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卒業式前夜に思うこと

こんばんは、ろなひです。明日(もう今日ですね)は大学の卒業式です。といっても式自体は自粛ムードでなくなり、ゼミ単位での証書授与式のみ行われることになりました。仕方ないけれど寂しいです。人生最後の卒業式なのにな。卒業式前夜に、わたしの大学4年間を振り返ってみようと思います。

たくさんの相違を感じた

「ろなひ、センター試験受けたん?えええすごいな!」

「わたしなんて12月に受験終わってたわ!3月までしてたん?おっそ!」

どちらもわたしが一回生の春に言われた言葉でした。センター試験なんて受験生の殆どの人が受けると思っていたし、早く受験が終わることよりも志望している大学に行けるのが良いことだと思っていたわたしは、考え方の相違を実感しました。それと同時に、今までわたしが関わってきた人達って、この環境ではもしかしたらマイノリティなのかもしれないなとも思いました。

別に賢い大学に行くことが全てだとは思わないです。極端な話、ハーバードや東大を卒業した人が皆成功しているわけではないし、学歴がなくたって成功する人はします。まあ何をもって成功というのかは人それぞれですが。

でも、学歴というものは人を判断するための材料に十分なり得ます。生まれつきの天才も中にはいらっしゃいますが、一生懸命努力して勉強したから東大や京大に行けたはずなんです。言い換えれば、東大や京大に受かる努力ができる人という評価になるわけです。

わたしはずっとこう思ってきました。自分の努力不足ですが行きたかった学校に行けなかったのも相まって、在学中にも3年次編入を考えたこともありました。結構な学歴コンプレックスだったと思います。

新しい人に出会う

正直まだ世の中は学歴至上主義の残り香があると思います。けれど、わたしはこの大学でびっくりするくらい考え方の違う人に出会って、とても感銘を受けました。

その子はほんっっっとうによくわからない子です(失礼)

・授業はぎりぎりまで欠席することが当たり前、授業に来たと思えば二日酔いでずっと寝ている。

・提出物は期限内に出したことなんてない。

・なのに先生たちから好かれていて太鼓判を押されるような子

もう意味がわからないです。天才の世渡り上手。

わたしのこの子に対する第一印象は、ちゃんとしてなさそうな信頼できひん子だったけれど、今では本当に仲良しです。

どうしようもないのになぜか憎めなくて、案外真面目で、ここぞというときにはたくさんみんなのために動いてくれるような子です。

わたしは昔から頭の回転が速い人が好きだったし、視野が広い人が好きでした。憧れていました。学歴があればあるほどそういった思慮深さまで網羅出来るのだと思っていたけれど、学術面以外の賢さは学歴と比例しないのだと痛感させられました。

いつも楽しそうやし、ぜんっぜん授業まともに聞いている姿なんて見たことないのに、いざとなれば前に出てきて仕切ってくれる不思議な子。頭の回転が速くて人のことをよく見ているのに、敢えて馬鹿なふりをして叩かれ役に回るような子。

それがわたしにとってはとてもとても面白かったし、こんな人になって人生を生きてみるのも楽しそうだなと思えました。自分が勝手に、周りとの剥離から絶望していたことも浅はかだなと感じたし、わたしはわたしなりに人生を楽しく生きてみたいとこの子を見ていて思いました。

そう思えたこと、まあわたしがしてきた過去の経験も勿論良い経験だったですが、その呪縛に囚われ過ぎて萎縮していました。でも、ここでは、新しい自分を生きることを4年間で学んだ気がしています。そんな子を見て。

だから、わたしこの大学に来て良かったなって思うんです。最後にそう思えたら幸せですよね??

明日は、最後の通学。

友達や大学を鮮明に目に焼き付けて、お別れしてこようと思います。

それじゃまた、ろなひでした。

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