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佐久間宣行ANN0 入門編


佐久間宣行ANN0を聞いたことのない人のために、概要を入門編としてお伝えしていきます。
まず番組誕生までの流れをざっと説明します。

佐久間宣行とは


佐久間さんは、ゴッドタン、あちこちオードリーなど地上波バラエティのプロデューサーでありつつも、NOBROCKTVという自身のYouTubeチャンネルを持ち、さらにオールナイトフジコのMCなど最近は出役としても活躍しています。
今ではフリーとなり各方面で活躍している佐久間さんですが、
元々はテレビ東京の一社員の立場でした。


番組が始まるきっかけ

番組を始めるきっかけになったのは、今はなきアルコ&ピースANNで、
佐久間さんがアルピーANNを聞いていることが判明したあと、
リスナー達から佐久間さんをイジるメールが頻繁に送られるようになりました。
とある回でも佐久間さんイジりが止まらず、佐久間さんにブースに来いと煽るようなメールも届いたため、番組の終盤でついに佐久間さんが急遽登場することになりました。
(この時の佐久間さんの返しは完璧で、伝説的です)

元々ANNが好きで、学生時代はラジオディレクターになるのが夢だった佐久間さん。アルピーANN回が評価されたのか、単発番組「佐久間宣行ANNR」が放送されることになりました。
(土曜のオードリーANNの後の枠で、しかも聴取率を計測する大事な回でした)
そして、ANNRでも結果を出したことで、現役のテレビ東京のPでありながら、局の垣根を超えて、晴れて平成31年の4月、ANN0のレギュラー放送がスタートすることなりました。

佐久間宣行ANN0の通常回の構成要素として

①トーク
②リアクションメール
③ジングル
④コーナー

そして

⑤ゲスト回
⑥定番のくだり
についてもまとめます。


①トーク


基本はオープニングと、フリートークがトーク部分といえます。

佐久間さんのトークは、芸人のラジオと比べると、裏方出身であるゆえ、台本に沿っているという印象があります。
フリの部分とオチの部分がはっきりしていて、オチの前に一瞬タメを作って、オチになるとガハハと豪快に笑います。
(この辺のモノマネは三四郎小宮さんが上手いです)
時間配分も正確で、芸人だと盛り上がってついつい伸びちゃうなんてこともありますが、ひと盛り上がりしたら、次の話題へといきます。

オープニングでは、時事ネタや軽めのトピックを扱うことが多いです。
仕事の話題だったり、生活の知恵のような情報もあります。
10分〜15分くらいで、タイトルコールをして、もう一テーマくらい話した後、オープニングトークに関連するテーマのメール募集をし、
CM①に入ります。

CM①後、リアクションメールをいくつか読んだ後、
「あのー」の合図でフリートークゾーンに入ります。
フリートークの話題は自身の最近の体験談が多く、
自分が出演した仕事、喫茶店など外で仕事をする時の事、移動中の事、
後輩や友達などと食事に行った時の事、家族の事などです。
華やかな世界に身を置きながら、トークは素朴で共感できることも多く、
普通のおじさん、お父さんの視点であることが多いです。

仕事の話題では、TVで的確なコメントをしたけど、裏ではめちゃくちゃ準備してたとか、焦っていたけどこう考えていたとか、思考の内側を明かしてくれます。

家族の話題では、一児の父である佐久間さんと思春期の娘さんとのやり取りが多いです。

オススメ①
2022日本民間放送連盟賞ラジオ生ワイド番組部門の最優秀受賞回となった
箱根神社のエピソードは、大爆笑するという感じではないですが、
親子関係の距離感やもどかしさが出てきて、いい回でした。

オススメ②
朝5時タイトルコールおじさんの回は、タイトルの通りなのですが、佐久間さんのエピソードとしてはすごく異質でシュールなので好きな回です。


②リアクションメール

この番組のリスナーは、老若男女いろんな世代のリスナーがいるようで、
コテコテのお笑い好きから、早朝のラジオとして聞いている年配の方からも
メールが届きます。
トークに対するリアクションでは、優秀なリスナーから有益な情報が送られてきますし、テーマメールについては、色々なリスナー自身の体験談が送られてきます。
30秒くらいでサクサクと読まれていくことも多いです。

オススメ①
雑草という草はないという名言がリスナーによって、意外な方向へ発展していきます。

オススメ②
佐久間さんのファッションについてリスナーからイジられる回です。


③ジングル

CM明け、CMまたぎなどで、ジングルが流れます。
固定のジングル以外に放送前に収録したものも流れます。

【ラジオチャンピオン】
TVチャンピオンのSEで、〇〇選手権を発表します。
放送中に2回あります。
深夜ラジオの濃いお笑いの要素があり、油断しているとドギつい下ネタが飛んでくることがあります。
このコーナーだけ異質で、ラジオ全体の中でスパイスのような役割を果たしています。
残念ながらSpotifyではカットされて聞くことが出来ませんが、文字起こしだけしています。

【エンタメジングル】
佐久間さんが最近見たオススメのエンタメを紹介します。
佐久間さんといえばエンタメの人で、国内のテレビドラマ、バラエティ、海外ドラマ、映画、舞台、YouTube、漫画、音楽など全てのエンタメを司っています。
とにかく情報が早く、これから来そうなものを紹介するので、VIVANTも一話が終わった段階で絶賛していましたし、きしたかののYouTubeも再生数がまだ多くない時期から、評価していました。
また、以前は最近行ってよかったお店を紹介することもありましたが、今はなくなりました。

【曲紹介】
通常回1回で3曲が多く、4曲や2曲の時もあったと思います。
佐久間さんの中でコンセプトが見えるケースが多く、時期的なこと、イベントに関係することなどの縛りがあります。
選曲は、定番曲有名曲もありますが、有名アーティストのアルバムの1曲みたいな、こんな曲あるんだということを知れることも多いです。


④コーナー

【企画書は甘いラブレター】
元々は、企画書はラブレターのコーナーでしたが、明治とのコラボコーナーでバージョンアップし、毎週あります。
以前のタイアップとしては、サントリーの健康チャンスや、ジモティーのコーナーもあったのですが、現在はこのコーナーがかなり続いています。

テーマを募った企画書が送られてきますが、お笑いの要素だけでなく、発想力が問われるコーナーです。
いろんなジャンルの企画が送られてきますが、佐久間さんのツボは懐かしい感じや映画ネタがツボのようです。

【カンペ】
カンペに書かれた内容が送られてくるコーナーですが、企画書を毎週していることもあってか最近は2ヶ月とか3ヶ月に1回くらいの頻度になりました。内容は小ネタとか豆知識とかが多い印象です。
頻度が少ないこともあって、ある日は今日あるんだと思って嬉しくなります。
 

⑤ゲスト回

通常回も面白いのですが、ゲスト回は格別に面白いです。
番組初期の頃、このラジオの売りは圧倒的なブッキング力と話していた通り、超絶豪華ゲストが駆けつけました。
今のANN0は、フワちゃんやあのちゃんが佐久間さんをもしのぐような豪華ゲストを呼んでいますが、初期のANN0の時代はラジオの醍醐味みたいな人をゲストに呼ぶのが普通でした。(マヂラブANN0でいうリボみたいな)

また、現在はあちこちオードリーであったり、NOBROCKTVなどで芸人が裏側を語るコンテンツが増えてきましたが、番組開始当初ではわりと珍しく、希少価値が高かったです。
聞き手が佐久間さんというのが絶妙で、真面目なドキュメントタッチまではいかず、オチのあるようなお笑いすぎず、芸人の心境がわかるからこそいい本音が引き出せるんだろうなと思います。

#佐久間宣行ANN0ゲスト回にまとめています


オススメ①
声優の花澤香菜さんの回です。
重度のラジオリスナーで、佐久間さんやアルピーのラジオ関連のイベントにもよく登場します。

オススメ②
DJ松永さんの回は、溜まっていたエネルギーを放出するかのごとく松永節が炸裂します。

オススメ③
ウエストランド回は、河本さんの良さが随所に出ています。

オススメ④
麒麟川島さんの回は川島さんのボケの総集編を聞けます。


⑥定番のくだり


【野郎ども港に別れを告げろヨーソロー】
番組の締めの挨拶です。この回で募集をした結果こうなりました。

【斎藤D】
 この番組のディレクターで、マヂラブANN0も担当しています。
 趣味のクレーンゲームに多額の課金をしたり、マッチングアプリを極めたり、一人暮らしにはしゃいだりするなど、子供っぽいところがあります。
 性格はスカしてカッコつけたり、自分のミスをごまかして認めなかったりするため、槍玉に上がることも多いです。
 諸々の事件については#斎藤Dにまとめています(こんなにあるのかよ)

 佐久間さんは元々裏方の人で一人喋りなので、スタッフイジりというのは、当然あるべきなのですが、今考えるとそこに固執してないと言うか、
意外と少ないなって思います。

 他のスタッフは作家の福田さん(各ANN、ANN0をはじめ、サンドリ、DCG、都築さんのサクラバシ919など担当全部が面白いです。半袖の人)チェ・ひろしさん(パチンコの人)などの名前もよく出てきます。

【三宅D】
 青春高校3年C組で佐久間さんとともに番組を支えてきました。
 「俺のベビースターラーメン」という曲を佐久間さんと一緒に歌っています。中井りかさんと結婚されましたが、なかなか大変なようです。

【アルコ&ピース】
 佐久間さんをラジオの世界に誘った張本人です。
 同郷の平子さんは、サクマ&ピースでも共演しています。

【三四郎相田、ウエストランド河本、ラランドニシダ、さらば東ブクロ】
 佐久間さんが特に好きな芸人です。傾向として、いわゆるじゃない方というかネタを考えていない方が好きなようです。
 とんねるずや東野さんも、コンビの目立たない方をイジる印象がありますが、佐久間さんはどちらかというと親心でもあり、単純に好きなんだと思います。
 俯瞰で観ると見事に、クズキャラというかサイコパスキャラ扱いされている方々が揃うことになりました。

【はんにゃ.金田】
元々はピラメキーノで一緒に仕事をしていました。
ドリエンライブでは、裏実況でイジられ、さらに終了後の金田交通では酷い目にあいました。
三四郎ANN0のSPWで共演し、ここでもイジられることとなりました。

【DJ松永】
佐久間さんが認めるラジオスター、ラジオやテレビで共演することも多いです。
ANNを辞めて、仕事をセーブしていましたが、Bling-Bang-Bang-Bornが世界的にヒットしました。
Xで時々怖い投稿をします。

【ラフ×ラフ】
 佐久間さんプロデュースのアイドルグループです。大喜利が得意で、ものすごくハードルの上がる自己紹介をします。
 新曲「クライアント」は作家の福田さんが作詞です。

【NOBROCKTV】
 佐久間さんのYouTubeチャンネルで、日々登録者数、視聴回数が増え続ける人気コンテンツです。
 みりちゃむさん、二瓶有加さん、風吹ケイさんなど、このチャンネルからスターダムに駆け上がった方も多いですが、最近注目の福留光帆さんのポテンシャルは底知れなく、どこまで行くか楽しみです。

【ゴジラVSコング】
 一部のガチ勢リスナーから絶大な人気を誇る映画です。
佐久間さんはゴジコンアンチの鑑であるため、いち早く見て評価を下します。

【グランツーリスモ】
 発売がやたらと延期になるゲームです。

【通いの免許合宿】
 ペーパードライバーである佐久間さんは、リスナーから無免許いじりをよくされます。免許の取得は自宅から通える距離の合宿で取ったそうです。

【ゴキブリダウン】
 服に無頓着な佐久間さんが長年愛用している黒いダウンを揶揄する言葉です。刃牙道ならぬゴキ道にも発展しました。

【パチンコオカルト】
 パチンコの話題になると、どこからかリスナーが湧いて来ます。妙に説得力のあるオカルトを披露し、宗教的とも言える発言をします。

【ウッジョブの伊藤英明】
 佐久間さんの好きな映画です。伊藤さんの代表作は海猿ではなくウッジョブです。

【キアヌ・リーブス】
佐久間さんもリスナーも大好きなハリウッドスターです。
日本のネット民からも人気が高く、ほっこりニュースとして取り上げられます。

【いや違うんだよ】
 佐久間さん言い訳をするときの口癖です。その後の違わないんだけどまででワンセットです。

【地元情報】
 佐久間さんの出身地、福島県いわき市の情報も集まります。サクマ&ピースの話題も出ます。

【佐久間さんのモノマネ】
 番外編ですが、NOBROCKTVで、栗谷さんとキンタローさんが佐久間さんのモノマネをしている回がありました。
 また霜降りANNのレジェンド職人、おもちもちもちももちさんのYouTubeチャンネルでも佐久間さんのモノマネをしている回があります。

【乃木坂46】
 この番組の前の時間帯のANNを長年担当しており、新内眞衣さん、久保史緒里さんとクロストークをすることも多々あります。
 乃木坂メンバーが写真集を発売した時は、佐久間さんに写真集を渡し、お気に入りのカットを聞くくだりが恒例となっています。

【サクマックスリローデッド】
 いわゆるF5アタックです。

【〇〇おじさん】
 佐久間さんのフリートークで、自分が置かれた状況を例えて使用します。
 助詞を使わず、千鳥ノブさんの例えみたいな強いパンチラインとして繰り出されます。

【ゴットタレント】
とにかく明るい安村さんらが活躍した世界的な人気番組です。
佐久間さんが出るとしたら、VTRの編集で、つまらないVTRを面白くすることによってゴールデンブザー獲得を目指します。

【ラブレーター】
企画書は甘いラブレターのコーナーで、読み間違いが起きてしまいます。
アキネーターに引っ張られるなど何らかのトリガーによって起きるようです。

【本】
佐久間さんは本も売れていて、ビジネス書も数冊出しています。
このラジオの本も出ていて、過去の珠玉のフリートークを読むことが出来ます。

【歯医者】
仕事が落ち着いたら行くと言いつつ、中々行かないことでリスナーから苦言を呈されます。

【お弁当作り】
佐久間さんはラジオ終わりに娘さんにお弁当を作ることを日課としています。キャラ弁を作ってバズったこともあります。
チャーハンが特に人気のようです。

【Dr.コトー】
作業場を借りたことで、チャリ通に目覚めた佐久間さん。
その姿はまさにDr.コトーです。

以上が入門編となります。
幅広い年代の方から愛されるラジオなので、聞いたことのない方は
ぜひ一度聞いてみてください。



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