマックスをしのいだ後に裏のポケモンのダイマックスを通していきます。

対ラプラス
先発:カビゴン+ロトム
後発:トゲキッス@1
だいたいラプラス軸にはローブシンが入っているのでトゲキッスを入れます。ロトムは初手でまもるを選択し、次のターンに裏に引き、体力を温存します。まもるを駆使してラプラスのダイマックスをしのいだら、トゲキッスorロトムのダイマックスを通します。

対カ・エールパ系統
先発:カビゴン+トゲキッス
後発:ロトムorギャラドス+ガオガエン

この構築は低~中速で固まっているのでだいたいドラパルトのファントムビートから入ってきます。初ターンはトゲキッスはまもるを、カビゴンはドラパルトにあくびを選択します。2ターン目はトゲキッスをガオガエンに引き、カビゴンは念のためまもるを選択します。ドラパルトの弱保を警戒し、ダイマックスが終わってからじごくづきでドラパルトを倒し、盤面を整えてからもっとも通っているポケモンのダイマックスで制圧します。

バンドリミトムキッス
先発:カビゴン+ロトム
後発:ドリュウズ+ガオガエンorギャラドス

ドラパルトが入っていればガオガエンを入れます。ロトムを失うとドリュウズが重くなるので体力はなるべく温存します。相手のドリュウズを処理すればこちらのドリュウズが通るようになるので相手のドリュウズの処理を優先します。相手のドリュウズを処理できた場合はドリュウズにダイマックスを切り、盤面に残った場合はロトムにダイマックスを切ることが多かったです。

対後発フシギバナ(天地魔闘スタン)
先発:カビゴン+ドリュウズ
後発:ギャラドス+ガオガエン

相手の初手の要員をドリュウズとカビゴンで殴って処理します。フシギバナを引きずり出してダイマックスを使わせ、死に出しからギャラドスのダイマックスで切り返して殴り勝てるはずです。

辛い相手
・カットロトム
ダイマックスを切ることが多いロトム・トゲキッス・ギャラドスに打点があり、処理しないと有利に試合を運べませんが、カビゴン・ドリュウズは弱点をつけず、ガオガエンはだいたい隣のポケモンに縛られるように選出されるので辛いです。
・とぐろミロカロス
ロトムの攻撃は1発耐えるように調整してあり、処理に手こずるとそのまま相手に主導権を渡してしまいます。
・エルフーン+ダイマックスヌメルゴン
技範囲が広く、構築の全てのポケモンに打点があるので、初手からダイマックスを切られるだけでパーティが崩壊しかねません。トゲキッス→ドリュウズに引くとだいたいダイサンダーかダイアシッドをすかせるので、残りの2ターンをまもるを駆使して凌ぎます。(この動きには最終日に初めて気づいた)

所感

今回の構築はかなり気に入っていたため、最終30位以内に入れなかったのは残念でした。シーズン終盤になるとあくびカビゴンが読まれてきて、だいぶ賞味期限が切れている感じがありました。ただ、あくびという技自体はとても強力で、スタンパには一匹あくび持ちを入れておきたいくらいです。今回の構築を踏まえ、6月下旬の全国大会へ向けてさらに強い構築を組み、プレイングも精度を上げていきたいです。

功績

てるるんさん(@teru_gift)さん主催のBo3大会である第2回てるるんチャレンジ(5/30)にてbest4達成

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ランクバトルダブルS6にて最終40位

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