一年間完全燃焼!!『プロメア』大晦日マサラ応援上映@フォーラム東根
俺、年越しの瞬間映画館にいたし!
以前記事で書いた通り、今年はなんと映画館で年越ししてきました。
いつかロックフェスで年越したいとか、ディズニーランドのカウントダウンイベントに行きたいと思ったことはあるけど、さすがに映画館で年越したいと思ったことはなかった。
誇張無しで人生が変わったと思います。
家族に「え?映画館行くの?しかも東根?今日?今から?」って顔されたもん。
プロメア欲のピークを大晦日に持っていく作業
これも前の記事で書いたことですが、今年は冬コミの2日目・3日目に一般参加してきまして。
アニメーターさん関係が3日目にまとまってたので、プロメア関係の本も買ってきました。
直接的にプロメア関係が描かれてるのはこの3冊。
この3冊買うだけで1時間30分かかりました。
斉藤さんの原画集は一人で前日譚ガロ編の原画と作画監督をなさってただけあって結構なボリュームで、読んでると時間を忘れます。
イラスト集の表紙の六花が羽織ってるレスキュージャケットに③って書いてあるの、胸が熱くなってしまうな!!
毎回新刊を楽しみにしているアニメーターの芳垣さん。
twitterに投稿なさっている絵日記のまとめ本なんですが、お仕事の話も割と書かれていて、時期的にプロメアの制作のことなんだろうな、と思う話もたくさん。
通っている歯医者さんからプロメアの感想を聞いたエピソードなんか特にほのぼのとしてしまいます。
冒頭でガロがビルの屋上に飛んできた時に「死んだ死んだ」って言ってる製薬会社の研究員たちがすっごく芳垣さんの絵っぽくて好き。(芳垣さんの担当カットじゃなかったらどうしよう……)
その他、米山舞さんと斉藤さんが参加している合同誌と、コヤマさんのCCMSで売ってたバーニングレスキューのメカニックのステッカーも買ってきました。
ステッカー、パソコンに貼ってDJの時に見せびらかしたいんですけど、買い替えのことを考えると勇気が出ません。
燃えて、越すぜ!!
一夜明けて12月31日、大晦日当日。
前日色々あって午前3時くらいまで山形駅前で酒飲んでたので夕方16時くらいまで屍のように寝ていたんですが、どうにか体力も復活したので車で一路東根へ。
思えば5月、上映最終日に『スパイダーマン:スパイダーバース』を観るため初めてフォーラム東根を訪れた時にはGoogle Mapを頼りに全く知らない道を恐る恐る車で走ってたのが、今ではもう目隠しされても辿りつけるようになりました(多分)。
初めてプロメア観に来た時には戦慄しきりだったロビーのカオスな状況も、今では安堵感すら覚える気がします。
いつもの通りシアターの入り口でレミーお兄さんにご挨拶してから入場。
今回は入り口で束ねられてショットガンみたいになってるクラッカーを大量に頂きました。
クラッカー鳴らしてる皆さんの手元ってどうなってるんだろう……ってずっと思ってたんですけど、なるほどこうなってたのね。
あと今回、席が近くだった方から光るハンドスピナー頂いたんですよ!!
これめちゃくちゃやってみたかったので大変に高揚しました。
プロメテックエンジンが動いてる時にハンドスピナーを回すの、東北発祥なんだそうです。インド人のみなさんもいかがですか?
バーニングレスキュー、出動!(上映開始)
恒例の前説はレミーお兄さんとビニーお姉さんとルチアお姉さん、そして(イグニス隊長の格好をした)バリスお兄さんがご登壇。
他のシアターでの仕事が忙しく、バリスへの変身が間に合わなかったそうで。忙しいのに毎回毎回ありがとうございます……。
未成年のルチアお姉さんは前説のみの参加。労基法厳守。
プロメア観るのも早4回目なんですけど、何回観てもこの映画はエンディングまであっという間だな、と感じます。
どんなに好印象な映画でも大概どこかでフッと我にかえるというか、集中が一度途切れる瞬間が来るんですけど、プロメアにはそれが無い。
「人が集中し続けられる限界は90分間」なんてよく言いますけど、脳波計測を用いた実験によると集中は40分くらいしか持続しないんだそうです。
2時間前後の映画だと単純計算で集中力が切れる瞬間が上映中に2回来るわけで、多分プロメアでも集中が切れてないわけではないと思うんですけど、それが気にならないのは脚本の巧みさのおかげなのかな、と。
ちなみに集中力を回復するには足の筋肉を動かすのが有効だそうで、マサラ上映の時に集中力が途切れないのは「inferno」と「覚醒」の度に立ってるからだと思われます(多分)。
今回はとにかく紙吹雪の量が尋常じゃなかった。中央の広い通路がボールプールみたいだった。
前回まではE列あたりの入り口側の端の方の席を取ってたんですが、今回は奥側の端の方を取りまして。
以前の席よりも中央付近の紙吹雪のヤバさがより分かったので、今更ながらにココ本当に映画館かな……なんて感想が一瞬だけ頭を過りました。
紙吹雪の量のみならず、いつも通り盛り上がりも最高だったのですが、上映後には1月9日での上映終了予定がアナウンスされているのをふと思い出して、「もしかするとこれが最後のマサラ上映になるのかな」なんて寂しさもちょっとだけこみ上げてきました。
東根の年越しは最強だからな!
終了後のお掃除はひとまず置いといて、スクリーンの隅っこで新年までのカウントダウンが開始。
若干ズレている気がするけど東根市と明石市(日本標準時子午線)では経度差があるので時差があるのは仕方がない。
上映終了から新年を迎えるまで、シアターのスクリーンでは以下の映像が上映。
・フォーラム東根『プロメア』上映年表
・レミーお兄さん台湾(の映画館)放浪記
・レミーお兄さんコスプレメイキング映像
・過去のマサラ上映終了後の映像再放送
・過去のマサラ上映終了後の映像を観ている我々の映像
特にレミーお兄さんのコスプレ映像は予想を上回る手数と品数で、シアターの方々から悲鳴とも歓声ともつかない声があがってました。
カウントダウンの瞬間にみんなで記念写真を撮るため、紙吹雪をかき集めて中央に集合。
前述の通り今回は紙吹雪の量がとんでもなかったので、大量に抱え過ぎてマリモみたいになってる人もチラホラ。
スクリーンの映像もいよいよカウントダウンのみになり、
レミーお兄さん「俺たちの炎はーーー!!!」
みんな「最強だーーー!!!!」
の掛け声で、紙吹雪がBOOOOOM!!!!
その時の様子がこちら。
バリスお兄さんが撮影のためみんなを中央に集める時に「どうせほとんど紙吹雪しか写んないから」って言ってたけど思った以上に紙吹雪しか写ってなかった。
レミーお兄さんが紙吹雪に埋められて、周りの人達が「死んだな」「死んだ死んだ」って言ってるところで「生きてるよ―!!!」って飛び出してくるのがとっても楽しそうでした(ちょっとやってみたかった)。
新年を迎えるのもそこそこに、シアターのお掃除開始。
今まで以上に紙吹雪の量が多かったにも関わらず、まぁあっという間にシアターが綺麗になっていく。
みなさん掃除のスキル、めっちゃ上達してません??
今回お掃除アイテムとして結構大き目のブロワ―(落ち葉とかを送風で吹き飛ばすやつ)が登場。
「これバーニングレスキューの武器みたいじゃないですか?」と嬉しそうにするレミーお兄さんが大変に愛おしかったです。
さぁ掃除が終わったらガロとリオの立像に初詣だ!!
映画館のロビーで二礼二拍手一礼
掃除が一段落ついた後、ロビーでちょっとしたパーティ(レミーお兄さん談)。
登場したレミーお兄さん、手に神社の社頭の鈴(ミニサイズ)とくじ引きの箱を持っている。
何が始まるのかと注視する我々に対して「僕が神社になるので、みなさんお参りしてこのおみくじを引いてください」と笑点のお題のようなことを告げるレミーお兄さん。
至れり尽くせりが過ぎる!
サービス精神に足が生えて歩いているのでは……?
どう考えても映画館のスタッフの仕事の範疇を超えている(今更)。
おみくじの中身はキャラクターのイラスト。
一枚一枚、スタッフさん方が描いてくださったそうです。
全キャラ作って入れてくれたせいか推しキャラ当てた人がなかなか出なくてレミーお兄さんがちょっと切なそうでした。サービスって難しい。
最初は前説までの予定だったバリスお兄さんも上映終了後まで何かとお世話してくださって。
フォーラム東根のスタッフさん達がここまでしてくださるのも、東根のプロメア部員のみなさんが熱心に足を運び続けて、ここまで盛り上げてくれたからこそなんだと思うんです。
私は9月の下旬にフラッと訪れた身なので、そこに後から混ぜてもらった感覚が強くて、フォーラム東根スタッフのみなさんにも部員のみなさんにも感謝してもしきれないなぁ、とつくづく思います。
ロビーで私なんかにわざわざ声かけて差し入れをくださった方々、本当にありがとうございました。
帰りの車の中で腹減って写真撮る前に食べちゃったのもたくさんあります。
ピザせんべいや歌舞伎揚げにラングドシャクッキー、大変美味しゅうございました。
念願の立像撮影
今回はミラーレス一眼を持っていったので、ようやっとガロとリオの等身大立像を全力で撮ることができました。
ガロとリオとでは微妙に現像のテイストを変えてみました。
武骨ながらも柔軟さと優しさを持つガロは、強めのコントラストをベースにしつつ輪郭の線を少しだけ柔らかく。
スマートでクールながらも強烈な激情性を内包するリオは、ビビットな色合いをベースに芯の硬さが出るように。
前ボケは正義。
写真撮ってみて改めて実感したんですけど、この立像本当に出来が良いですよね。
1/6スケールのフィギュアなんかもよく撮っているんですが、良いフィギュアの要素の一つに「角度によって様々な表情が出る」ことがあると思っていて。
リオの方は顔の造形上ちょっと角度に制約があるにせよ、色んな角度から見るとそれぞれ違った雰囲気が出るな、と感じます。
単なる無機物にふと感情が乗る瞬間を見つけるのがフィギュア撮影の魅力だと思うんですけど、それを表現するはずの顔が隠れている方が感情を感じるところが不思議なところだな、と。
「受け手に想像させる余地を作るのが大事」という話をつくづく実感します。
しかしフォーラム東根はすごいなぁ、ワンフェスの楽しみ(立像)とコミケの楽しみ(壁面)が一度に味わえて、その上映画も観られる!(※本業)
一年の計は元旦にあり
帰り際、レミーお兄さんからnoteの記事についてお話を聞かせてもらえまして。
心の底から、note始めて本当に良かったと思いました。
ブログからnoteに移行するにあたって意識したのが、今までのようにただ殴り書きするのではなく、文章で何かを伝えるための努力をしてみよう、ということで。
それが一つ、目に見える形で結果が出たことが、とても嬉しかった。
転職で再び山形に住み始めて、まもなく丸3年になります。
今、仲の良い友人の多くが関東に住んでおり、私は月に1、2回県外へ出かける生活を続けています。
そんな状況で、県内にこういう場所ができるというのはなんだか救われるというか、本当に幸福なことだと思います。
一年の計が本当に元旦にあるとするならば、今年も良い一年になりそうだな、と思った年越しでした。
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