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犬と一緒に鉄道で旅をする

この記事では、初めて愛犬と一緒に鉄道に乗る方に向けて準備しておいた方がいいことや私が経験したこと、感じたことをまとめています。
少しでもあなたの愛犬とあなたが快適で不安のない旅、ひいては楽しい旅になるようお手伝い出来たら光栄です。

プロフィール

愛犬について

名前:てん
犬種:ミニチュアシュナウザー
性別:男の子
体重:7.0~7.1kg
年齢:3歳(2020年10月生まれ)
愛知犬(出身も愛知)
好きなこと:食べること
性格:ビビりで小さな子どもが大の苦手(予測できない動きをするのとバタバタ走るのがどうやら苦手な様子)

飼い主について

名前:モヤ
年齢:30代
夫が一人います

さて、いつもてんと一緒に移動するときは車なのですが、今回は私一人で愛知から実家のある千葉までてん氏と一緒に移動することになりました。
今回は新幹線での移動です。

事前調査編

鉄道会社のルールを調べる

まず、電車内、新幹線内にそのままイヌを連れて入れないので使う予定の鉄道会社のルールを調べましょう。
ちなみに、利用予定の鉄道会社では車内にペットの動物を持ち込む際のルールが明記されてありました。愛知近辺だと、JR東海、名鉄、近鉄、名古屋市営地下鉄…あたりは全て持ち込むこと自体は可能です。
ペットは手回り品として扱われ、手回り品は有料であることが殆どでした。(手回り品1つにつき290円くらい)必ずしっかりご自身の目で確認してくださいね。

引用:JR東海ホームページ>よくいただくご質問(FAQ)(2024年5月21日取得)

ちなみにこちらが現在のJR東海のルールです。
ケースのサイズや合計重量についても記載があります。ケースの重さとイヌの重さを合わせて10キロまでということは、残念ながら中型犬や大型犬は鉄道での移動が難しいということですね。たとえ小型犬でも10キロ以上のわんずは難しいということですね。(盲導犬等は除かれます)
ちなみに、我が家にはペットカートがありますが、キャリー部分とフレーム部分が一体化しているため(そこが魅力で購入しました。competのルルテイルという商品!別記事で紹介する予定)、残念ながら今回手持ちのカートを使用することはできませんでした。


移動に使うキャリー・リュックを調べる

一番悩んだのがどのキャリー・リュックにするか…です。絶妙サイズの我が家のてん氏。悩みに悩んで結局購入がぎりぎりになってしまいました。

悩んだ末に購入したのはエアバギーの「3ウェイ バックパックキャリー ワイドサイズ」

引用:AIR BUGGY オンラインストア 商品ページより(2024年5月21日取得)

こちらの商品に決めた理由は次の通りです。
・調べた限り一番大きなサイズ感だったこと
・作りがしっかりしていたこと
・チェストベルトと腰ベルトがあったこと
・ポケットが多めだったこと

ちなみに、てんちゃんのサイズは…
体高:35㎝くらい
体長:38㎝くらい
体重:7.0~7.1㎏
ふせのサイズ:丸まった状態で45㎝を少し超えるくらい

行くところによっては大き目だねと言われることもあれば、ちっちゃいね~と言われることもある我が家の愛犬は中途半端サイズ!笑
キャリーやリュックを探すとなると大き目なてんちゃん。

他にどの商品を検討していたかというと…
1.エアバギーwizX(カートタイプ)
2.キャリー型ペット用カート(ペチコやエアバギーフィット)
3.マンダリンブラザーズのペット用リュック
⒋ モンベルのペット用リュック(作りはエアバギーとほぼ一緒というかエアバギーがモンベルに頼んで作ってもらったのではないかと思うほどよく似ています)

リュックについては他のメーカーも検討しましたが、エアバギーのリュックが一番作りがしっかりしていて、大きめだと感じました。
・・・ここだけの話、モンベルの店舗にリュックを見に行くのをすっかり忘れていて、値段も加味するとモンベルを購入していたかもしれません。
それから、スーツケース型のキャリーはガタガタという振動が心配だったのでやめました。アスファルトとか、駅のタイルって意外とガタガタしそうで。

ついでに余計な話をすると、
我が家の愛犬が伏せして落ち着けるようにと大きめリュックを探していたのですが(商品ページには超小型犬の写真が使われがちだからそのようなサイズ感で使用するのが理想と思っていた)、登山や自転車などかついで移動することが主な利用方法となる場合は、犬の体が安定するよう、ある程度ジャストサイズのリュックがおすすめのようです。・・・確かに。

どの新幹線に乗る?

新幹線に乗るまでもそうですが、どの時間帯の、どの車両に乗るか考えましょう!

・旅する時期は混雑時期ではないか?
・通勤ラッシュの時間帯を避ける
・新幹線はできるだけ空いている車両でトイレなど人の行き来が少ない場所にする

平気なわんずなら良いんですけどね、なんせ我が家は初めてでしたからできるだけ乗り物に良い印象を持ってもらいたいのです。

自宅準備編

キャリー・リュックが届いたら自宅での準備

まずはモノに慣れてもらうこと。我が家は警戒心MAXでおっかなびっくりでしたがご飯をリュックの中で食べてもらう(お尻ははみ出ちゃうけど)ことでなんとか慣れてくれました。どんな鞄でもすんなり入ってくれる子はとってもありがたいですね。

予行練習編

新幹線のホームまで在来線を乗り継ぎ行きたいという気持ちだけで終わってしまいました。・・・反省。
時間に余裕を持ってキャリーを準備したらぜひ予行練習してみることを強くオススメします。ぶっつけ本番だと飼い主の緊張がイヌにも伝わってよくなかったです。

本番編(往路)

手回り品切符はどこで買う?

最寄り駅は駅員さんが不在のため名古屋駅で手回り品切符を購入するように言われました。
手回り品切符はタグ状又はレシート状のもののようです。
名古屋駅では清算窓口で発券してもらえました。並んでいた前の人に時間がかかっていたので他の駅員さんから新幹線車内でも購入できますよとお声がけ頂きました。親切。ありがとう。

車内での過ごし方

在来線ではまぁまぁ混んでたのもあり、人間用のスーツケースにわんこを入れたリュックを乗せて立って移動しました。
電車の発着で人の動きがある時に吠えそうだったので、おやつをリュックの隙間からあげて過ごし、いざ名古屋駅へ!

新幹線は一番端の車両の窓際を予約。スマートEXだと座席表を見て予約できるから便利ですよね〜本当にありがたい。
重いからリュックごと下に置くつもりでいたけど、膝の上の方が落ち着くよと、とある方からアドバイスをもらっていたので、リュックごと膝の上に乗せて1時間40分過ごしました。リュックが水平になるようにずっとつま先で頑張ったのが一番辛かったかな笑。
そうそう、座席は人間の人数分しか購入できないのでご注意を。

本番編(復路)

往路で意外とうちの子大丈夫じゃん!苦手もポイントも把握したぞ!ということで往路とは比べ物にならないくらいの心の余裕を手に入れての復路でした。
多分この気の持ち用がかなり大きいです。
帰りはだいぶ楽だった〜自宅に帰れるという気持ちも手伝ったのかも。(自分の実家に帰省してただけだけど)

在来線も新幹線もスムーズでしたが、時間に余裕を持って出過ぎたから待ち時間が長くて・・・今度はもう少しタイトなスケジュールでも良さそうです。

まとめと感想

愛犬との電車旅は今回初めてでした。しかも人間一人で。
初めてはかなり不安だったけど、無事に行って帰って来れてよかった。
てん氏が自宅に帰ってきてからゴロスリ(我が家では喜びの舞と呼んでいます)を長いことしている姿を見て、「やっぱり我が家が一番だよね〜」と思った次第なのでした。
キャリーについては使ってみないとわからないこともたくさんあると思います。ただ、ポケットがたくさんあるモノだとかなり便利だな〜と感じました。
飲み水やおやつ、ちょっとしたビニール袋や万が一のペットシーツ、オムツなどを収納したほか、暑さ対策にアイスノンを忍ばせたりできました。(暑い時期のリュック使用はお勧めしません。通気性も悪いし・・・今回は4月利用です)

せっかくお高いリュックも買ったことだし、また時期を見て鉄道旅をしてみるのも良いかな〜と思っています。
涼しくなったらお出かけしようね!てんちゃん!


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