見出し画像

北海道土産の「定番じゃないおすすめ」15選(甘いお菓子10+他5)

北海道には縁があり、よく訪れます。

しかし行くとなった時、周りからリクエストとして出て来る「お土産候補」といえば、白い恋人とマルセイバターサンドのほぼ2択。他にないの?と聞いたらやっと出て来るのがロイズの生チョコ。以上。

いやいやいやいやいやいや、寂しすぎるってそれは!!!!!!
確かに美味しいお菓子なのは認めるけれども。
でもバターサンドあたりは最近、本州のスーパーでもたまに売ってるんだわ!!

とはいえ、北海道に縁がなく行ったこともない人にとって「北海道土産」っていえば本州でも見たことがあるものしか出て来ないのだろうし、そういう人たちが北海道に行っても結局「無難」なところで知っているものを買ってきてしまい、そうして再生産されていく…のだろうな、と思います。

なので私は自分が行くときにはあえて「それ以外」を買ってくるのですが、あまりにも微力。微力すぎる。
そこでこのnoteでは、これから北海道に行くならぜひ買ってみて!食べてみて!お土産にして!!な、私のおすすめお菓子10選、それと甘いお菓子以外のお土産5選をご紹介します。

ちなみにお金はどこからも一銭ももらっていません。独断と偏見です。


甘いお菓子の「定番じゃない」10選

1.六花亭のネームバリューを活かす:チョコマロンとパイ菓子

ちょっとは変わったお土産も良いけど、やっぱり知ってる銘柄のが安心…という場合は、六花亭の「バターサンド以外」。

本州では贈答品の六花亭、現地北海道ではバラ売りを100円台から買える「おやつ屋さん」です。
空港ではパッケージ品しかありませんが、デパ地下店舗レベルでもバラ売りが豊富にあるので、気になるものを買ってホテルでおやつに試食、美味しかったものを翌日お土産として発送、なんてことも可能。ほしいものを欲しい数だけ選んでレジに持って行くと、適当な箱にきれいに詰めて送ってくれますよ。

中でも個人的なおすすめは「チョコマロン」と「パイ生地を使ったお菓子」。パイ菓子は季節限定のりんごパイ(君が家)やポテトパイのほか、通年であんこの入った「北加伊道」もあります。
また、子ども好きな方には、子どもが書いた詩がパッケージに書かれている「リッチランド」もおすすめです。

2.ロイズの「チョコ以外」

ロイズといえば生チョコ、とすっかり定着していますよね。
しかし実はロイズ、焼き菓子が美味い。チョコ屋なのに。謎すぎる。

バターたっぷりでほろほろとくちどけの良い「クッキーズ」は、「え?ただのクッキーじゃん」とは絶対に言わせない味です。常温で保存できて賞味期限が長いのもお土産として◎。
パウンドケーキ類なども美味しいですよ。

3.他にない特別な味:よいとまけ

ハスカップという、日本では北海道でしか栽培されていないベリーがあります。ブルーベリーに似て、少し酸味が強めです。

このハスカップのジャムをたっぷり使ったふわふわロールケーキが「よいとまけ」。
北海道にしかない素材×珍しい組み合わせで、他では味わえない特別な味を楽しめます。北海道らしさを求めるならこれ一択。

好きな大きさに切って食べられるタイプは人数が読めないご家庭などに、切れているタイプは人数が少ないおうちの方などに。
ただし、公式が「日本一食べづらいお菓子」と称しているくらいなので(外側にジャムがあるので手が汚れがち)、職場あてにはおすすめしません(笑)

4.たくさんは食べない人に:雪花青

青華堂さんという、あまり誰もが知っているとは言えないお店のお菓子。それゆえに公式ショップなどがあまりなく、空港内や駅のお土産店で探すしかない、頼まれてもちょっと探せるか確実には自信が持てないお菓子です。なんと公式通販すらないんだぜ。ある意味で幻の北海道土産です。

でも「くちどけ」という点でいけば、私はこれを超えるお菓子を知らない。

見た目はソフトクッキーっぽいのが、口に入れたとたんにすっと溶けて、ホワイトミルクチョコのほんのりした味が広がる…。美味しいのはもとより、食体験として強烈に贅沢です。

その分あっという間に消えるので(笑)、食が細い方や、甘いものが好きでもたくさんは食べない方、やさしい甘さが好きな方向けにおすすめ。お土産品の中では低価格で気軽に送れるのも魅力です。

5.チョコ好きのための「美冬」

チョコといえばロイズで固定してしまっていますが、実はチョコをたっぷりしっかり味わえるお菓子が「美冬」。サクサクのパイをチョコで包んであり、濃厚で食べ応えたっぷりです。メーカーはあの白い恋人の石屋製菓さん。個包装菓子で潰れにくいので配り歩く用にも。

6.珍しく素朴な味:札幌農学校のクッキー

北海道土産、大体どれもこれも味が濃い。贅沢とも言いますが…
そんな中でスッキリと素朴な味わい、「札幌農学校」のミルククッキー。ただのクッキーのようでいて、ミルク味がちょっぴり特別感。薄いクッキーなので数が入っていても嵩張らず、帰りがけの買い足しにも。

あまりにでかでかと「札幌農学校」と書いてあるのでそういうタイトルのお菓子だと思っていたら、じつはそちらはメーカー名で、商品名は「北海道ミルククッキー」なんだそうです。

7.独自性なら絶対負けない:わかさいも

日本で最初に醤油を利用した和菓子、だそうです。
焼き芋のような見た目で、ホクホクとしてやさしいお味。
原材料を見ると醤油に昆布、「……お料理?」と首をかしげたくなるのですが、これが美味しいんですよ。

ちゃんと「甘いお菓子」のカテゴリでいて、ほんのちょっぴり塩気もあり、和菓子のようでいて洋菓子のようでもあり。独自性ではどこにも負けません。
メーカーさんの名前が「わかさいも本舗」なのもポイント高し。

8.地元の味:べんべや

手稲と札幌の丸井にしか店舗がない、小さなお菓子屋さん。
ここのクッキー、たぶん生産現場を見たらバターの量にひっくり返るんじゃないかと思います。バターが美味いとクッキーが美味い、道理です。

道外での入手が困難、という意味では究極のご当地品なので、札幌・手稲に行くときには是非。

9.果物好きに:夕張メロンピュアゼリー

夕張、メロンの話よりも過疎の話のほうが大きくなったのはいつからでしたかね。

メロンをそのまま固めたような北菓楼のピュアゼリーは、特に夏におすすめ。果物が好きな人にはたまらないと思います。
サイズや数も色々なパターンがあり、現地ではお弁当に入れるサイズの小分けのものも販売あり。ちょっとしたデザートにも最適です。

10.全部載せの贅沢:ハスカップジュエリー

メーカーのモリモトさんは昔からあるパンとお菓子のお店。
北海道特産のハスカップジャムとクリームをクッキーに挟んでチョコで巻いた、美味しいものを全部載せしたみたいなのが「ハスカップジュエリー」です。

やや甘さが強いので本当に甘いものが好きな人向け。単価が少しお高めなので、豪華さをしっかりと伝えられる相手に渡すほうが良さそうです。

甘いお菓子以外の消えものお土産5選

1.お菓子よりもパンの人に:ジャム

お菓子の形では食べないけれど、甘いものが嫌いなわけではない、という方や、時期的にお菓子が集中していそうだな…というお相手には、ハスカップジャムやミルクジャム。

北海道の特産品を手軽にお届けできて、賞味期限も長く保存が簡単なので、意外にお土産向きです。

2.お酒好きに:六花のつゆ

これも他に並ぶものがない独特のお菓子「六花のつゆ」。
六花亭から出ているお菓子で、お砂糖の殻の中にお酒がそのまま入っています。特に年齢制限はないものの、大量に食べて飛行機に乗ったりすればしっかり酔いが回る大人向け。
お酒系のお土産はドーンと重量のあるものになりやすいですが、こちらはカラフルで可愛らしく、軽くて運びやすいです。

3.しょっぱいものや海鮮が好きな人に:開拓おかき

おかきに乾燥昆布やエビがゴロゴロ入ってるの、斬新すぎるのだが。

そんな海の香りがするおかき「開拓おかき」、他にない商品で価格も手ごろなので、甘いものが苦手な人には最適かもしれません。
パッケージの見た目がちょっとお土産らしくないですが…塩がしっかり効いて美味しいですよ!おつまみにも。

4.珍しいもの好きに:ジビエ肉の缶詰

どちらかというと札幌以外の地方に行く時のほうが目にするかもしれないお土産品。シカやクマの肉の缶詰です。

そのまま食べられる味がついているものが多いので、料理をするかどうかは問わず渡せます。ちょっと珍しい味覚に飢えている方や肉好きな方にいかがでしょうか。私もシカは食べたことがありますがクマはまだです。

5.お料理好きに:利尻昆布だし

お菓子よりもお料理な方には、だしはいかがでしょう。海産物が豊富な北海道なので、色々なだしが売られています。
おすすめは利尻昆布だし。パッケージにでかでかと「利尻」が書かれているので北海道らしさはバッチリ、味も顆粒のわりにしっかりしていておいしく、軽いので運びやすいのも良い点です。

https://daitosyokuhin.co.jp/products/detail/56

番外:現地で食べたい乳製品

個人的には、北海道といえば乳製品だと言いたい!!
でも乳製品ってあまり長期保存ができないので、現地で楽しむしかないんですよね。
ということで最後に、お土産としてではなく現地で楽しむ乳製品情報です。

私の推しは何と言ってもよつ葉乳業さん。新千歳空港と札幌駅に直営店「ホワイトコージ」があります。牛乳+ソフトクリームの「ミルクフロート」や、札幌駅の店舗では乳製品しか入っていない「白いパフェ」もあり、不思議なインスタ映えを狙えるかも!?

地下街「オーロラタウン」のきたキッチンでは、瓶入り牛乳やヨーグルトの取り揃えが豊富。長期滞在なら1日1本ずつ違うメーカーを試してみることも可能です。
きたキッチンのお向かいには、やぎミルクの専門店もあります。なかなか飲んでみる機会もないと思いますので、お土産を買うついでに試してみては。

結びに代えて:お土産、どこで買う?

▷空港

新千歳空港はお土産品店がたくさんあります。お土産屋さんとは別に配送コーナーがあり、複数のメーカーの品を合わせて配送したい場合には便利です。
反面、パッケージ化済みのメジャー商品しかない弱みもあります。ここで紹介したものの一部は、空港では手に入らない可能性があります。
また、地方空港では売店が小さかったり、営業時間が短かったりして、思うように購入できないこともあります。

▷デパ地下

札幌駅や大通駅のデパートを利用できるのであれば、一通りのお店が揃っていて安心。発送も空港よりスムーズにできます。私は行先が札幌ならデパ地下でどうにかすることが多いです。
札幌駅には大丸と東急、大通には三越と丸井があります。いずれも有名店はもちろん、地元のお菓子屋さんが入っていたりもします。目的のお店だけでなく見て回ると、もっと良いものを見つけるかも。

▷きたキッチン

「お土産品」と言うには少し地元っぽい気軽な道産品を買うなら、大通の地下街「オーロラタウン」、丸井のすぐ目の前にあるきたキッチンの店舗で。自分用の日常使いの食品も購入できます。甘いものが苦手な人にお土産を買うときはよく利用しています。

※ずっと北菓楼の支店の一種だと思って当初間違って書いてましたすみません…!!

▷直営店

お菓子が大好きで「推し」のメーカーがあるなら、ロイズの工場直売店や六花亭のカフェなど、メーカーが構える施設を訪れるのも魅力的な選択肢です。
たいていは観光客からは少し不便な場所ですが、品ぞろえは間違いなし。お菓子そのものを体験として楽しみたいならおすすめです。

▷駅売店など

札幌以外の地方に行く場合は、JR駅構内・付近、町の栄えているエリアのお土産屋さんなどが頼りのことも。オフシーズンだと、駅周辺か空港のどっちかは開いてるだろ…!みたいな強行軍も経験はあります、おすすめしませんが。さらに地方に行くとコンビニでお土産を売ってたりもしますね。

どこにそういう店があるのか見ても分からない時は、駅員さんなど地元に詳しそうな人に聞いてみるのが早いです。
そして、もしそれでも買いそこなったときは、オンラインショッピングで何とかしましょう…。

北海道土産=白い恋人かバターサンド、ではない!!ってこと、伝わったでしょうか。
バターや牛乳、クリームが美味しい北海道は、全体的にお菓子が美味しい地方です。観光産業が盛んなだけに、珍しい組み合わせや独自の工夫もたくさんあります。北海道に行くときは「知っているもの」に限らず、色々なお菓子に挑戦してみてほしいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?