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どうしてジャイアンツファンの間で正捕手論争が起こるのか

どうも、岡本ニキです(笑)

ということでさっきTwitterを見てたらこんなツイートが流れてきたんですよね。

確かに今年もやきうの季節になってだんだんとジャイアンツファンの間で正捕手論争が熱を帯びてきてますよね(一部の信者(?)によるところも大きいとも言いますが)

ということで、今回は最近巨人ファンの間で話題(?)のジャイアンツの正捕手論争について個人的な意見を書いていこうかなと思います。(ちょっと辛口になるかもしれません…)


① ジャイアンツの捕手陣の現状

読売ジャイアンツの2000年以降の歴代捕手を見てみると、2001年から2014年にかけて阿部慎之助が正捕手として君臨。圧倒的な打撃力に加え、2007年からキャプテンを務めるなどのリーダーシップ2000年以降のジャイアンツを引っ張ってきました。しかし、首や肩の怪我などもあり2014年頃からファーストでの出場が目立ちます。そんな中でFAで相川亮二炭谷銀仁朗を獲得したり、ドラフトでも即戦力捕手を獲得(例としては2013年ドラフト1位の小林誠司、2016年ドラフト5位の宇佐見真吾(現日本ハム)、2017年ドラフト2位、3位の岸田行倫大城卓三など)。しかし、阿部の次の正捕手としては誰も定着できていないというのが現状かなと思いますね。ということで現在は守備力が武器の小林、FAでやってきた経験豊富な炭谷、打撃力が魅力の大城が主に一軍のマスクを被っています。


② 小林誠司について

やはり、このようにジャイアンツの正捕手史を見ていくと順当に行けば小林が正捕手になれるという所だったのでしょうが、毎年3割を超える盗塁阻止率や山口俊、菅野のノーヒットノーランを引き出すほどのリードの巧さ(これは賛否両論ありますが)を持っていても、2016〜2019年までOPSが6割を超えた年がない程の打撃力の低さ、そして前監督の高橋由伸氏が仰っていた嫌らしさのなさなどによって中々正捕手の座を掴めないという感じですよね。こういう所を首脳陣の方々が感じたからなのか、2017年にはドラフトで4人の捕手を、2018年オフにはFAで炭谷銀仁朗を獲得するなど小林のライバル候補も出てきています。

ジャイアンツファンの期待はものすごく大きいんですけどね…

③ 阿部慎之助の凄さからの論争なのか?

これは小林の打撃力にも関係する話ですけど、前正捕手の阿部慎之助が凄すぎたがためにジャイアンツファンやジャイアンツの首脳陣が正捕手に求める理想というのが高すぎるのではということです。

安定してOPS(出塁率+長打率)が.850以上を超え、WAR(打撃、走塁、守備、投球など総合的に評価して選手の貢献度を表す指標)が8や9を超える年があるほどの総合力(ちなみにトリプルスリーを達成した2018年の山田哲人でWARが9.4)もある阿部慎之助というジャイアンツを支えた正捕手の存在によってジャイアンツファンの正捕手と呼ばれる選手に求めるものが高いというのは間違ってないと思いますね。実際小林も炭谷も大城もそれぞれ持ち味もあり他球団の正捕手にも引けを取らない程だと(個人的には)思いますし。


④ 巨人が勝てなかったチームの正捕手

もう一つはジャイアンツが4年間優勝出来なかった間に何度も苦汁を味わされた広島の正捕手會澤、昨年の交流戦、日本シリーズでも苦しめられたホークスの正捕手甲斐の影響も大きい気がしますね。

この2人にはさっきの話で小林には無かった打撃力と嫌らしさがあるんですよね。會澤は守備では小林に劣るもののセリーグの捕手では圧倒的な打撃力で広島の3連覇に大きく貢献、甲斐は昨年の交流戦で2アウトからスクイズを決めるほどの嫌らしさを持っています。やっぱりこういうプレーを見せられると必然的にジャイアンツ捕手陣への評価も辛口になるのかなと思いますね。


⑤ 大城、炭谷について

ではここまで小林について説明してきて、じゃあ炭谷か大城を使えばいいだろ!となりますが、どこら辺が大城、炭谷の課題(正捕手を掴みきれない点)と言われているのかというと、大城は改善はされているものの盗塁阻止率の低さ(昨年.172)、炭谷はキャッチング(先日のホークスとのオープン戦でも…)ですね。やっぱりこういう所も見ると小林、大城、炭谷どの選手もファンとしてはこの選手が正捕手!って感じにはなりにくいと思いますね。(結構ハイレベルな争いだとは思うんですけどね)


⑥ 正捕手という概念は要らない?

一個個人的に思う点は、現代野球においてはそんなに正捕手として固定する必要もないのでは?ということですね。例えば3連覇中の広島は會澤を中心としつつもベテランのジョンソンと相性の良い石原打撃力が武器の磯村なども疲労を溜めないように使っていくといった策を取っていました。このように、ジャイアンツも守備が抜群の小林経験豊富で若手投手のサポート役となる炭谷打撃力の良い大城の現一軍捕手3人の個性を活かしつつ使って勝ちに行こうと現監督、コーチ陣はしている感じがします。原監督も元木コーチもこの投手の時には誰を捕手として使うか?と相性などを考えて使ってると思いますね。


⑦ まとめ

ということで今回はジャイアンツファンの捕手論争についてまとめて見たのですが、ポイントは大きく3点。

1点目 前正捕手の阿部慎之助が凄すぎたことによってファンの正捕手に求めるモノが高くなったことは間違いない

2点目 ジャイアンツファンにとって嫌なイメージの捕手(代表例は會澤、甲斐)による部分もあるのではと考えられる

3点目 原監督もそれぞれの捕手の特性を考えながら使っているというのはファンとして理解しておくべきでは?

といった所ですかね。

やっぱりこう考えると10年間以上ジャイアンツの正捕手として君臨した阿部の凄さは感じますね。しかし小林、大城、炭谷の現状の1軍正捕手を争う3人、更には若手の岸田や山瀬。全員それぞれの凄みを活かした捕手として球団史に名を刻んでいって欲しいなというのが一巨人ファンである自分の願いですね。


ということでここまで読んでいただきありがとうございました🙇‍♀️

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