配膳マナー。言い訳を並べるか、食器を並べるかの話

先日、こんなニュースを見た。

「ご飯の位置は左側だよ」と夫に指摘したら「しつこい、どっちでもいいでしょ」とキレられ納得いかない女性に反響 - ライブドアニュース

最初に記事を読んで、個人的には「配膳でご飯が左じゃなかったら気になるなぁ」と思った。
しかし考えてみたら、それは多くの人が右利きで、左でご飯を持つという思い込みからできたマナーであり、左利きへの配慮が欠けてるのでは？とも思った。
地域によっては汁物の置く場所は奥とか、配膳は地域による違いがあるのは事実だ。
一概に「ご飯は左、汁物は右」を押し付けるのも良くないのかもしれない、と考えるきっかけになった。

それはさておき、配膳の是非以上に思うことがある。

ボクはこの記事を読んで、長年の謎だった「クチャラーは何故絶滅しないのか」に答えに近付けた気がする。
クチャラーにとって、口を開けたまま食べるクチャ音は「そんなこと気にしてる人はいない」と思っているのではないのだろうか。

クチャラーになる原因はいくつかあるらしい。
歯並びの悪さや顎の筋肉が弱い、口呼吸してる人が無意識に口から息を吸うため開けたまま食事をする説もある。
しかし、それらの原因を挙げても「口を閉じて食べること」が不可能なわけではない。
原因を理解しても、あのクチャクチャ音を許容できる納得にはならない。

口を閉じた状態で咀嚼する時と、口を開けた状態で咀嚼するクチャ音って、食べてる本人の中ではほぼ同じくらいの音なのだという。
ただ周囲としては全然違うので、当然咀嚼は口を閉じた方がいい。でも自分が気にならない=周りも気にしない、そして指摘されても「そんなこと気にする人はいない(何故なら自分が気にならないから)」

「ご飯の配膳が左であっても右であっても構わない」のは、自分が気にならないからに他ならない。
同じ理屈で、クチャラーも「自分が気にならないのだから、気にする人はいない」と思ってるのではだろうか。

結論としては、言い訳並べてないで、早く食器を並び直せばいい話なのだけど。