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荷物がどうしようもないほど重かったのは餅のせい。

波佐見でお世話になってるお家でつくったお餅をいただいて、横浜の実家まで持って帰ってきた。すんごく重かった。餅は重い。来年の年末のわたしよ、覚えておいてほしい。餅は重い。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

「こんなにおいしいお餅を食べたことない!」と父が言う。そのくらいおいしいお餅。

わが家には餅をつく、なんて習慣はない。ご近所にもほぼなかった。当たり前のように自分たちで餅を用意する波佐見の人たちを尊敬する。

今年はお餅をつくってるところをすこしだけ見せてもらった。寝坊したので、さいごのできあがり部分をすこしだけ。

ふわっふわのつきたてのお餅を、餅粉を敷いた桶に出す。これをちぎって丸めるのだけれど、まだ熱いので、うちわで冷ます。

この瞬間のお餅の美しさといったら。

やわらかく広がったお餅の表面が、空気にふれてうちわであおがれて、ピーンと膜を張ったように表面がツヤめく。

「こんなもち肌になりたい……!」と声に出してしまうほど。ただやわらかいだけじゃなかったのだ、もち肌ってやつは。

そのお餅を、ちぎって、くるくる丸める。

みんなで、可愛がるみたいに、丸める。角餅文化圏で生きてきたけど、丸餅っていいもんだなあと丸める女性陣の姿を見て思った。丸餅はかわいいし、丸めてるおばあちゃんたちもかわいい。

お雑煮用にと思っていたのに、おいしいお餅なのですでに食べている。あんこをくるんだ餅も食べている。

できたてを波佐見で食べたときもおいしかったし、横浜で父と食べるのもおいしい。

しあわせな重さを持って帰ってこれて、よかったなあ。

(明日から1/3まで、もしかしたら更新しないかもしれません。するかもしれません。締め切りがあるので…。よいお年をお迎えください)

30minutes note No.930

さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。