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DAY6 『信頼投資™️』 信用と信頼の違いについて

ここ数ヶ月、出会ったクライアントに質問している。
信用と信頼の違いって分かりますか?
『信頼』を築くのは時間がかかるが、『信頼』を失うのは一瞬だ。
この文章は、間違いだ。正解は『信頼』ではなく→『信用』だ。
『信用』は、相手に対する『理性的』な判断。
『信頼』は、相手との『感情的』な結びつき。(双方向)
『credit』と『trust』の違いと言っても良い。
『信頼=信用』になっている人は、自己中心的で、自分は何もせずに責任だけを人に丸投げし、思った通りにならなかった途端に『裏切られた』と言い出す。

『信用』するのではなく信頼するのだ。
『信頼』とは裏付けも担保もなく相手を信じること。
裏切られる可能性があっても相手を信じるのである。
とアドラーは言っている。

信頼が信頼性という母体から生まれるように、
信頼性は人格と能力からくるものだ。
とスティーブン・R・コヴィーは言っている。

こんな言葉が身にしみる今日この頃。
中部経済新聞のコラムに連載した物の考え方の一部を以下紹介する。

 私が仕事人として最も影響をうけた人物の一人が故山田道朗氏である。
大学卒業後、入社した会社(現㈱ヤマダヤ)の新入社員研修で、
彼から教わったことを今でも鮮明に覚えている。それは
(1)常に「人と違うこと」をやれ。人が右と言ったら左へ行け 
(2)金融投資もよいが最もローリスク・ハイリターンな投資は「自己投資」である
(3)商品に商品サイクルがあるように、人生にも「人生サイクル」があることを心えよ
(4)「仕事から学ぶ」が最も効率的かつ効果的だ。なぜなら1日のうち起きている時間は殆ど仕事をしているからだ。
これらは私にとっての金科玉条となっている。
山田氏の言葉の中にも出てきた「投資」について。
35年間のサラリーマン生活を終えて、私が紹介するのはローリスク・ハイリターン、元手いらずで誰でも簡単に始められる、しかもいぶかしくない夢のような投資、「信頼投資™️」である。
言葉通り、投資するのは金銭ではなく「信頼」だ。方法は、
(1)人生の価値基盤を『お金』→『信頼』にシフトする
(2)相手を思いやり、誠心誠意接する
(3)損得勘定をしない。見返りを求めず、与える
(4)喜びを分かち合う。
以上である。これらを日々心がけ、行動(=投資)していると
人間関係のみならずビジネスにもとても良い循環が生まれてくる。
 例えば、このコラムも信頼投資の賜物だと思っている。私が日本人材派遣協会中部協議会会長をしていたある日、ひとりの女性記者が派遣業界について勉強したいと申し出てきた。育児休暇明け、業界初の時短勤務女性記者である。折りしも今から10年前、リーマンショック直後で「派遣切り」が問題となり、人材派遣業界はひどいバッシングの渦中にいた。私は彼女に守秘義務ギリギリの情報を惜しみなく提供した。なぜなら彼女に業界一人材派遣に精通した記者になってもらおう、そう考えたからだ。彼女は見事に成長を遂げた。その記者からのオファーが今回のコラムなのである。
『幸せなライフシフト 』の基本は、『信頼投資™️』なのだ。

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