いま、おみやげと帰ってますからね。
感染症が落ち着いてきた秋以降、月1ペースで長崎県波佐見町から横浜の実家に帰っている。父とも毎回会っている。なんなら毎日電話している。とくに感動の再会でもないし、レアキャラではないわたしに、そろそろ飽きてるんじゃないかと思っていたのだけれど。
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こんにちは、こんばんは。くりたまきです。いま、飛行機の中、空の上でnoteを書いてます。
どうやら、父、わたしの帰省を楽しみにしてるみたいなんです。そんなことを直接言うほど素直な人ではないけど、たぶんそうなんです。
今年の年末年始用に頼んだ、カネムマンさんのおいしいソーセージ&ハムのセット。これをひとりでクリスマスを過ごす父にひと足早く楽しんでもらえるように、12/22に届くようにお願いしておきました。数本ずついろんな味のソーセージが入っているし、クリスマスにもぴったり!
電話して、「クリスマスに先に食べていいよ」と伝えておいたのに……父も「ありがとう」と言ってきたのに……
食べてない。
なぜか食べない。食べてくれ。12/24の夜に電話したら「今日は食べなかった」と言うから、12/25に食べてねと言ったのに、食べない。「わたしはもうカネムマンさんのソーセージ食べたことあるから大丈夫だよ」と言っても食べない。
「ちゃんと眺めてるよ、まきちゃんが帰ってきたら一緒に食べよう」
眺めないで食べてくれ。
この流れで、察するじゃないですか。電話でどんなにふざけた話しかしなくて、憎まれ口ばかりでも。
父、わたしが帰ってくるのを楽しみにしてるのでは……?
帰っても通っている「バトンズの学校」の課題ばかりしてることになりそうなわたしとしては申し訳ないけど、でも顔を見て一緒においしいごはんを食べて、それだけでも十分よろこんでくれるでしょう、うん。
絵付教室で描いていた焼酎カップの絵付も完成して、焼きあがった。鳥と唐草の柄のカップ。いま、飛行機の中でわたしの洋服やタオルに包まれて、届けられるのを待っている。
前にもざくろの絵を描いたお皿を持って帰って渡したのだけど、素人のわたしが拵えたものを立てて飾ってあります。やめてほしい使ってほしいと何度言っても聞きません。
このカップは、使ってもらえるといいなあ。
まあ、父が使わなくてもふたつ描いたからひとつは必ず使う、わたしが。飾るほどのもんじゃないので、ほんとうに。
父へ。いま、おみやげと帰ってますからね。あ、飛行機が着陸した。
30minutes note No.929
さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。